処女歌集 恋する肉体
2005年8月24日 読書
川上史津子さんの『処女歌集 恋する肉体』を読んだ。
「肉の芽に独り性具を押し当てて果つる”強制終了”の夜」
「ノリだけで枕交わした翌る日は廉いリンスに復讐されて」
なんて、うまいなあ。
読んでいると、今までの自分の体験とか思いがバアーッと甦ってきた。
僕は彼女にふられてから、セックスはとんと御無沙汰で、このまま童貞で天寿をまっとうするんじゃないか、とあやぶんでいるくらいだった。
なんだか僕にはセックスアピールが乏しくて、僕も性欲あるくせにやせ我慢するので、仙人っぽいイメージがあるんじゃないか、と勝手に思っていた。
だが、この歌集読んで、「このまま終わってたまるか」「もう一度、甲子園をめざそう!(嘘)」と熱い炎が燃え上がった。
作中、誤植かと思っていたが、見事な言葉使いになっている歌があるので、それを紹介しておこう。
「あちこちの枝に挿したる若い餌いざという時百舌鳥の早贄」
「百舌鳥(もず)」には「しづ」とルビがふってあった。
「しづ」じゃなくて「もづ」だろう!「し」じゃなくて「も」だ!と思ったのだが、そうではなかった。
「百舌鳥」は川上史津子さんの「しづ」だったのだ。
若い餌をあちこちの枝に挿しているのは史津子さんだったのだ。
「肉の芽に独り性具を押し当てて果つる”強制終了”の夜」
「ノリだけで枕交わした翌る日は廉いリンスに復讐されて」
なんて、うまいなあ。
読んでいると、今までの自分の体験とか思いがバアーッと甦ってきた。
僕は彼女にふられてから、セックスはとんと御無沙汰で、このまま童貞で天寿をまっとうするんじゃないか、とあやぶんでいるくらいだった。
なんだか僕にはセックスアピールが乏しくて、僕も性欲あるくせにやせ我慢するので、仙人っぽいイメージがあるんじゃないか、と勝手に思っていた。
だが、この歌集読んで、「このまま終わってたまるか」「もう一度、甲子園をめざそう!(嘘)」と熱い炎が燃え上がった。
作中、誤植かと思っていたが、見事な言葉使いになっている歌があるので、それを紹介しておこう。
「あちこちの枝に挿したる若い餌いざという時百舌鳥の早贄」
「百舌鳥(もず)」には「しづ」とルビがふってあった。
「しづ」じゃなくて「もづ」だろう!「し」じゃなくて「も」だ!と思ったのだが、そうではなかった。
「百舌鳥」は川上史津子さんの「しづ」だったのだ。
若い餌をあちこちの枝に挿しているのは史津子さんだったのだ。
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