ISBN:4582286119 大型本 巖谷 國士 平凡社 2007/04 ¥2,700
鶴見はなぽーとブロッサムで、ミルキーハットのライブ。
午後2時からの1回目
1.HIP HOP MIX(ダンス)
2.軌跡
3.歩いて行こう
4.シノブ(メンバー紹介ダンス)
5.We Love Sweets
6.大航海ランドスケープ
雨はやみ、適度な涼しさの中でのライブ。
ブロッサムのセール中とあって、客席も満員だった。
ライブ後はこども限定の握手会と、物販。
午後4時からの2回目
1.HIP HOP MIX
2.We Love Sweets
3.ダンデライオン
4.シノブ
5.ハッピーメイカー
6.大航海ランドスケープ
毎回思っていたことだが、今回は特に、まみかの身のこなし方にシビレた。
ダンスが一番得意なのはユイ。上手なのはレナ。
だけど、努力によってダイナミックなダンスをものにしたカヨ(勝手に僕がそう思いこんでいる)と、生まれもった資質で小気味のいいダンスをするマミカに、ついつい見惚れてしまう。
もちろん、ミルキーハットは単なるダンサーの集まりではないのだから、ダンスさえよければそれでよし、というわけではない。
モデルのように美しいチヒロ、知的なグラビアアイドルのトモミ、天使のように性格のいいサヤカ。いやはや、すごいメンバーが揃ったものだ。全部、思いこみ?勘違い?ほっといてくれ!夢を見させてくれ!
そうそう。マミカ。彼女のダンスは、人と同じように動いているように見えて、なんだか違う。人間のレベルを1つ超えているように思えるのだ。だから、意外とソロダンスのときよりも、みんなであわせて同じ振り付けで踊っているときに、マミカの尋常じゃない身体性が見えてくる。その対極にあるダイナミックなカヨとは、まさに平成の名勝負。
帰宅途中から、NHK-FM「現代の音楽」
ジョン・コリリアーノ作曲の「交響曲 第1番」(チェロ)ジョン・シャープ (ピアノ)スティーヴン・ハフ (管弦楽)シカゴ交響楽団 (指揮)ダニエル・バレンボイム
1990年の作品。「ザ・キルト」という美術作品がある。エイズに冒された人たちが着用していた衣服など をパッチワークした作品なのだそうだ。この交響曲も、エイズで亡くした友人たちの思い出をキルトのように織り込んだ作品になっている。
ポスト前衛の新しい折衷主義作品。
と、これは西村朗氏の解説を適当にまとめたものだが、電波の入りがあまりよくなくて、雑音と闘いながらこの交響曲を聞くはめになったのは、なんとも残念だ。CDを探して、ちゃんと聞くことにしよう。
読んだ本は、『澁澤龍彦 幻想美術館』東日本を巡回している同名展覧会の図録になる。文章は巖谷國士。
以下、目次にそって、展示作品やキーワードなど。
はじめに
肖像アルバム
澁澤龍彦の美術世界 序にかえて
幻想美術館 7つの展示室
第1室 澁澤龍彦の出発
1−1昭和の少年(武井武雄、ヘチマコロン)
1−2戦後の体験(コクトー、ブルトン、サド)
1−3サド復活まで(ベルメール、ダリ、三島)
第2室 1960年代の活動
2−1美術家との出会い(加納光於、瀧口修造、野中ユリ)
2−2土方巽と暗黒舞踏(バラ色ダンス)
2−3さまざまな交友(池田満寿夫、中村宏、唐十郎)
第3室 もうひとつの西洋美術史
3−1マニエリスムの系譜(アルチンボルド、パルミジャニーノ、カロ)
3−219世紀の黒い幻想(ルドン、モロー)
第4室 シュルレアリスム再発見
4−1エルンストにはじまる(タンギー、マグリット、デペイズマン)
4−2傍系シュルレアリストたち(デルヴォー、ベルメール、スワーンベリ、モリニエ、ゾンネンシュターン)
第5室 日本のエロスと幻想
5−1血と薔薇の頃(伊藤晴雨、佐伯俊男)
5−2青木画廊とその後(横尾龍彦、金子國義、高松潤一郎、四谷シモン)
第6室 旅・博物誌・ノスタルジア
6ー1ヨーロッパ旅行(ボマルツォ)
6ー2博物誌への愛(ペレール、ヴァトー)
6ー3日本美術を見る目(酒井抱一)
6ー4ノスタルジア(カトリーヌ・ドゥヌーヴ、フォーコン)
第7室 高丘親王の航海
7−1ひそやかな晩年(喉頭癌、体重37キロ)
7−2最後の旅〜1987(8月5日、読書中に頸動脈破裂)
名鑑 澁澤龍彦をめぐる260人
澁澤龍彦年譜
主要著書ギャラリー
著作目録/参考文献
全展示作品リスト
細江英公が撮った由比ガ浜での澁澤、矢川のコイコイ風景は美しい。
同じような構図での、唐十郎、李礼仙の生活感あふれる写真とは対照的。
こどもの頃に接した武井武雄の「お化けのアパート」は、長じて若冲の「付喪神図」とオーバーラップし、自らのデッサン「海ネコの王」へとつながる。
名鑑に寺山の名前があったので「澁澤は寺山とも交流があったんだ」と思って読んでみたら、「59年にエッセーで寺山の短歌をとりあげているが、その後親しく交友した形跡はない」なーんだ。
本書所収の多くの美術作品は、澁澤龍彦に教えてもらったも同然で、自分の学生時代を思い出してしまった。
東日本に見に行くべきか、いや、それとも。いや、それとも。
鶴見はなぽーとブロッサムで、ミルキーハットのライブ。
午後2時からの1回目
1.HIP HOP MIX(ダンス)
2.軌跡
3.歩いて行こう
4.シノブ(メンバー紹介ダンス)
5.We Love Sweets
6.大航海ランドスケープ
雨はやみ、適度な涼しさの中でのライブ。
ブロッサムのセール中とあって、客席も満員だった。
ライブ後はこども限定の握手会と、物販。
午後4時からの2回目
1.HIP HOP MIX
2.We Love Sweets
3.ダンデライオン
4.シノブ
5.ハッピーメイカー
6.大航海ランドスケープ
毎回思っていたことだが、今回は特に、まみかの身のこなし方にシビレた。
ダンスが一番得意なのはユイ。上手なのはレナ。
だけど、努力によってダイナミックなダンスをものにしたカヨ(勝手に僕がそう思いこんでいる)と、生まれもった資質で小気味のいいダンスをするマミカに、ついつい見惚れてしまう。
もちろん、ミルキーハットは単なるダンサーの集まりではないのだから、ダンスさえよければそれでよし、というわけではない。
モデルのように美しいチヒロ、知的なグラビアアイドルのトモミ、天使のように性格のいいサヤカ。いやはや、すごいメンバーが揃ったものだ。全部、思いこみ?勘違い?ほっといてくれ!夢を見させてくれ!
そうそう。マミカ。彼女のダンスは、人と同じように動いているように見えて、なんだか違う。人間のレベルを1つ超えているように思えるのだ。だから、意外とソロダンスのときよりも、みんなであわせて同じ振り付けで踊っているときに、マミカの尋常じゃない身体性が見えてくる。その対極にあるダイナミックなカヨとは、まさに平成の名勝負。
帰宅途中から、NHK-FM「現代の音楽」
ジョン・コリリアーノ作曲の「交響曲 第1番」(チェロ)ジョン・シャープ (ピアノ)スティーヴン・ハフ (管弦楽)シカゴ交響楽団 (指揮)ダニエル・バレンボイム
1990年の作品。「ザ・キルト」という美術作品がある。エイズに冒された人たちが着用していた衣服など をパッチワークした作品なのだそうだ。この交響曲も、エイズで亡くした友人たちの思い出をキルトのように織り込んだ作品になっている。
ポスト前衛の新しい折衷主義作品。
と、これは西村朗氏の解説を適当にまとめたものだが、電波の入りがあまりよくなくて、雑音と闘いながらこの交響曲を聞くはめになったのは、なんとも残念だ。CDを探して、ちゃんと聞くことにしよう。
読んだ本は、『澁澤龍彦 幻想美術館』東日本を巡回している同名展覧会の図録になる。文章は巖谷國士。
以下、目次にそって、展示作品やキーワードなど。
はじめに
肖像アルバム
澁澤龍彦の美術世界 序にかえて
幻想美術館 7つの展示室
第1室 澁澤龍彦の出発
1−1昭和の少年(武井武雄、ヘチマコロン)
1−2戦後の体験(コクトー、ブルトン、サド)
1−3サド復活まで(ベルメール、ダリ、三島)
第2室 1960年代の活動
2−1美術家との出会い(加納光於、瀧口修造、野中ユリ)
2−2土方巽と暗黒舞踏(バラ色ダンス)
2−3さまざまな交友(池田満寿夫、中村宏、唐十郎)
第3室 もうひとつの西洋美術史
3−1マニエリスムの系譜(アルチンボルド、パルミジャニーノ、カロ)
3−219世紀の黒い幻想(ルドン、モロー)
第4室 シュルレアリスム再発見
4−1エルンストにはじまる(タンギー、マグリット、デペイズマン)
4−2傍系シュルレアリストたち(デルヴォー、ベルメール、スワーンベリ、モリニエ、ゾンネンシュターン)
第5室 日本のエロスと幻想
5−1血と薔薇の頃(伊藤晴雨、佐伯俊男)
5−2青木画廊とその後(横尾龍彦、金子國義、高松潤一郎、四谷シモン)
第6室 旅・博物誌・ノスタルジア
6ー1ヨーロッパ旅行(ボマルツォ)
6ー2博物誌への愛(ペレール、ヴァトー)
6ー3日本美術を見る目(酒井抱一)
6ー4ノスタルジア(カトリーヌ・ドゥヌーヴ、フォーコン)
第7室 高丘親王の航海
7−1ひそやかな晩年(喉頭癌、体重37キロ)
7−2最後の旅〜1987(8月5日、読書中に頸動脈破裂)
名鑑 澁澤龍彦をめぐる260人
澁澤龍彦年譜
主要著書ギャラリー
著作目録/参考文献
全展示作品リスト
細江英公が撮った由比ガ浜での澁澤、矢川のコイコイ風景は美しい。
同じような構図での、唐十郎、李礼仙の生活感あふれる写真とは対照的。
こどもの頃に接した武井武雄の「お化けのアパート」は、長じて若冲の「付喪神図」とオーバーラップし、自らのデッサン「海ネコの王」へとつながる。
名鑑に寺山の名前があったので「澁澤は寺山とも交流があったんだ」と思って読んでみたら、「59年にエッセーで寺山の短歌をとりあげているが、その後親しく交友した形跡はない」なーんだ。
本書所収の多くの美術作品は、澁澤龍彦に教えてもらったも同然で、自分の学生時代を思い出してしまった。
東日本に見に行くべきか、いや、それとも。いや、それとも。
コメント
まみかちゃんも、独特な感じ踊りですね。それにしても、
歩いて行こうは名曲です。できれば、MAXやアムロちゃんの
ようなカッコイイ曲を作ってあげて、もっとカッコイイ
ミルキーをみたいです。欲しいですね。