人間椅子の15周年アルバム「三悪道中膝栗毛」を聞いた。
ドラムがドミンゴスのナカジマノブに変わった。あまり従来のアルバムと変わったところもなく、15周年としての特別の趣向もないようだったが、まあ、こういうのは様式美ですから。

録画しておいたサイレント映画「ファントマの偽判事」を見た。1914年のフランス映画、ルイ・フイヤード監督。脱獄した悪党、ファントマが判事に化けてやりたい放題。最初の脱獄は、ファントマ一味を装って、警察がファントマを逃がす。これはベルギーでつかまったファントマをいったん逃がして、泳がせてフランスでまた捕まえるのが目的なのだ。脱獄したファントマには当然、尾行がつくのだが、あっさりファントマは尾行をまいて、判事になりすます。最終的に判事の変装がバレて逮捕されるのだが、判事になりすましている時に「逮捕されたのは本物の判事なので、解放してやれ。これは秘密の任務だ」と命令されていた警察の人間によってまたもや自由の身になっちゃう。ミステリーなのに、コメディみたいだ。
BSではこのファントマのシリーズを5話放送していたが、初日は東京から大阪に向かうバスの中にいたため、2本録画しそこなっている。再放送しないかなあ。
ちなみにルイ・フイヤード監督は1924年の最後の作品まで、短編が大半ではあるが700本以上作ったらしい!1925年2月に52才の誕生日を迎えた1週間後に死んでいるので、現役バリバリのときに死んでしまったと思われる。
ジョルジュ・フランジュ監督の「ジュデックス」(1963年)の脚本家ジャック・シャンプルーはルイ・フイヤードの孫にあたる。ジュデックスは犬を操る正義の味方。ルイ・フイヤード自身、1916年から「ジュデックス」のシリーズを撮っており、63年の「ジュデックス」はこの作品へのオマージュなのだ。ジャック・シャンブルーの他の脚本作品にはオマー・シャリフ主演の「ミステリ−島探検/地底人間の謎」がある。この原作はジュール・ヴェルヌの「神秘の島」で、レイ・ハリーハウゼンの「SF巨大生物の島」と同じ原作になる。また、ジャック・シャンプルーは「シャドウマン」の脚本、出演もしており、とことん活劇の血筋と知れる。なお、「ファントマ」以外でルイ・フイヤードの代表作というと「吸血ギャング団」シリーズだと思うが、この作品の女主人公こそ、イルマ・ヴェップなのだ。(あの、マギー・チャン主演「イルマ・ヴェップ」の!イルマ・ヴェップは原題「ヴァンパイア」のアナグラムで、オリジナルのイルマ・ヴェップは元ダンサーのミュジドラが演じた)あと、ミステリー活劇ではないが、ベベという子供が活躍する映画を山ほど撮っているので、特集上映でもしてくれないかなあ。

ABCラジオの新番組「ハロプロやねん」を聞いた。
以前、期間限定の特別番組で放送されていたものが、ついにレギュラー番組になったのだ。1回目はメロン記念日が担当。柴田あゆみの声がガラガラだー!メロン記念日の選ぶ「ハロプロで一番落ち着きのない人」はリーダーの斎藤瞳をおさえて辻希美が選ばれた。ひとりではいられないタイプなんだって。辻ちゃんは!後藤真希のメッセージとともに後浦なつみの「恋愛戦隊シツレンジャー」がかかる。また、サイン入りポラロイドプレゼントのクイズがあった。次回登場するのは果たして誰?

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索