東京2日目はまず、新宿サザンシアターで「ミュージカル ギャラクシーエンジェル」を見た。昨日のWのミュージカルとは微妙に色合いの違うファンたちが大勢グッズ売り場に並んでいる。ギャラクシーエンジェルはアニメを見ていて、そのストーリーは大きく評価していたので、今回もミュージカルを見ることに決めたのだ。
伝説のロストテクノロジー「アワーズ」を使って、銀河ケーキコンテスト用にケーキを作ろうとするミルフィーユ。アワーズはまるで泡立て器そっくりなのだ。
ステージは途中でアイキャッチャーが入ったり、リアクションがまるでアニメ調だったり、かつらと衣装がそのままコスプレとしてキャラクターをあらわしていたり、アニメを見ているみたいだった。
キャストに「ウゴウゴルーガ」の小出由華がおり、蘭花・フランボワーズの役をしている。
帰阪後、「ルーガちゃんが出ていたんでしょう?どうなってた」といろんな人から聞かれたが、あんまり印象に残っていない。普通に綺麗なお姉さんに成長しているのだ。それ以上に、大阪在住の僕にとって「ウゴウゴルーガ」がほとんど見たことのない番組で、なじみが薄いということもあるのだろう。
今回のミュージカルで好感を抱いたのは、明坂聡美演ずるヴァニラ・Hだった。
役も役者もどっちも良い。
いずれ写真などを購入したりするんじゃないか、と自分の行動を予測して、おそろしい。

新宿の紀伊国屋書店でかなり長時間にわたって立ち読みなどしていた。いつも行く本屋と並び方が違うので、欲しくなる本も違ってくる。これは刺激的な読書体験だった。

夜からは池の下プロジェクト公演「邪宗門」を見る。
新宿スペース107に行くまでに、「ダメ、ゼッタイ」のムチャチータの看板を見て、以前このあたりを死神ちゃんとうろうろ歩いていたことを思い出してしまった。僕にとって東京は非日常のイベントだ。なのに、大阪にいるときと同じようなことばかり頭に浮かぶのは、何故だ。
「邪宗門」は寺山修司の作品で、黒子が役者を操り、最後には芝居であることを解体してしまう演劇だ。
客席のお客さんがつかまって、無理矢理役を与えられる。悲鳴をあげるお客さん。
客席を走り回る黒子。
桜吹雪が最後の舞台解体で客席に強風とともに吹き付けられ、客は全員桜まみれになる。
僕は最前列で見ていたので、全身桜になった。
僕はこのまま桜に埋もれていたかった。

マルタ君宅に戻る際、夜景の綺麗な長い橋を渡る。一人の移動時には僕はポータブルラジオでFM聞きながら歩くのだが、橋にさしかかったとき、まるで主題歌のようにデヴィッド・ボウイの「スターマン」がかかった。それはまさに天の配剤。長い長い橋を渡りきるまで、僕は涙を流しっぱなしだった。

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