京マチ子名作映画まつり「鍵」「穴」、「スタジオはてんやわんや」「金環蝕」
千日前国際シネマで、京マチ子名作映画祭り
市川崑監督の「鍵」と「穴」の2本立て。どちらも面白いことは確実。
「鍵」は谷崎潤一郎原作。
登場人物全員、一癖も二癖もある。京マチ子の眉メイクは非常に魅力的。
殺しの計画が交錯するのが面白い。
しかし、みんな、死ぬときの演技うまいこと!

「穴」は京マチ子が変装しまくるクライム娯楽編。
頭の回転早いアクションが面白い。
ドアノブに電線巻いて、地面に金属板置いて、感電させる、とか。
駅の一時預かりで他人の物をだまし取る作戦とか。
「鍵」で色盲で人殺しの老婆を演じた北林谷栄が、この映画では、バリバリやり手の女性役で出ていた。「鍵」の役のたぶん半分くらいの年齢設定かな。

帰宅後、ビデオで引き続き、京マチ子映画見る。
「スタジオはてんやわんや」
前半はインタビュー、後半はファンのためのステージで、大映のスター勢ぞろい。
東京の撮影所とは違って、京都の撮影所の風景になると、とたんに時代劇の役者が多くなるのが面白い。
京マチ子はほんのちょっとしか出て来ない。

「金環蝕」は石川達三原作、山本薩夫監督の作品。?975年。
政財界の癒着、汚職を描く。
政治の世界を描いているためか、登場人物はほとんど男。京マチ子は爆弾として登場。
「鍵」のときも思ったが、仲代達矢の演技のすごさは鬼気迫るものがある。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索