ISBN:4073069632 文庫 古橋 秀之 メディアワークス ¥536
格闘ゲームノベル。
10年くらい格闘ゲームから離れていて、つい最近ゲームセンター行ってみたら、まだまだ格闘ゲームに熱中している層は健在だった。
そのフロアーだけがはっきりと温度が高くてびっくりした。
この『ソリッドファイター』はバーチャファイターに熱中していた頃の青春編で、『ブラックロッド』に見られた作者のゲーム好きな面が如実にあらわれている。
主人公はバイトでバグチェックしている高校生。
格闘ゲームならではの用語が飛び交い、現役ではない僕にはとても懐かしい思いがした。
ゲームでのおとしまえをゲームでつける、徹底的なゲーム小説なので、あとがきで「三部作」をうたっていても、その後が続かなかったのもよくわかる。
この1冊でやりたいことはだいたいやりつくしているような気がするからだ。
もしも続編があるとすれば、実際のゲームの世界でコンボだキャンセルだつかみだ打打打蹴だ云々とはまた違う用語がとびかう展開をしたときだろう。
僕はあいにくとアーケードで格闘ゲームをすることはなくなったので、そのあたりの事情は知らないが、ゲームセンターをのぞいて見たかぎりにおいては、昔のゲームシステムと大きく変わりはないように見えた。
どうなんでしょう、詳しい人、教えて。

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