竹本健治の『闇のなかの赤い馬』を読んだ。
ネタバレ注意。
ミッション系の学校で、ある日、神父が雷に打たれて死ぬ。
それをきっかけに、学園で奇怪な事件が起きる。
別の神父が、サンルーム内で焼け死ぬのだ。
その部屋は密室。
人体自然発火だとか、球電などの仮説が出る。オカルトだ!
主人公の少年は、なぜか、馬の夢をみてうなされる。
これはいったい?
真相ではないが、サンルーム自体が巨大な電子レンジだった、とする仮説がたてられる。
これが一番面白かったが、真相の方もかなりとんでもないことを考えている。
学園内のほとんどが犯人だったのだ。
サンルームにいる神父に大勢の人間がいっせいに鏡で光をあて、その熱で焼き殺してしまうのだ。
大きな鏡を使おうとして、鏡をはずしたら、壁に白い跡がついていた。これじゃ目立つ、と考えた人物が、そこに馬の絵をかけた。主人公は、その馬の絵がもともとあった場所を無意識にインプットしており、その後、馬の絵が移動したことが脳裏にひっかかっており、夢にみたのだ。
昨日読んだ『ぼくと未来屋の夏』でも、オカルトっぽい仮説がまずたてられる。
『ぼくと未来屋の夏』では、雷がなったとたんに犬が消えてしまう謎を、主人公の少年は「宇宙人による拉致だ!キャトルミューティテーションだ!」などと騒ぐ。(真相は、驚いた犬が狭いところにもぐりこんでいただけ)
こどもはこういうオカルトにホイホイととびつく。
ミステリーの作家も読者も、オカルトには興味津々のはずだが、オカルトにたよらずに真相を構築するのが腕のみせどころで、読みどころなのである。そうでないと、オカルト持ち出せば何でもありになってしまう。
この『闇のなかの赤い馬』は、オカルトっぽいけど真相は合理的、という意味で、また、その雰囲気も含めて、「サスペリア2」を思い出した。そう。あの絵の謎がこの作品の真相とよく似ているのだ。
録画したまま見ていなかった「ハッスルマニア」を見た。
空中元禰チョップとやら、試合を通してみるかぎりは、じゅうぶんに説得力があった。
あんなへなちょこチョップでプロレスラーに勝てるのか、なんて言ってたすべてのコメンテイターは、腹を切って詫びるべきだ。あいつら、絶対、チョップの瞬間映像しか見ていないぞ!
ネタバレ注意。
ミッション系の学校で、ある日、神父が雷に打たれて死ぬ。
それをきっかけに、学園で奇怪な事件が起きる。
別の神父が、サンルーム内で焼け死ぬのだ。
その部屋は密室。
人体自然発火だとか、球電などの仮説が出る。オカルトだ!
主人公の少年は、なぜか、馬の夢をみてうなされる。
これはいったい?
真相ではないが、サンルーム自体が巨大な電子レンジだった、とする仮説がたてられる。
これが一番面白かったが、真相の方もかなりとんでもないことを考えている。
学園内のほとんどが犯人だったのだ。
サンルームにいる神父に大勢の人間がいっせいに鏡で光をあて、その熱で焼き殺してしまうのだ。
大きな鏡を使おうとして、鏡をはずしたら、壁に白い跡がついていた。これじゃ目立つ、と考えた人物が、そこに馬の絵をかけた。主人公は、その馬の絵がもともとあった場所を無意識にインプットしており、その後、馬の絵が移動したことが脳裏にひっかかっており、夢にみたのだ。
昨日読んだ『ぼくと未来屋の夏』でも、オカルトっぽい仮説がまずたてられる。
『ぼくと未来屋の夏』では、雷がなったとたんに犬が消えてしまう謎を、主人公の少年は「宇宙人による拉致だ!キャトルミューティテーションだ!」などと騒ぐ。(真相は、驚いた犬が狭いところにもぐりこんでいただけ)
こどもはこういうオカルトにホイホイととびつく。
ミステリーの作家も読者も、オカルトには興味津々のはずだが、オカルトにたよらずに真相を構築するのが腕のみせどころで、読みどころなのである。そうでないと、オカルト持ち出せば何でもありになってしまう。
この『闇のなかの赤い馬』は、オカルトっぽいけど真相は合理的、という意味で、また、その雰囲気も含めて、「サスペリア2」を思い出した。そう。あの絵の謎がこの作品の真相とよく似ているのだ。
録画したまま見ていなかった「ハッスルマニア」を見た。
空中元禰チョップとやら、試合を通してみるかぎりは、じゅうぶんに説得力があった。
あんなへなちょこチョップでプロレスラーに勝てるのか、なんて言ってたすべてのコメンテイターは、腹を切って詫びるべきだ。あいつら、絶対、チョップの瞬間映像しか見ていないぞ!
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