森田宏幸監督の「猫の恩返し」を見た。スタジオジブリ。2002年
これもまたテレビ放送の録画を見つけて見たもので、まず、石川梨華と田中れいながナビゲーションで出て来た。ジブリ作品で声をあてている我修院達也も。
まず、スタジオジブリの短編作品が放送された。
「そらいろのたね」全3話。1992年。絵本
「なんだろう」1992年。日本テレビのキャラクター
「On Your Mark」1995年。チャゲ&飛鳥
さて、本編。
これもまた、少女が猫の国という異界に行って、戻ってくる話。
狸御殿みたいな話なのだが、なぜ狸でなく猫なのか、に答える必然性は1ケ所。猫王の行列で二本足で立ち、前足を曲げる猫の姿は狸では出せない可愛さがあった、と思う。それだけ?それで十分!
一方、猫が軍隊みたいなのを組織したりするのは、イメージにあわなかった。ああいう主従関係とか支配関係はイヌ族にまかせておけばいいのだ。猫が恩返しする、という発想も違和感があった。猫は恩知らずで、そこが魅力なのに。はっきり言って、こいつら、猫じゃない。猫をかぶった別の生物だ。そうか。どこかで見たことある、と思ってたら、これ「耳をすませば」のバロンだったのか!それで猫なのか。「耳をすませば」は10年以上前に劇場で見ただけなので、ストーリーとか全然覚えていなかった。でも、この「猫の恩返し」では、バロン別に出て来なくてもよかったのにな、と思った。特別出演扱いですか。そうですか。
楽しかったシーンは、ラストで上空高くから落下し、鳥の大群が作ったらせん階段をおりるところ。これが爽快。
昨日見た「千と千尋の神隠し」にくらべると、異界を通過して戻ってきた少女が、大きな変化をしていないのがよかった。少女にとって、猫の国での冒険は、ひと夏のエピソード程度の重みしかないようで、それでこそ少女じゃないか、と共感したのだ。
なお、この映画、猫のナトルの声を濱田マリちゃんがあてている。
マリちゃんが声をやっている、とまったく意識せずに見終わってから、巻き戻して聞き直し、「あっ、本当にマリちゃんだ!」とわかった次第。あんなに声に特徴あるのに、役柄になりきっていて、マリちゃんを感じさせなかったのは、さすがのひとこと。

コメント

nophoto
setuharu
2006年8月7日0:26

お初です、今晩は。
猫の恩返し懐かしいですね〜。
猫の中の猫、王の中の王、ネコ王さまには笑いましたっけ。
私的には最近のジブリのベストは「カゼノトオリミチ」で、
http://www.youtube.com/watch?v=RddVEyfLuQs
この夏のベストは「時をかける少女」でした〜
Yahoo映画のユーザー評価で超高得点とってます。
http://www.youtube.com/watch?v=ErBhIwmyYiY
http://www.youtube.com/watch?v=X7SQmQjtuSk

保山ひャン
保山宗明玉
2006年8月7日2:12

コメントありがとうございます。
カゼノトオリミチ、未見です。
チェックさせてもらいます。

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