カモロック

2004年7月9日 音楽
京都メトロで開催された「カモロック2004」の総合司会を佐伯誠之助くんと一緒にした。
午後7時から午後7時まで、12時間の長丁場だ。
出演は順番に、
「あふりらんぽ」ドンパッチを含んだ口にジョルトコーラ!
「ANATAKIKOU」本イベント異色のまともロック。からまった血液がほどけた。
「BEST MUSIC」関西からは絶対に生まれないサービス精神皆無のぐだぐだユニット。
「BISCO」継続は力なんだなあ。
「オバケジャー」生霊の盆踊り。
「矢追純一」秘蔵UFO映像と人生訓。
「geronimo blood」暑くないダブ。
「ヒゲの未亡人」ワールド。
「ウィスット・ポンニミット」思春期アニメと室内楽。
「カリフォルニア・ドールズ」天然知能犯。
「にせんねんもんだい」連打連打連打!
「オシリペンペンズ」これで、これでごかんべんをー!
以上、あふりらんぽやにせんねんもんだいやオシリペンペンズといった、ビンビン響いてくるものすごいライブと、BEST MUSICのような精神構造の明るい闇が10時間のイベントにぎっしり詰まっていて、充実感を味わった。
なかでも矢追純一のトークは入場料分モトをとるだけの価値があった。
UFOの秘蔵映像上映時に、テレビ番組で矢追氏自らがコメントをする映像などをまぜるあたり、老人特有の爆発的な面白さを感じた。老人と書いたが、精神の若いことと言ったらない。この十年で矢追塾に参加した300人は全員エスパーになったそうである。簡単な病気なら治してしまうそうだ。矢追氏自身も人を幸せにするパワーがあると言い切る。
それは本当かもしれない、と信じてやることにした。
夜勤明けで体調最悪のまま京都にきて、休む間もなく周囲が煙草を吸いまくる環境に10時間以上いたのだ。死んでもおかしくない。少なくとも、眠くなりはするだろう。ところが、全然眠くならなかったのだ。矢追氏のパワーをもらったのか。面白いイベントに参加できただけでもうれしいのに、ギャラまでもらった。帰りの電車もウキウキと楽しかった。
矢追純一の幸せビームでハッピーになったと考えておこう。
しかしながら、一番ツボだったのは、矢追純一にもUFOにも興味にない女性3人くらいが、矢追氏が話している最中もえんえんと大声で自分たちのオトコの話で盛り上がっていたことだ。
彼女たちはスクリーンに空飛ぶ円盤の映像が写って、みんなが「おーっ」と言っていても、そんなものには目もくれず「大人計画」や「アブリル・ラヴィーン」「鳥肌実」のような話題を大声で続けることをやめなかった。その話題ももちろんオトコがらみだ。UFOには僕も特に興味があったわけではないが、知的好奇心というものがある。周囲の迷惑も考えずに大声でオトコの話を続けたあげく、「この人(矢追氏)、長くない?」くらいしか矢追氏についてコメントしない反知性の精神を目のあたりにして、とんでもなくおぞましいものを見た気がした。こういう人間が1人でもいるかぎり、人類が滅亡するのもいいかな、と思う。

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