サガノヘルマーの『BLACK BRAIN』全10巻を読んだ。
41世紀の未来人アガサ森田が、20世紀にやってきて、カオル少年の脳に寄生する。
この20世紀に、人類が今後進化していく上での邪進化の種があり、正常に進化させるのが目的だ。
SFエロ漫画だ。
邪進化の数々の可能性がそのまま敵としてあらわれる。
外骨格を持った昆虫型人間に進化する未来。
そんな未来が達成されると、アガサ森田は自分の存在が脅かされてしまうので、撲滅する。
あと、新宗教による未来、水棲人間への進化、有機物を含有しない機械の身体を獲得する人間観、などなど。
同じく未来からの工作員があらわれて、うっかりえらいモンスターをこさえてしまい、アガサとともに退治することになったり。
読んでいて、とても懐かしい印象だったのは、この作品、絵柄やストーリーが怪談漫画と相通ずるものがあるからだろう。
好美のぼるや川島のりかずを思い出すことが多かった。
時代のトレンドとは無関係のところで爆発するベタな魂と言ったところか。

この漫画は死神ちゃんがすすめてくれたもので、やっとのことで読むことができた。
サガノヘルマーの他の作品も読んでみたい。

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