長距離バスで大阪に戻る。
風邪がなおっていない上に、疲労が重なり、体調は最悪だ。
こんなときは動きまくるにかぎるのだが、あいにくと、長時間にわたってバス。
じっとしていると、体はすっかりお休みモードに入ってしまう。
そんな、くたーっとした状況で読んだバスのおともは『マリア様がみてる 黄薔薇革命』だ。
革命と言っても、ウテナみたいなものではなく、姉妹の関係を妹の方からいったんチャラにする、という些細な話。誰と誰がなかよくて、誰と誰が破局した、とかいうような話題は、男の僕からすると、世の中で最もどうでもいい話のように思えるのだが、少女たちには重要らしい。ワイドショーや女性週刊誌って、そんな話題多いしね。そういうまるで無価値に思える部分に価値を認めることができるのは、ある意味、特殊な能力だと思う。僕も修行して、芸能界のゴシップに興味を持てるような心の余裕を持ちたいものだ。
いや、これは女性に限ったことではない。オタクの人って、邪推による噂が大好物ではなかったか。ああ、僕もオタクや女性みたいに広い心の持ち主になりたい。
さて、『黄薔薇革命』は、人間関係の綾を描いていて、ストーリーの作り方もうまい。僕はレスビアンの世界については不案内で、どこまで彼女たちの心理を描ききっているのかわからないが、男が読んでもじゅうぶんに物語は面白かった。

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