「新世紀Mr.BOO!ホイさまカミさまホトケさま」を見た。2004年。
Mr.BOO!のパロディが満載。
マイケル・ホイの役どころを演じるのは、ラウ・チンワン。
同じメガネをかけており、ラストでマイケル・ホイが魔法学校の校長役で特別出演するが、2人が顔をつきあわせて「似てるなあ」とか言うのが楽しい。
厨房でのカンフーも再現される。ソーセージのヌンチャクに、フライパンでの顔に斑点ギャグ(穴の開いてないフライパンなのに、顔に斑点がつく!)。
しょっちゅう骨折してギプスはめてるのもおかしい。
ラウ・チンワンは「ヒーロー・ネバー・ダイ」などに出演している。
サミュエル・ホイ役はルイス・クーで、歌もうたうし、アクションもこなすイケメン役。ブルース・リーが取りついたかのごときアクションでは、やってるあいだに止まらなくなり、悪人だけでなく、囚われていた人たちも叩きのめしてしまう。
リッキー役はチャン・シウチョン(ジョーダン・チャン)。欲望の街シリーズなどに出演。
オーバーオール着て、首にはギプス、どもり。
月面にはじめて立つ香港の宇宙飛行士からサインをもらいたい、という願いをかなえてもらう。月面にいきなりあらわれて、サインをねだるのだ。
強盗役のシー・キェン(燃えよドラゴンのミスター・ハン)は、今回はン・ジャンユー(フランシス・ン)。
ストーリーは、ドジな魔法使い見習いハミー・ポッポー(セシリア・チャン。ハリーポッターのパロディ)が、魔法のランプから出て来て、願いをかなえてあげる、というもの。
魔法の効き目が遅くて、忘れた頃に魔法が叶えられたりする。
恋人は恐竜のようなぬいぐるみに変えられており、妹の双子は、箸に変えられている。
恋人は巨大化したり凶暴化して、ジュラシック・パークまんまのパロディを演じる。ただし、この恐竜キャラ、ゲロとウンコが最大の攻撃なのだ。
双子の妹は、70年代のゴーゴーガールみたいな姿で強盗の手下になる。この双子が二重人格で、とてもキュートなのだ。
意外なところでアンディ・ラウも顔を見せる。(恐竜の素顔)
全体にギャグがベタベタで安心して笑える。

今日は、川島雄三が演出を担当した松竹の娯楽小品も見た。
「ニコニコ大会」の3編。
まずは「歌の花籠」1946年。
コントやら、「愛染かつら」のダイジェスト、古賀政男が奏でる「影を慕いて」などの第1篇と、藤原義江の「港の船出」、高峰三枝子の「湖畔の宿」、レビューなどの第2篇。レビューは松竹歌劇団のステージを撮影しているが、並木路子も確認できた。
戦後まもなくの娯楽バラエティで、今見ても、じゅうぶんに面白かった。
そして「追いつ追われつ」1946年。
森川信演じる足を洗ったスリが、スリの美女と仲良くなって、彼女も足を洗う話。
劇場での逃走劇にさしはさまれるのは、当時のレビューで、これまた娯楽の王道。
ラインダンスがはじまると、客が双眼鏡出して、ふとももを必死で見ようとしているのとか。
この作品は川島雄三がメガホンをとっている。
ラストのキスシーンはとってつけたようだが、その分、衝撃的!

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