映画「情熱の花」を見た。1960年。
テレビで「ザ・ヒットパレード」というドラマをしており、そこでなっちとあさみん姉妹がザ・ピーナッツの役で出演していた。
ザ・ピーナッツは、歌のうまさは一流で、外国曲など歌っているのに、どこか田舎者っぽいイメージがあった。安倍姉妹のイメージと、ぴったり来るのだ。ザ・ピーナッツの歌をレパートリーにしているWよりも、本家に近い。
と、いうわけで、ザ・ピーナッツが出演し、もちろん歌もうたっているこの映画を見ることにした。
監督は堀池清。
問題児を集めた教護院、東京学園。
脱走してトランペットを盗み、逃げる少年。
相棒のワルは楽器店の店員を刺し殺してしまった。
少年補導員の女性に見つかり、少年は学園に戻る。
ところが、この少年補導員の兄こそが、死んだ楽器店の店員だったのだ。
少年補導員は、警察の楽隊員に頼んで、学園に楽器を持って行き、音楽に触れてもらおうとする。
心をとざしていた少年も、徐々に音楽の力、トランペットの魅力で更正していく。
少年は相棒のワルに自首をすすめにいき、そこで格闘、警察によってワルはつかまる。
少年も、大会で学園の生徒で作った楽隊でトランペットを吹き、演奏後に警察に連れられて行く。
この映画では、ザ・ピーナッツは少年補導員の友人で、そのまま歌手の役柄で出ている。
「悲しき16才」
「心の窓に灯を」
「情熱の花」
以上3曲が歌われている。冒頭シーンの警察の吹奏楽パレードシーンや、少年の吹くトランペットなどでも、これらの曲が演奏される。
荒れた心に音楽が救いになる、というイメージは、かなり前に読んだ牧野吉晴『海の鉄仮面』という小説をすぐに思い出すのだが、余儀無く本を処分してからというもの、焼け野原で弾くピアノのシーン以外、何も思い出せない。ピアノじゃなくて、オルガンだったかもしれない。
そうそう、この映画、ザ・ピーナッツが出ていること以外に、特筆すべき箇所はないな、と思った。
少年補導員が稲垣美穂子、楽隊員が沢本忠雄だったことくらいかな。
稲垣美穂子は1961年には日活をやめてしまうけど、この映画が上映された1960年だけでも10本以上の映画に出ている。スターだったのだ。
沢本忠雄は「どてらい男」での印象が強くて、いつまでたっても、いじめ役のイメージが抜けない。最近になって、「事件記者」の沢本忠雄を見てなんだか違和感を覚えたりした。事件記者の方が先なんだけど、見た順が逆だったので。
とかなんとか。昨日、テレビで「下妻物語」やってたのを見た。
劇場でも見ていたけど、見始めたら、止まらなかった。最後まで見た。
ノーカット放送ではなかったが、じゅうぶん面白い。
途中でアニメが入るところなど、当時の流行を思い出させる(キルビルとか)。
ラストあたりで、深田恭子が花を散らした絆創膏を顔に貼っているのに拍手した。
野ばら君、早くまた大阪で「へなちょこ」でも開店しないかな。
テレビで「ザ・ヒットパレード」というドラマをしており、そこでなっちとあさみん姉妹がザ・ピーナッツの役で出演していた。
ザ・ピーナッツは、歌のうまさは一流で、外国曲など歌っているのに、どこか田舎者っぽいイメージがあった。安倍姉妹のイメージと、ぴったり来るのだ。ザ・ピーナッツの歌をレパートリーにしているWよりも、本家に近い。
と、いうわけで、ザ・ピーナッツが出演し、もちろん歌もうたっているこの映画を見ることにした。
監督は堀池清。
問題児を集めた教護院、東京学園。
脱走してトランペットを盗み、逃げる少年。
相棒のワルは楽器店の店員を刺し殺してしまった。
少年補導員の女性に見つかり、少年は学園に戻る。
ところが、この少年補導員の兄こそが、死んだ楽器店の店員だったのだ。
少年補導員は、警察の楽隊員に頼んで、学園に楽器を持って行き、音楽に触れてもらおうとする。
心をとざしていた少年も、徐々に音楽の力、トランペットの魅力で更正していく。
少年は相棒のワルに自首をすすめにいき、そこで格闘、警察によってワルはつかまる。
少年も、大会で学園の生徒で作った楽隊でトランペットを吹き、演奏後に警察に連れられて行く。
この映画では、ザ・ピーナッツは少年補導員の友人で、そのまま歌手の役柄で出ている。
「悲しき16才」
「心の窓に灯を」
「情熱の花」
以上3曲が歌われている。冒頭シーンの警察の吹奏楽パレードシーンや、少年の吹くトランペットなどでも、これらの曲が演奏される。
荒れた心に音楽が救いになる、というイメージは、かなり前に読んだ牧野吉晴『海の鉄仮面』という小説をすぐに思い出すのだが、余儀無く本を処分してからというもの、焼け野原で弾くピアノのシーン以外、何も思い出せない。ピアノじゃなくて、オルガンだったかもしれない。
そうそう、この映画、ザ・ピーナッツが出ていること以外に、特筆すべき箇所はないな、と思った。
少年補導員が稲垣美穂子、楽隊員が沢本忠雄だったことくらいかな。
稲垣美穂子は1961年には日活をやめてしまうけど、この映画が上映された1960年だけでも10本以上の映画に出ている。スターだったのだ。
沢本忠雄は「どてらい男」での印象が強くて、いつまでたっても、いじめ役のイメージが抜けない。最近になって、「事件記者」の沢本忠雄を見てなんだか違和感を覚えたりした。事件記者の方が先なんだけど、見た順が逆だったので。
とかなんとか。昨日、テレビで「下妻物語」やってたのを見た。
劇場でも見ていたけど、見始めたら、止まらなかった。最後まで見た。
ノーカット放送ではなかったが、じゅうぶん面白い。
途中でアニメが入るところなど、当時の流行を思い出させる(キルビルとか)。
ラストあたりで、深田恭子が花を散らした絆創膏を顔に貼っているのに拍手した。
野ばら君、早くまた大阪で「へなちょこ」でも開店しないかな。
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