ぺとぺとさん (ファミ通文庫)
2007年8月15日 読書
ISBN:4757717474 文庫 木村 航 エンターブレイン 2004/02 ¥672
エロエロ妖怪「ぺとぺとさん」こと「藤村鳩子」こと「ぺと子」を中心とした、妖怪たちとこどもたちが共に学ぶクラスでのいろんなエピソード。
萌え要素を並べればオタクは喜ぶんでしょ、というような「売らんかな」的スタンスではなく、本当に「かわいい」とはどういうことなのかをちゃんとわからせてくれる、面白い本だった。
カエル(実はぺと子)が鳴く「げろげーろ」とか。
「正義と真実の人、藤村鳩子や」というオールドファンへの配慮も。
僕が一番面白くてかわいいと思ったのは、ぬりかべの「真壁ぬりえ」だ。
アニメは第1話しか見ていないが、これも見る機会があったら、見てみよう。
さて、この『ぺとぺとさん』のなかに、ユーちゃんと呼ばれる女の子が出てくる。
ユーちゃんは妖怪ずんべらぼうで、本名は守口雄一。
人間、守口雄一から名前をもらっているため、可愛い女子なのにこんな名前なのだ。
さて、吉野紗香が「攻殻機動隊」を見て感動し、草薙素子役をやりたい、とブログに書いたことで、ブログが炎上している。
「おまえなんかに出来るわけない」と非難囂々なのだ。
ひととおりまるで2ちゃんねるかと見紛うばかりのクソコメントの数々を読んだが、きっとだれかが言うだろう、と思ってたことがまだ書き込まれていない。
もしも攻殻機動隊を読むなり見るなりしたことがあれば、草薙素子の外見ってのは単なる義体であることを、みんな知っているはずだ。
つまり、取り替え可能。
吉野紗香がその義体になったとしてもおかしくはない。
だから「おまえにはできない」と非難するということは、草薙素子の正体をわかっていないことの証明なのだ。
これは、『ぺとぺとさん』で可愛い女の妖怪が「守口雄一」という名前をたまたま獲得した経緯と似ている。
「守口雄一なんて名前をずんべらぼうがつけるわけない」と非難しているようなもので、まったくわかっていないとんちんかんな反応だ。
それでもあの漫画やアニメで描かれた草薙素子の外見にこだわりたいのなら、それは「攻殻機動隊」の世界観の外で語るべきことであって、いったん作品の世界観を受け入れたら、吉野紗香であろうとだれであろうと、守口雄一であろうと、草薙素子になりうるわけだ。非難する足場がどこにもない。
そう言えば、この『ぺとぺとさん』に出てくる妖怪たちは、姿形を変えるものが多い。
ぬりちゃんは、壁から壁へと移動して、自分の意志によって人間の形をとっている。
ぺと子も濃くなったり薄くなったりする。
カッパの沙原くぐるも姿を変える。
外見が変わっても、アイデンティティーは変わらない。
攻殻機動隊のファンは、あの作品の世界観を認めておきながら、なにゆえに外見でものを言うのか。
さて、これだけ書けば、このブログも炎上するかな?
ダメオシにこれも書いておこう。
もしも攻殻機動隊の実写版映画が撮影されるなら、僕が草薙素子を演じたい!
エロエロ妖怪「ぺとぺとさん」こと「藤村鳩子」こと「ぺと子」を中心とした、妖怪たちとこどもたちが共に学ぶクラスでのいろんなエピソード。
萌え要素を並べればオタクは喜ぶんでしょ、というような「売らんかな」的スタンスではなく、本当に「かわいい」とはどういうことなのかをちゃんとわからせてくれる、面白い本だった。
カエル(実はぺと子)が鳴く「げろげーろ」とか。
「正義と真実の人、藤村鳩子や」というオールドファンへの配慮も。
僕が一番面白くてかわいいと思ったのは、ぬりかべの「真壁ぬりえ」だ。
アニメは第1話しか見ていないが、これも見る機会があったら、見てみよう。
さて、この『ぺとぺとさん』のなかに、ユーちゃんと呼ばれる女の子が出てくる。
ユーちゃんは妖怪ずんべらぼうで、本名は守口雄一。
人間、守口雄一から名前をもらっているため、可愛い女子なのにこんな名前なのだ。
さて、吉野紗香が「攻殻機動隊」を見て感動し、草薙素子役をやりたい、とブログに書いたことで、ブログが炎上している。
「おまえなんかに出来るわけない」と非難囂々なのだ。
ひととおりまるで2ちゃんねるかと見紛うばかりのクソコメントの数々を読んだが、きっとだれかが言うだろう、と思ってたことがまだ書き込まれていない。
もしも攻殻機動隊を読むなり見るなりしたことがあれば、草薙素子の外見ってのは単なる義体であることを、みんな知っているはずだ。
つまり、取り替え可能。
吉野紗香がその義体になったとしてもおかしくはない。
だから「おまえにはできない」と非難するということは、草薙素子の正体をわかっていないことの証明なのだ。
これは、『ぺとぺとさん』で可愛い女の妖怪が「守口雄一」という名前をたまたま獲得した経緯と似ている。
「守口雄一なんて名前をずんべらぼうがつけるわけない」と非難しているようなもので、まったくわかっていないとんちんかんな反応だ。
それでもあの漫画やアニメで描かれた草薙素子の外見にこだわりたいのなら、それは「攻殻機動隊」の世界観の外で語るべきことであって、いったん作品の世界観を受け入れたら、吉野紗香であろうとだれであろうと、守口雄一であろうと、草薙素子になりうるわけだ。非難する足場がどこにもない。
そう言えば、この『ぺとぺとさん』に出てくる妖怪たちは、姿形を変えるものが多い。
ぬりちゃんは、壁から壁へと移動して、自分の意志によって人間の形をとっている。
ぺと子も濃くなったり薄くなったりする。
カッパの沙原くぐるも姿を変える。
外見が変わっても、アイデンティティーは変わらない。
攻殻機動隊のファンは、あの作品の世界観を認めておきながら、なにゆえに外見でものを言うのか。
さて、これだけ書けば、このブログも炎上するかな?
ダメオシにこれも書いておこう。
もしも攻殻機動隊の実写版映画が撮影されるなら、僕が草薙素子を演じたい!
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