天王寺のMIOホールで、ミオ写真奨励賞2006入賞者作品展が開催されている。
初日の今日は審査員ギャラリートークと授賞式が行われた。
なんとグランプリをとったのは、以前、僕のライブにも出演してもらったことのある高西知泰くんだった。
海外からの応募者も多数あるなかでのグランプリは快挙というしかない。
モノクロームの作品がやはり目立った。
光と影で成立している写真芸術だけに、テーマがより鮮明になるせいか。
僕が見るところ、モノクロームの写真は、現実を映しているようで、現実でない、何やら夢のような、寓意を含んだ世界に見えてしまう。
これはひょっとしたら、幼いときに白黒テレビを見ていた世代の感覚なのかもしれない。
生まれたときからカラーテレビとカラー写真で育った世代に、モノクロームがどのような位置付けにあるのか、ちょっと興味がある。長じて後、先人のモノクローム作品によって「文化」化されでもしないと、そもそもモノクロームの発想そのものが出てきにくいんじゃないか、と思うからだ。
さて。

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