吉永みち子の『変な子と呼ばれて』を読んだ。
ピアニスト、ミッシェル近藤の人生を綴ったもの。
ミッシェル近藤は男として生まれたが、性同一性障害で、幼い頃から化粧や女装に興味があった。
化粧に対して理解ある母親、女装に対して理解ある祖父、ただし、父親だけはミッシェルの生き方がどうしても容認できない。
そこで面白いのは、父親はミッシェルがピアノのレッスンから逃げないように、毎日、学校の帰りに門までいかついバイクで乗りつけた。
毎日、いかつい父親が学校までやってくることが、結果として、ミッシェルをいじめから救ったというのだ。
ミッシェルはもう60才をこえている。
今ならいざ知らず、かつての性同一性障害者の生き方には困難が多かっただろう。
ところが、問題は「今ならいざ知らず」と言えるほど、現在でも大きく改善されたとは言い難いところにある。
(この項、続く)(かも)
ピアニスト、ミッシェル近藤の人生を綴ったもの。
ミッシェル近藤は男として生まれたが、性同一性障害で、幼い頃から化粧や女装に興味があった。
化粧に対して理解ある母親、女装に対して理解ある祖父、ただし、父親だけはミッシェルの生き方がどうしても容認できない。
そこで面白いのは、父親はミッシェルがピアノのレッスンから逃げないように、毎日、学校の帰りに門までいかついバイクで乗りつけた。
毎日、いかつい父親が学校までやってくることが、結果として、ミッシェルをいじめから救ったというのだ。
ミッシェルはもう60才をこえている。
今ならいざ知らず、かつての性同一性障害者の生き方には困難が多かっただろう。
ところが、問題は「今ならいざ知らず」と言えるほど、現在でも大きく改善されたとは言い難いところにある。
(この項、続く)(かも)
コメント
ブログにも遊びに来てくださいね!
私は性同一性障害ではござんせんわよ!