バレンタインデーである。
僕は夜勤明けで帰宅してから、また夜に仕事に出るまでは、家で睡眠だ。風邪を一刻も早く治したいからでもあるが、薬がきいてうとうとしてしまうのだ。
でも、いろいろアイドルイベントなどに行っていると、ありがたいことに、「感謝チョコ」というやつをもらえたりする。こういうものに、僕はコロッとだまされるのである。

森永健次郎監督の「美しい暦」を見た。1963年。
石坂洋次郎原作。
吉永小百合と浜田光夫との学生どうしの淡い恋愛。
長門裕之と芦川いづみの先生どうしの恋愛。
学生どうしは、キスにも至らず、せっかくのチャンスも男の方が「僕たちはまだこどもに過ぎない」と拒絶する。
先生どうしは、プロポーズに至る。
ああ、健全。
登山でしりあったカップルが、ロミオとジュリエットの演劇を経て、サイクリングで親交を厚くする。
古臭い話のように思えるが、そうでもない。
ここで描かれる女子校の姿は、「あるある」と思わせるものだったからだ。
なお、吉永小百合と丹阿弥谷津子の母子は、魅力的で困った。

続けて見た「海抜0米」は倍賞智恵子が先生を演じるこれも女子学園もの。と、いうか、教育もの。
バレーボール部の練習で回転レシーブしていたり、学生がヘルメットなしでバイク2人乗りしていたりして時代を感じるが、かなり現代に近い。
家に寝たきりの老人がおり、貧乏で学費を滞納している学生がいる。
先生を好きになり、生理日になると万引きを繰り返し、ついには自殺してしまう学生がいる。
駆け落ちして同棲したかと思えば、モデルのコンクールに出て、華々しい世界に身を投じる学生がいる。(このコンクールの司会がトニー谷)
主人公の女性教師を精神的に助けるのは、文字どおり精神科医の男性で、「だいたい、きちがいって奴は案外純真なんです」とうれしいことを言ってくれたりする。
生徒に人気にある先生に難くせをつけて正論でつぶそうとしてくる教師が配されているのもリアルな感じ。

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