小杉勇監督の「機動捜査班・秘密会員章」(1961年)を見た。青山恭二主演のシリーズ3作目。地下賭博組織を捜査するはずの刑事(青山恭二)が警察手帳と銃をとられ、それと引き換えに証拠物件を悪人に返したりして、ずるずると悪の道に引きずり込まれていく。早くも3作めで青山恭二も悪人になって、主役交代か?とマジに思ったほど、悪の世界にはまっていくときの演技はシリアスだ。最後に、あれは演技で囮だったんですよハハハ、と言うのは、最初から予想していたとは言え、ギャップに驚く。
あと驚いたのは、格闘シーンなどリアルで、かなり役者さんにキツそうだったことだ。
賭博がひらかれるキャバレーで、女性がセクシーなダンスを踊るシーンが出てくる。1961年の日本人の体型がうかがい知れて興味深い。

西澤保彦の『いつか、ふたりは二匹』を読んだ。幽体離脱して猫に乗り移ることができる少年が、なかよしのセントバーナード犬と共に通り魔事件の真相を追求する。犬と猫の名前はポール・ギャリコの『ジェニイ』からとっている。名前だけでなく、設定も。一応、通り魔のしわざに見せかけた事件があったりして、ミステリーとしての面白さも含まれている。鍵をつけたままの車を見つけた少女が、それを運転し、思いっきりぶつけて車をこわし、「通り魔がいきなり車で突っ込んできた」と嘘をつこうとする。事件をでっちあげて心配してほしい人がいたわけだ。しかし、車から飛び下りたときに漫画みたいにうまく行かず、大怪我してしまったのだ。
さて、この本は読みやすいことが取り柄だが、ポール・ギャリコなんておこがましい。設定をもっとうまく生かせなかったのか、作者の手抜きの手段でしかないんじゃないか、と思った。

月刊「オーディション」の12月号でDIGICCOのメンバーを募集していた。最初のデジッ娘は3年続いたが、今のDIGICCOはあまり見に行けないうちに1年で交代なのか。残念。あんまり大阪に来てくれなかったもんなあ。

今日は頭が痛くて、ほとんど休んだ状態だった。頭蓋骨を休めないと。

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