エレクトロマ

2007年5月11日 映画
DAFTPUNKの「エレクトロマ」を見た。2006年。
ロボットの世界で、人間になりたいと思った2体のロボットが、人間の顔(特殊メイクのかぶりもの?)を得るが、太陽熱でとけてしまう。
そのあとは、ひたすら歩いて自爆する1体。自爆しきれずに炎上しながら歩き続ける1体。
トーマ・バンガルテル&ギ=マニュエル(ダフトパンク)監督。
主演のロボット(宇宙刑事と南海電車ラピート)は、「ダフトパンク」と書かれた皮ジャンを着たピーター・ハートゥとマイケル・ライヒが演じている。
誰でも演じられそうだけどね!
一般市民がロボットのマスクかぶっている面白さや、
人間の顔(大きい!しかも醜い)をかぶって町を歩く主人公たち、
なぜかロボットたちに追い掛けられる2人の主人公、
顔がとけてしまってすねるロボット、
人間の顔を水洗トイレに流すロボット、
沙漠の風景だと思ってたら女体をクローズアップしてた、
背中の自爆装置に手が届かない、
太陽光線の焦点で自分を燃やして自殺しようとする、
全身燃えているのに死ねずに行進してる(どこに行く気だ)、
など、どう見てもこれはお笑い映画なのだが、なぜか客席から笑い声は聞こえなかった。ギャグの連発にあきれはてていたのかもしれない。
この映画は、一見してわかるように、GERRYのパロディになっている。
車に乗って現れた2人が、沙漠を歩いて、片方が自爆装置をONするように頼む。まったく一緒だ。
「GERRY」の場合は、足音だとか呼吸だとか自然の音が鳴っていたところに、この「エレクトロマ」では、効果的かどうかに関わりなく、ダフトパンクの好きな音楽がかかっている、という違いがあったくらいか。ブライアン・イーノやトッド・ラングレンがかかっていた。
「エレクトロマ」というそれらしいタイトルもギャグだ。
内容に即したタイトルをつけるとしたら「もしもシリーズ:もしもGERRYがロボットだったら」になる。
あるいは「メカジェリーの逆襲」か。

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