フロッグマン

2007年1月25日 映画
フロッグマン
アメリカ映画「フロッグマン」を見た。2004年。
B級丸出しの映画。
アマゾンのあらすじをそのまま書くと、こう。

「驚異的な進化を遂げた“カエル”が登場するアクションホラー。とある町で大量発生した奇形生物の調査に乗り出したバーバラは、その原因が薬品工場が廃棄した化学物質にあることを突き止める。そして、その化学物質は一匹のカエルを驚異的に進化させ…」

この人間大になったカエルこそ、フロッグマンだ。
フロッグマンは遺伝子の設定上、女性を襲わずにはいられない。
いちゃいちゃしている男女を見つけると、たまらずにフロッグマンはそこに介入し、男をたたき出して、女と交わる。
女性の観客が集まるアメリカンフットボールの試合に乱入して、プレイ中の選手をなぎ倒す。
挙げ句の果てには、クリスチャン学校の女子寮に侵入する。
(中年女性の寮監は、殴られただけで襲われていない。不審に思ってたら、バーバラが解明する。「彼女はもう枯れているのよ!」)
主人公のバーバラはいきなり胸をはだけて、フロッグマンをおびき寄せて、攻撃する。
最後には、女を襲う輩を退治する昔ながらの方法で、フロッグマンも最期を迎える。父親が出てきてライフルで射殺だ。あっさりフロッグマンもやられる。
ラストは、フロッグマンと交わった女性が、半魚人のようなこどもを生んで絶叫するシーンで終わっている。お約束!カエルが巨大化したはずだから、オタマジャクシがうまれるのかと思っていたが、直立二足歩行するカエルの子はカエルだったのか。
エンドロールでは、フロッグマンがマイケル・ジャクソンばりのダンスを見せる。まさに人を小馬鹿にしたような映像だが、本当にマイケルのファンだったらしくて、2005年のマイケル・ジャクソンの裁判時に、野次馬として駆け付けたフロッグマンの姿がスクープされている。
最近はじまったテレビ番組でホリケンと、AKB48の峯岸みなみと篠田麻里子が出ている「ファイテンション・デパート」というのがある。そこで流れるアニメを作っているのもフロッグマン名義で、サブカルの匂いがぷんぷんするが、映画の方のフロッグマンも負けてはいない。
監督はコーディ・ジャレット。これが2作めになる。1作めが「Surfbroads」というタイトルなので、水ものが好きなのかもしれない。
このコーディ・ジャレット、監督だけじゃなく、脚本も書いているしプロデューサーでもあるし、音楽だってやっている。
エンドクレジットで確認すると、劇中にも流れるGlam Spice GenerationやTeen Machineの曲を書いていた。曲名も「The Flog That You Love」とか「Go Falcons!」とか、そんなシーン、どこにあったのか?と思わせるものだ。なお、Teen Machineはアルバムも出しているハリウッドのパワーポップバンドで、コーディ・ジャレットはそのメンバーとして活躍もしているのだ。
多才と呼んでいいのか?いいズラ!
コーディ・ジャレットは監督4作めの新作「Suger Boxx」では自ら出演もしている。
(1990年「フォード・フェアレーンの冒険」でも俳優として出演していたらしい。それ以外は、スタンドインなどで一応、スクリーンには出ていたようだが)
ところで、このコーディ・ジャレット、「白熱」でジェームズ・キャグニーが演じた悪役の名前そのまんまだ。本名?芸名?
http://www.froggg.com/

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