小型ロボット競技会「ロボファイトin日本橋」を見に行った。でんでんタウンにはロボット専門店の「ロボットファクトリー」という店があり、エルエルパレスのホビーロボット事業部「ロボットフォース」と共同主催で開かれた。最初にこのイベントがあると聞いたとき、「えっ、あの狭いロボットファクトリーのどこで闘うんだ?」と思ったが、開催場所はインディペンデントシアタ−2ndだった。ふだんよく演劇を上演している場所だ。
さて、このイベントの僕的目玉は「すーぱーメイドカフェ大戦」。最近日本橋に増えてきたメイドカフェのメイドさんたちがロボット使って闘う試合だ。
動かすのも覚束ない戦いで、お祭りで赤ん坊同士の「泣き相撲」してるの見たり、訓練されていない動物のレースを見るようなハラハラ感がある。
優勝はeめいどの「イーメイダー」、準優勝はccoちゃの「ジャスティス」
3位はCafe Doll、4位はメイドじゃないけどまんだらけだった。
この競技会の司会をつとめたのはレイパ−佐藤だった。何年も前に渋谷で東京プリンや鳥肌実などが出たイベントでたまたま僕もミック宮川と出演させてもらった。そのときに楽屋が一緒になったのが、このレイパー佐藤。後日、渋谷でまた会ったり、スパイキッズのイベントで司会しているのを見たりはしたが、実際に会うのはかなり久しぶりだった。テレビで「芸人になってすみません」と親に謝る番組に出てるのは見たけど。
このメイドカフェ大戦の応援席に、大好きなメイドの純ちゃんも来ていたらしいのだが、後で知った。この純ちゃんは、僕が見守ってあげないと、すぐに鬱に入ってしまうのだ。って、僕の勝手な妄想?

夢枕獏編の『空海曼陀羅』を読んだ。
「五大にみな響きあり」松岡正剛
「弘法大師」菊池寛
「空海密教の思想」藤巻一保
「沙門空海」吉田絃二郎
「空海」清水義範
「空海の言霊狩り」荒俣宏
「空海の飛白体」岡本光平
「弘法大師空海」ジョージ秋山
「ミイラ信仰の研究」内藤正敏
「ブッダの方舟(はじめに)」夢枕獏
が収められている。思想の基礎から伝記から漫画、バラエティーに富んだ空海が味わえる。
昨日読んだ『まんだら探偵空海』はアクの強さよりも、飄々とした感じが横溢していたが、この本の中の空海像もまた、いろいろだ。
「沙門空海」は戯曲だが、主人公はほとんど高岳親王で、空海はなんだか情けない。
「ミイラ信仰の研究」の空海は晩年に水銀の副作用でひどい皮膚病になり、威厳のかけらもない。
松岡正剛や荒俣宏の空海像はとにかく超人なのだ。
面白かったのは菊池寛の「弘法大師空海」で、これは空海の作品を書こうとして結局書けなかった言い訳をえんえんと書いてあるのだ。なぜ書けないかという理由を読んでいると、いつのまにか空海がどういう人物なのかわかるという不思議な作品。
以前、空海の十住心論に影響されて、階梯抜きで意識のパターンを種類に分けた「新・意識裡」という小冊子を作ったことがある。題名が駅名「新石切」のもじりであることでわかるように、意識のパターン名も全部ことば遊びだった。
たとえば、連想を包含したイメージで意識するものを「包連想」(ホウレンソウ)と名付けて例をあげたり。自分で書いたものなのに、手元に残ってなくて、思い出すたびに、「僕ってすごい!」と自画自賛するのだが、実物が手元にない特権と言えよう。心の中では美化される一方である。
それはともかく、空海に関するものを読んでいると、不思議に思うことがある。みんな、そんなに真理を知りたいんだ!という思いだ。本当はどうなんだ、真理は何だ、なんてどうでもいいことのように思う。ましてや、それを神や仏や教祖や教師に聞こうなんて思わない。真理があるとすれば、それは僕が自分で作る!と思っているのだ。それ以前に、真理なんて不要だと考えてるけど。

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