交通科学博物館で月に2回ほど映画を上映している。今日はエディ・マーフィー主演の「ホーンテッド・マンション」を上映していたので見に行った。「スチュアート・リトル」のロブ・ミンコフ監督。テレンス・スタンプが無気味な執事をお手本のように演じている。
これはディズニーランドのアトラクションをもとにした映画で、ホーンテッド・マンションに入ったことのある人なら、「あっ、あの幽霊が出ている」とかおなじみのシーン、シチュエーションがいっぱい出てくる。ストーリーはありがちだが、ディズニーのアトラクションものだから、最初からファミリー向けだと割り切って見るので、ストーリーなんかなくてもいいくらいなのだ。ただ、どうでもいいと言いながら、ハリウッド映画って、どうして仕事に生きる人の邪魔をして、家族サービスさせたがるのだろう、といらいらした。仕事や革命などに命をかけようとする人生を、家族は破壊しようと手ぐすねひいているのだ。アメリカは家族の絆を重視して、異物を排除するような映画ばかり撮らず、たまにはイスラムなど異文化にも理解を示すような内容で映画を作ればいいのに。インディアン殺して国を作ったような輩には無理か。
それはさておき、この映画見ていると、ディズニ−ランドに行きたくなってきた。今度ディズニ−ランドに行ったら、親近感の湧いた水晶の玉に会いたい。ディズニ−ランドというと、知識人には妙に敵対視されている。それがおかしくて、僕はあえてディズニーをファッションのどこかに取り入れようと心がけている。世界のディズニ−ランド化とか、マクドナルド化、なんて言う言葉を聞くと、ディズニ−ランドに行き、マクドナルドに毎日通いたくなってくる。スローフードなんて糞くらえだ。

深夜にラジオ「ハロプロやねん」メロン記念日の進行。
まずみんなの着信音、まさおと瞳はメロン記念日の曲。村田めぐみはチャゲアス、柴田は村田めぐみの声。「電話だヨー」と調子っぱずれの声で。
かかった曲は「シャンパンの恋」とカップリングの「恋の仕組み」
ハロプロナンバ−ワンは「一番寝相が悪そうな人」。大谷雅恵もそうとうだが、一番は藤本美貴に決定した。

24日に兎我野町でポエトリーリーディングのイベントに参加する。
詩をいくつか用意しようと思っているが、間に合うかどうか。
ボードレールの『巴里の憂鬱』を読んで、それを自分の住んでいる街にあてはめてみようか、とする試みにとりかかっている。それぞれの題名をそのまま残して、今の日本橋を描くのだ。
「異人さん」はわかりやすい。日本橋にはアジアの人々が住人としても客としても多数いるのだ。僕の住んでいるマンションの前など、アジアからの団体さんのバスの発着場所になっているくらいだ。それについての思いもある。
「老婆の絶望」は予約録画もろくに出来ない老人と電気屋街の対比で描ける。これも、ふだんからよく思っていることだ。
「芸術家の告白」は食うために芸術を捨てたり歪めたりするアーチストを描く。道ばたでギャラリーの絵葉書を配る人には要注意。えんえんとギャラリーに入れ、あげくのはてには絵を買えと押し付けてくる。幸いにも、僕は普段の格好が格好のせいか、あまり絵葉書を手渡されることはない。いや、絵葉書もらって、相手の手にギリギリまで乗ってみたいので、不幸にも、と言うのが正解か。
「剽軽者」は着ぐるみの中の悪意。パンダの着ぐるみが店頭で楽しそうにこどもとジャンケンしている姿をよく見るが、本当は何を考えているのか。パンダは可愛いとか言われているが、猛獣だ。着ぐるみのパンダだって猛獣じゃないのか。
うむ。日本橋を舞台にして、ふだんから自分が思っていたことを表現することができる。
ただ問題は『巴里の憂鬱』を下敷きにしていることを明らかにした上ではじめて面白みの出る詩群なので、ポエトリーリーディングには不向きな着想だということだ。
まあ、こっちの作業は徐々に進めるとして、24日は別の詩を読むことにしよう。

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