夢乃のたたかい

2004年6月25日 音楽
雨。
フェスティバルゲートでODAカーニバルの西村夏帆、夢乃のライブを見に行った。
前回も雨にたたられたイベントだが、今回は馬場綾乃、谷口晴菜の実力派シンガーがORC200のイベントに出演しており、フェスティバルゲートには欠席だった。そのせいで、いつも来ているカメラ部隊が全員ORC200に集合してしまった。さらに、ステージ前には椅子も並んでおらず、イベントの宣伝のアナウンスも看板も目立たない。もともとフェスティバルゲートに来ているお客さんが少ない。
考えられるかぎり最悪の環境と言ってもいいだろう。
スタッフ以外のお客さんは10人もいなかったと思う。
5人もいなかった、と言ってもいいかも。
西村夏帆がそれでも2曲をこなした。
僕の注目は夢乃にあった。
夢乃は自分の持っているレパートリー、「学園天国」と「フォーチュン・ラブ&ドリーム」の2曲を歌った。
よく頑張った、とほめてあげたい。
もともと愛乃&夢乃のユニットで歌っており、ふだんからソロで活躍している子ではない。今日は支えてくれるパートナーがいない。それに、司会のおねえさんは「ゆきのちゃん」と紹介したように聞こえた。だれだ、ユキノって?そういうことを抜きにしても、客のいない雨の舞台に、11才の女の子が1人で歌っているのだ。
しっとりした歌ならともかく、「学園天国」だ。「アーユーレディ?」に答える者はだれもいない、「ヘーイヘイヘイヘーイヘーイ」がコール&レスポンスにはならず、がらんとした雨の遊園地にこだまするだけ。
「フォーチュン・ラブ&ドリーム」に至っては、さすがに夢乃も精神的にまいったのか、ダンスなしで歌った。
いっそのこと練習のつもりで開き直って、思いきり踊りまくって歌えばよかったのだが、そんなこと期待する方が酷というものだ。
よくやった、夢乃!
廃虚に響いた君の歌声は、天使のささやきだった。
世界が滅亡して、人類がいなくなっても、君の歌声は虚空に残って、宇宙を慰撫するだろう。

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