大阪ヨーロッパ映画祭
2004年11月20日 映画今日から大阪ヨーロッパ映画祭がはじまった。
今回は、全席指定席システムになったが、最前列をねらう人の数は少なく、なんとか今日の3本は一番前で見ることができた。
で、見た3プログラムを順に書き残しておこう。忘れてしまうから。
まず、午後1時30分からクリストフ・バラティエ監督の「コ−ラス」。これはフランスで動員記録1位の大ヒット作らしい。日本では来年公開予定だ。規律の厳しい寄宿舎に新任の舎監がやってきた。彼は問題児だらけで学級崩壊している生徒たちに合唱を教え、交流をはかろうとする。
最初はどうしようもない落ちこぼれたちが、素晴らしいコーラスを披露できるようになる、日本でも受けそうな感動作だ。昔ながらのオーソドックスな学園感動ものなのだが、最近、こんなにも真正面から感動を描く作品は珍しいんじゃないか、と思った。とりあえず、映画が好きな人なら必見だろう。そして、ひねくれた人たちによる本作への批判の言葉が今から楽しみだ。
次は「タンペーレ短編映画特集」フィンランドのタンペーレ国際短編映画祭の受賞作が6本上映された。うち、3本はアニメーションだった。
イメ−ジ優先のアートっぽいのや、アル中の母親を持った娘を描くシリアスなドラマ。
クレイアニメの特徴を最大限に生かしたアニメ、二次元と三次元を融合したアニメなど。
なお、上映作品はスウェーデン、フィンランド、ウクライナの映画だったので、文字が読めず、タイトルをうまく表記できない。1本目のタイトルは「CAVE」(実写。部屋の中でカウボーイのロープ芸してる)、6本めは「Polaris」(人形アニメ)この2本だけはわかったけど、あとの作品は読めもしない。
しかし「タンペーレ」というのは、「短編」映画祭を開くにはもってこいの地名じゃないか、と思った。1回覚えたらなかなか忘れない。
3本めはジャン=フランソワ・アミゲ監督の「雲の南側」スイス映画。いきなりヨーデル唱法のテーマソングが流れてびっくりする。スイスの山奥でひとりで暮らす偏屈な男が仲間と一緒に中国旅行に出かける。仲間は「おいてきた犬が心配だ」とか「心臓病の悪化」とか「旅先でしりあった女性に恋をして、彼女の土地で住む」とかいろいろな事情で離脱していき、ついには偏屈男1人になる。この男、家族には次々と死なれて天涯孤独の身。牛を飼っていたが、狂牛病で全頭処分した直後の旅行だ。頑な心が旅行の中で少しずつ開かれていく。典型的なロードムーヴィーのパターンだが、ハリウッド映画みたいに、感動的な展開にならないのが、いい感じ。タイトルの「雲の南側」は、闘牛見たさに行った「雲南」のこと。
帰宅してからアニマックスで放送していた「広島国際アニメーションフェスティバル」を見た。
放送された受賞作は「ノーティス」「ザ・トラムNo.9ゴーズ・オン」「Loop Pool」「ストーミーナイト」「ガードドッグ」「鬼」「ルイーズ」「サウス・オヴ・ザ・ノース」
このうち「ザ・トラムNo.9ゴーズ・オン」は今日見たヨ−ロッパ映画祭の「タンペーレ短編映画特集」でも上映されたウクライナの作品だった。粘土アニメ。1日に2回も見られるなんて。
僕が一番面白い、と思った作品は「ガードドッグ」だった。馬鹿な犬の話で、なにを見てもご主人様への脅威と解釈して、撃退するのだ。ナンセンスな話ながら、これって、今はやりの北朝鮮バッシングとかイスラムの脅威と同じだなあ、と感じ入ったのだ。
今回は、全席指定席システムになったが、最前列をねらう人の数は少なく、なんとか今日の3本は一番前で見ることができた。
で、見た3プログラムを順に書き残しておこう。忘れてしまうから。
まず、午後1時30分からクリストフ・バラティエ監督の「コ−ラス」。これはフランスで動員記録1位の大ヒット作らしい。日本では来年公開予定だ。規律の厳しい寄宿舎に新任の舎監がやってきた。彼は問題児だらけで学級崩壊している生徒たちに合唱を教え、交流をはかろうとする。
最初はどうしようもない落ちこぼれたちが、素晴らしいコーラスを披露できるようになる、日本でも受けそうな感動作だ。昔ながらのオーソドックスな学園感動ものなのだが、最近、こんなにも真正面から感動を描く作品は珍しいんじゃないか、と思った。とりあえず、映画が好きな人なら必見だろう。そして、ひねくれた人たちによる本作への批判の言葉が今から楽しみだ。
次は「タンペーレ短編映画特集」フィンランドのタンペーレ国際短編映画祭の受賞作が6本上映された。うち、3本はアニメーションだった。
イメ−ジ優先のアートっぽいのや、アル中の母親を持った娘を描くシリアスなドラマ。
クレイアニメの特徴を最大限に生かしたアニメ、二次元と三次元を融合したアニメなど。
なお、上映作品はスウェーデン、フィンランド、ウクライナの映画だったので、文字が読めず、タイトルをうまく表記できない。1本目のタイトルは「CAVE」(実写。部屋の中でカウボーイのロープ芸してる)、6本めは「Polaris」(人形アニメ)この2本だけはわかったけど、あとの作品は読めもしない。
しかし「タンペーレ」というのは、「短編」映画祭を開くにはもってこいの地名じゃないか、と思った。1回覚えたらなかなか忘れない。
3本めはジャン=フランソワ・アミゲ監督の「雲の南側」スイス映画。いきなりヨーデル唱法のテーマソングが流れてびっくりする。スイスの山奥でひとりで暮らす偏屈な男が仲間と一緒に中国旅行に出かける。仲間は「おいてきた犬が心配だ」とか「心臓病の悪化」とか「旅先でしりあった女性に恋をして、彼女の土地で住む」とかいろいろな事情で離脱していき、ついには偏屈男1人になる。この男、家族には次々と死なれて天涯孤独の身。牛を飼っていたが、狂牛病で全頭処分した直後の旅行だ。頑な心が旅行の中で少しずつ開かれていく。典型的なロードムーヴィーのパターンだが、ハリウッド映画みたいに、感動的な展開にならないのが、いい感じ。タイトルの「雲の南側」は、闘牛見たさに行った「雲南」のこと。
帰宅してからアニマックスで放送していた「広島国際アニメーションフェスティバル」を見た。
放送された受賞作は「ノーティス」「ザ・トラムNo.9ゴーズ・オン」「Loop Pool」「ストーミーナイト」「ガードドッグ」「鬼」「ルイーズ」「サウス・オヴ・ザ・ノース」
このうち「ザ・トラムNo.9ゴーズ・オン」は今日見たヨ−ロッパ映画祭の「タンペーレ短編映画特集」でも上映されたウクライナの作品だった。粘土アニメ。1日に2回も見られるなんて。
僕が一番面白い、と思った作品は「ガードドッグ」だった。馬鹿な犬の話で、なにを見てもご主人様への脅威と解釈して、撃退するのだ。ナンセンスな話ながら、これって、今はやりの北朝鮮バッシングとかイスラムの脅威と同じだなあ、と感じ入ったのだ。
コメント