(仮)うは兎のう@乙画廊
2011年1月21日 芸術
西天満の乙画廊で、兎をモチーフにした作品展「(仮)うは兎のう」
池原悠太・岩澤慶典・ 江村あるめ・太田裕範・岡田彩希子・口枷屋モイラ・こだま美瑠兎・富崎NORI・中村キク・藤田佳菜子・古川沙織・ みそら・南舘麻美子・湯真籐子・横田沙夜・涌井晃
フライヤーによると、兎は年中発情できるらしく、兎にまつわるエロティックなイメージはそんなところにも理由があったんだ、と思った。
展示はやはり、全体にエロティックなものだった。
池原悠太・岩澤慶典・ 江村あるめ・太田裕範・岡田彩希子・口枷屋モイラ・こだま美瑠兎・富崎NORI・中村キク・藤田佳菜子・古川沙織・ みそら・南舘麻美子・湯真籐子・横田沙夜・涌井晃
フライヤーによると、兎は年中発情できるらしく、兎にまつわるエロティックなイメージはそんなところにも理由があったんだ、と思った。
展示はやはり、全体にエロティックなものだった。
心斎橋のアセンス5階、ギャラリー・アセンス美術で「81LAB.5th Anniversary Photo EXHIBITION」
写真誌「81LAB」の5周年記念写真展。
水渡嘉昭による、ホームレスのリッキーの写真がいい味出していた。
ふだん日本橋でいろんなホームレスの人見るけど、みんないい顔しているんだなあ。
あと、内倉真一郎による、「肖像」がすごく面白かった。威厳と権力を持ち年輪を刻んだ男と、小学生女児が対等に並び、そして、女児のほうが迫力をもっているこの不思議。
http://www.81lab.com/
夜からは、DOMMUNEで「どらっぐすとぅあの日々」関西アンダーグラウンドを生んだ小さなスペース 出演:JOJO広重(非常階段)GESO(第五列)スカイプでゲスト出演も!
ガセネタとか、デレク・ベイリー初来日@西部講堂、ビデ@ガレージコンサートなど、懐かしくも貴重な音の数々。懐古趣味というより、今でもこのあたりの音が、いちばんしっくり来る。音源は古いけど、まさにリアルタイムの音。
客に早く帰ってもらいたいときに流した、というトニー・コンラッドで番組終了。
録画しておいたNHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか(2)陸軍 暴走のメカニズム」見る。当初、党利党略に明け暮れる政争に飽き飽きして集まったはずの陸軍内組織「一夕会」だったが、結局陸軍においても派閥争いに明け暮れる「組織の病理」から逃れ得なかった経緯が描かれていた。
このあたりのことは、もっといろんな文献などで知りたいことが山積みだ。
そのあとに見た、KARAが主演のドラマ「URAKARA」(第1話はギュリ中心)、アニメ「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」が、いろんな意味で面白かった。
写真誌「81LAB」の5周年記念写真展。
水渡嘉昭による、ホームレスのリッキーの写真がいい味出していた。
ふだん日本橋でいろんなホームレスの人見るけど、みんないい顔しているんだなあ。
あと、内倉真一郎による、「肖像」がすごく面白かった。威厳と権力を持ち年輪を刻んだ男と、小学生女児が対等に並び、そして、女児のほうが迫力をもっているこの不思議。
http://www.81lab.com/
夜からは、DOMMUNEで「どらっぐすとぅあの日々」関西アンダーグラウンドを生んだ小さなスペース 出演:JOJO広重(非常階段)GESO(第五列)スカイプでゲスト出演も!
ガセネタとか、デレク・ベイリー初来日@西部講堂、ビデ@ガレージコンサートなど、懐かしくも貴重な音の数々。懐古趣味というより、今でもこのあたりの音が、いちばんしっくり来る。音源は古いけど、まさにリアルタイムの音。
客に早く帰ってもらいたいときに流した、というトニー・コンラッドで番組終了。
録画しておいたNHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか(2)陸軍 暴走のメカニズム」見る。当初、党利党略に明け暮れる政争に飽き飽きして集まったはずの陸軍内組織「一夕会」だったが、結局陸軍においても派閥争いに明け暮れる「組織の病理」から逃れ得なかった経緯が描かれていた。
このあたりのことは、もっといろんな文献などで知りたいことが山積みだ。
そのあとに見た、KARAが主演のドラマ「URAKARA」(第1話はギュリ中心)、アニメ「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」が、いろんな意味で面白かった。
ワンマンライブ開会式@味園ビル
2010年12月11日 芸術明日なんば白鯨で開催の保山ワンマンライブ「ヒホホワホホネギ」(意味不明!)の開会式を前日の本日、味園ビルでやってきました!
大成功!
1、乾箸の音頭(カンパイじゃなくて、カンパシをした)
2、開会の辞
3、灰皿でテキーラ、全裸で土下座
諸般の都合により、3番のプログラムはしませんでしたが、あとは成功!
現在、自宅にてオープニングパフォーマンス決行中。
(いろんな袋とかふたとか開けまくっている、オープニングパフォーマンス)
大成功!
1、乾箸の音頭(カンパイじゃなくて、カンパシをした)
2、開会の辞
3、灰皿でテキーラ、全裸で土下座
諸般の都合により、3番のプログラムはしませんでしたが、あとは成功!
現在、自宅にてオープニングパフォーマンス決行中。
(いろんな袋とかふたとか開けまくっている、オープニングパフォーマンス)
保山ワンマン閉会宣言&反省会@銭ゲバ
2010年12月10日 芸術12日(日)になんばの「白鯨」でワンマンライブをするのですが、今日は事前に閉会宣言と反省会を同じ味園ビル内の「喫茶銭ゲバ」でしてきました。
午後8時45分頃~9時半頃まで。
1.閉会宣言
2.メンバー紹介
3.お客様とともに考える反省会
4.もっとも失敗だったパフォーマンス「ゴミ供養」再演
5.灰皿でテキーラ、裸で土下座
5番は諸般の都合で実施しませんでしたが、4番までは決行。
なお、明日11日(土)は味園ビル5階で開催される「ジャスティス忘年会」に潜入し、電撃ゲリラ的に「開会式」と「オープニングパフォーマンス」をします。
何度も言いますが、本番は12日です。
午後8時45分頃~9時半頃まで。
1.閉会宣言
2.メンバー紹介
3.お客様とともに考える反省会
4.もっとも失敗だったパフォーマンス「ゴミ供養」再演
5.灰皿でテキーラ、裸で土下座
5番は諸般の都合で実施しませんでしたが、4番までは決行。
なお、明日11日(土)は味園ビル5階で開催される「ジャスティス忘年会」に潜入し、電撃ゲリラ的に「開会式」と「オープニングパフォーマンス」をします。
何度も言いますが、本番は12日です。
「足立真人イラスト展“森ノナカノ声”」、野仲千尋展「they sleep,we grind」@ART HOUSE~「デヴィッド・リンチ“DARKENED ROOM”展」@Six
2010年10月1日 芸術北堀江のART HOUSEで「足立真人イラスト展“森ノナカノ声”」
赤い服の女の子、声を追いかけ森へと入っていきました・・・と案内に書いてある。和風。こわいけれども、あぶなくない冒険。
2階では野仲千尋展「they sleep,we grind」カラフルでジョイフルなイラストが並ぶ。タッチは非常にやわらかい。
ショップでマリーニモンティーニの小物を買おうかと思ったが、微妙にリクエストとずれていて、買わず。
心斎橋のSixで「デヴィッド・リンチ“DARKENED ROOM”展」
絵画作品と短編映画上映。
初公開の最新絵画は7点。
映画上映プログラムは次のとおり。
“DYNAMIC:01-THE BEST OF DAVIDLYNCH.COM"
(リンチ自身による会員制サイト“DAVIDLYNCH.COM"のみで発表された短編映画集)
1.THE DARKENED ROOM
2.BOAT
3.LAMP
4.OUT YONDER-NEIGHBOOR BOY
5.INDUSTRIAL SOUNDSCAPE
6.BUG CRAWLS
7.INTERVALOMETER EXPERIMENTS
“THE SHORT FILMS of DAVID LYNCH
学生時代に制作した実験的作品から近作まで
1.SIX MEN GETING SICK
2.THE ALPHABET
3.THE GRANDMOTHER
4.THE AMPUTEE
5.LUMIERE
あわせて約2時間半の上映。
このリンチ展は8月7日から10月9日までの開催で、僕はこれで5回目の来廊になるかな。退屈を通り越して笑いが止まらない作品など、リンチの作品には笑いがつきものだ。上映作品も何度も見たが、最初に見たときは知らなかった価値観が付加されて面白さが倍増した。WEB配信の映像なるものをパソコンがポンコツなのでほとんど見たことがなかったのだが、それをちょくちょく見るにつけ、リンチのだらだらした映像が、意外と退屈させないような工夫やアレンジがしてあることがわかったのだ。
赤い服の女の子、声を追いかけ森へと入っていきました・・・と案内に書いてある。和風。こわいけれども、あぶなくない冒険。
2階では野仲千尋展「they sleep,we grind」カラフルでジョイフルなイラストが並ぶ。タッチは非常にやわらかい。
ショップでマリーニモンティーニの小物を買おうかと思ったが、微妙にリクエストとずれていて、買わず。
心斎橋のSixで「デヴィッド・リンチ“DARKENED ROOM”展」
絵画作品と短編映画上映。
初公開の最新絵画は7点。
映画上映プログラムは次のとおり。
“DYNAMIC:01-THE BEST OF DAVIDLYNCH.COM"
(リンチ自身による会員制サイト“DAVIDLYNCH.COM"のみで発表された短編映画集)
1.THE DARKENED ROOM
2.BOAT
3.LAMP
4.OUT YONDER-NEIGHBOOR BOY
5.INDUSTRIAL SOUNDSCAPE
6.BUG CRAWLS
7.INTERVALOMETER EXPERIMENTS
“THE SHORT FILMS of DAVID LYNCH
学生時代に制作した実験的作品から近作まで
1.SIX MEN GETING SICK
2.THE ALPHABET
3.THE GRANDMOTHER
4.THE AMPUTEE
5.LUMIERE
あわせて約2時間半の上映。
このリンチ展は8月7日から10月9日までの開催で、僕はこれで5回目の来廊になるかな。退屈を通り越して笑いが止まらない作品など、リンチの作品には笑いがつきものだ。上映作品も何度も見たが、最初に見たときは知らなかった価値観が付加されて面白さが倍増した。WEB配信の映像なるものをパソコンがポンコツなのでほとんど見たことがなかったのだが、それをちょくちょく見るにつけ、リンチのだらだらした映像が、意外と退屈させないような工夫やアレンジがしてあることがわかったのだ。
国立国際美術館で、横尾忠則全ポスター展
まず、束芋「断面の世代」を見た。
アニメーションと特殊な劇場の織り成すシリーズ?
何年か前に見たときに比べて、より効果的な作品ができ上がっていた。
すごく面白かった。
で、本来の目的の全ポスター展。
束芋で感動したので、今まで幾度も目にしたことのある横尾忠則のポスターがかすむんじゃないか、とちょっと心配してたのだが、杞憂だった。
尋常じゃない楽しさ。
束芋の弱点は色の欠如にあるとさえ思った。
圧倒される色の洪水。
こんな部屋に住みたい。
ギャラリーパライソで、「捨てられないフライヤー展」
ふらりと入ってみたが、これがもう面白いのなんのって。
昔のことをよく知る友人と行って、1時間でも2時間でも話し込みたい気分になった。
まず、束芋「断面の世代」を見た。
アニメーションと特殊な劇場の織り成すシリーズ?
何年か前に見たときに比べて、より効果的な作品ができ上がっていた。
すごく面白かった。
で、本来の目的の全ポスター展。
束芋で感動したので、今まで幾度も目にしたことのある横尾忠則のポスターがかすむんじゃないか、とちょっと心配してたのだが、杞憂だった。
尋常じゃない楽しさ。
束芋の弱点は色の欠如にあるとさえ思った。
圧倒される色の洪水。
こんな部屋に住みたい。
ギャラリーパライソで、「捨てられないフライヤー展」
ふらりと入ってみたが、これがもう面白いのなんのって。
昔のことをよく知る友人と行って、1時間でも2時間でも話し込みたい気分になった。
今日は朝から明石市立文化博物館で「赤色エレジーから小梅ちゃんまで 林静一展」
1967年『ガロ』に発表した「アグマと息子と食えない魂」から、2007年の画ニメプリント「赤色エレジー」まで、約300点に及ぶ作品や資料が展示されていた。
3つの会場を使って、それぞれに区分されたコーナーを並べてみると、こうなる。
「日本画、四季の美人画」(秋のコーナーでは「萩の月」のイメージキャラクター案も)
「デジタル作品」(小梅の初恋絵草子や赤色エレジー)
「関連資料」(『ガロ』『現代詩手帖』ロッテのキャンディ類など)
「雅の世界」(映画「源氏物語」のキャラクター原案など)
「四季の童画」(カレンダーやレコードジャケットに使用された作品など)
「ポスター」(演劇集団発見の会「怨霊血染めの十字架」、アトリエ41「鏡花饗艶高野聖」など)
「絵本原画」(『ねこのしゃしんかん』や『詩とメルヘン』誌発表の作品など)
僕などは、「小梅ちゃん」はともかくとして、林静一は竹久夢二のようなロマンの継承者として、あるいは、あがた森魚さん絡みで「赤色エレジー」の漫画を描いた人として、あるいは、寺山修司の文庫本の表紙として、思春期にズドンと影響をモロに受けた特別な存在である。その時代を代表する絵描きとしては、佐伯俊男と双璧だったと思う。
だから、最近ダイソーで105円で買える林静一グッズが並んでいたりするのを見て、なんだか淋しくなったりもしていた。
でも、こうしてレトロスペクティブをたどってみると、あらためて林静一の存在の大きさを再確認することができて、うれしかった。
ちなみに、この展示は「アクセスエレベーター完成記念」でもあるらしい。せっかくだから、行きはエレベーター使ったけど、ちょっとした小旅行気分で明石に来ているエトランジェの僕ゆえに、帰りは長い階段をおりて駅に向ったのである。
途中に広い公園もあったので、ゆっくりまた行きたいな、生きてるうちに、と、思った。
次に行ったのは、滋賀県立近代美術館の「ロトチェンコ+ステパーノワ ロシア構成主義のまなざし」展。
20世紀初頭に巻き起こったロシア・アヴァンギャルドの嵐のなかで、芸術を日常生活のなかに持ち込もうとした2人の芸術家の跡をたどる。
布地のデザインなどで本領を発揮したステパーノワは見たところ、まるでカツマーのような積極的な感じ。一方、ロトチェンコは舞台やポスターに才能を開花させたが、今回見て、写真作品が凄く面白かった。(昔の映画を見ているような写真)
昔、僕がちょこっとだけ関わっていた『ロックマガジン』という雑誌でも、このロトチェンコの写真作品を表紙に使ったりしてたな、と懐かしくなった。
びわ湖ホールで「イリーナ・メジューエワ ピアノリサイタル」
開演の1時間前に、亀山郁夫氏のプレトーク「革命の耳−ロシア・アヴァンギャルドの作曲家とその背景」があった。これを聞き逃す手はない。
配られたレジュメを書き写すと膨大になるので、その見出しだけ。
1.知られざる前衛
2.知られざる天才たち
3.プリミティヴィズム、または「終末」を超えて
4.光線主義、さらにはロシア・バレエ団
5.アヴァンギャルドの二つの顔
6.火の浄化
7.エクスタシーの逆説
8.音楽と音楽の哲学
9.音楽としての地球
これは、亀山氏による1年間にわたるカリキュラムではない。1時間で駆け抜けたプレトークなのだ。どれだけ内容が濃いのか!と思いきや、語り口は非常にやさしくてわかりやすく、あくまでも一般向けであることを意識したトークになっていた。
本筋はさておき、いくつかの脇道(?)を書いておこう。
*亀山氏は「ロシア・アヴァンギャルド」というネーミングよりも、「ロシア・モデルニズム」と呼びたいと思っている。
*亀山氏はプロコフィエフの「春の祭典」のレコードを集めて、終わりのところを聞き比べているそうだ。この日も会場で「春の祭典」のエンディングを流して、誰の指揮によるものか、クイズを出していた。(当てた人には『カラマーゾフの兄弟』全巻プレゼント!)答えはゲルギエフだった。つい最近評判になった演奏だったから、当てられなくてちょっと悔しい。
*ロシアにおけるキリスト教的価値観の崩壊(プリミティヴィズムへの道)は、日露戦争での敗戦を契機としている。
*亀山氏が「力」について語る際、「今日は『構造と力』を書いた方が見に来ているので云々」とジョークをとばしていた。浅田彰が来てるんだ、と思ってたら、僕のすぐ後ろにいてびっくりした。
午後2時30分から「イリーナ・メジューエワ ピアノリサイタル〜ロシア・アヴァンギャルドの世界〜」
第1部
ルリエ:5つの脆い前奏曲op.1より
第1番 No.1
第3番 No.3
第5番 No.5
ルリエ:大気のかたち〜ピカソに捧ぐ
ロスラヴェッツ:5つの前奏曲より
第2番 No.2
第4番 No.4
第5番 No.5
プロコフィエフ:風刺op.17
第1番 テンペストーソ
第2番 アレグロ・ルバート
第3番 アレグロ・プレチピタート
第4番 スマニオーソ
第5番 プレチピトシシモ
スクリャービン:2つの詩曲op.69
第1番 アンダンテ・カンタービレ
第2番 アレグロ・コン・エレガンツァ、コン・フィドゥーチア
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第10番op.70
20分間の休憩時には、海を見ながらミネラルウォーター飲む。体の外も内も水。
第2部
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
プロムナード
1、こびと
プロムナード
2、古城
プロムナード
3、テュイルリー:遊びのあとの子どもたちの喧嘩
4、ビドロ
プロムナード
5、殻をつけたひなどりのバレエ
6、サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ
プロムナード
7、リモージュ(市場)
8、カタコンブ(ローマ時代の墓)
9、鶏の足のうえの小屋−バーバ・ヤーガ
10、キエフの大門
イリーナ・メジューエワによると、個性的な作曲家たちが輝いていたアヴァンギャルド時代の作品と、それより約半世紀先立って書かれた破天荒な作品(「展覧会の絵」)を並べることで、ロシア・ピアノ音楽のひとつの流れを俯瞰してみたい、とのことだった。
僕などは「展覧会の絵」というと、EL&Pで全曲はじめて聞いたくちであり、コンサートで生で聞くのは、これがはじめてだった。(今までの人生、何してたのか、と言わざるをえない。クラシックとは無縁の日々なのだ)
アンコールにこたえて、2曲。スクリャービン。
帰りに途中下車して、持参したウォークマンでNHK-FM「現代の音楽」
猿谷紀郎
【ゲスト】原田節
− コンポージアム2010
“トリスタン・ミュライユの音楽”から −(1)
「マッハ2,5〜2台のオンド・マルトノのための(1971)」
トリスタン・ミュライユ作曲
(9分57秒)
(オンド・マルトノ)原田節
(オンド・マルトノ)トリスタン・ミュライユ
「空間の流れ〜オンド・マルトノと小オーケストラのための
(1979)」トリスタン・ミュライユ作曲
(21分36秒)
(オンド・マルトノ)原田節
(管弦楽)新日本フィルハーモニー交響楽団
(指揮)野平一郎
〜東京オペラシティ・コンサートホール:
タケミツメモリアルで収録〜
<2010/5/27>
「透明な陶酔(2004)」 原田節・作曲
(5分55秒)
(オンド・マルトノ)原田節
(弦楽四重奏)モルゴーア・クァルテット
<Sonic Culture Design
SCD−2436>
1967年『ガロ』に発表した「アグマと息子と食えない魂」から、2007年の画ニメプリント「赤色エレジー」まで、約300点に及ぶ作品や資料が展示されていた。
3つの会場を使って、それぞれに区分されたコーナーを並べてみると、こうなる。
「日本画、四季の美人画」(秋のコーナーでは「萩の月」のイメージキャラクター案も)
「デジタル作品」(小梅の初恋絵草子や赤色エレジー)
「関連資料」(『ガロ』『現代詩手帖』ロッテのキャンディ類など)
「雅の世界」(映画「源氏物語」のキャラクター原案など)
「四季の童画」(カレンダーやレコードジャケットに使用された作品など)
「ポスター」(演劇集団発見の会「怨霊血染めの十字架」、アトリエ41「鏡花饗艶高野聖」など)
「絵本原画」(『ねこのしゃしんかん』や『詩とメルヘン』誌発表の作品など)
僕などは、「小梅ちゃん」はともかくとして、林静一は竹久夢二のようなロマンの継承者として、あるいは、あがた森魚さん絡みで「赤色エレジー」の漫画を描いた人として、あるいは、寺山修司の文庫本の表紙として、思春期にズドンと影響をモロに受けた特別な存在である。その時代を代表する絵描きとしては、佐伯俊男と双璧だったと思う。
だから、最近ダイソーで105円で買える林静一グッズが並んでいたりするのを見て、なんだか淋しくなったりもしていた。
でも、こうしてレトロスペクティブをたどってみると、あらためて林静一の存在の大きさを再確認することができて、うれしかった。
ちなみに、この展示は「アクセスエレベーター完成記念」でもあるらしい。せっかくだから、行きはエレベーター使ったけど、ちょっとした小旅行気分で明石に来ているエトランジェの僕ゆえに、帰りは長い階段をおりて駅に向ったのである。
途中に広い公園もあったので、ゆっくりまた行きたいな、生きてるうちに、と、思った。
次に行ったのは、滋賀県立近代美術館の「ロトチェンコ+ステパーノワ ロシア構成主義のまなざし」展。
20世紀初頭に巻き起こったロシア・アヴァンギャルドの嵐のなかで、芸術を日常生活のなかに持ち込もうとした2人の芸術家の跡をたどる。
布地のデザインなどで本領を発揮したステパーノワは見たところ、まるでカツマーのような積極的な感じ。一方、ロトチェンコは舞台やポスターに才能を開花させたが、今回見て、写真作品が凄く面白かった。(昔の映画を見ているような写真)
昔、僕がちょこっとだけ関わっていた『ロックマガジン』という雑誌でも、このロトチェンコの写真作品を表紙に使ったりしてたな、と懐かしくなった。
びわ湖ホールで「イリーナ・メジューエワ ピアノリサイタル」
開演の1時間前に、亀山郁夫氏のプレトーク「革命の耳−ロシア・アヴァンギャルドの作曲家とその背景」があった。これを聞き逃す手はない。
配られたレジュメを書き写すと膨大になるので、その見出しだけ。
1.知られざる前衛
2.知られざる天才たち
3.プリミティヴィズム、または「終末」を超えて
4.光線主義、さらにはロシア・バレエ団
5.アヴァンギャルドの二つの顔
6.火の浄化
7.エクスタシーの逆説
8.音楽と音楽の哲学
9.音楽としての地球
これは、亀山氏による1年間にわたるカリキュラムではない。1時間で駆け抜けたプレトークなのだ。どれだけ内容が濃いのか!と思いきや、語り口は非常にやさしくてわかりやすく、あくまでも一般向けであることを意識したトークになっていた。
本筋はさておき、いくつかの脇道(?)を書いておこう。
*亀山氏は「ロシア・アヴァンギャルド」というネーミングよりも、「ロシア・モデルニズム」と呼びたいと思っている。
*亀山氏はプロコフィエフの「春の祭典」のレコードを集めて、終わりのところを聞き比べているそうだ。この日も会場で「春の祭典」のエンディングを流して、誰の指揮によるものか、クイズを出していた。(当てた人には『カラマーゾフの兄弟』全巻プレゼント!)答えはゲルギエフだった。つい最近評判になった演奏だったから、当てられなくてちょっと悔しい。
*ロシアにおけるキリスト教的価値観の崩壊(プリミティヴィズムへの道)は、日露戦争での敗戦を契機としている。
*亀山氏が「力」について語る際、「今日は『構造と力』を書いた方が見に来ているので云々」とジョークをとばしていた。浅田彰が来てるんだ、と思ってたら、僕のすぐ後ろにいてびっくりした。
午後2時30分から「イリーナ・メジューエワ ピアノリサイタル〜ロシア・アヴァンギャルドの世界〜」
第1部
ルリエ:5つの脆い前奏曲op.1より
第1番 No.1
第3番 No.3
第5番 No.5
ルリエ:大気のかたち〜ピカソに捧ぐ
ロスラヴェッツ:5つの前奏曲より
第2番 No.2
第4番 No.4
第5番 No.5
プロコフィエフ:風刺op.17
第1番 テンペストーソ
第2番 アレグロ・ルバート
第3番 アレグロ・プレチピタート
第4番 スマニオーソ
第5番 プレチピトシシモ
スクリャービン:2つの詩曲op.69
第1番 アンダンテ・カンタービレ
第2番 アレグロ・コン・エレガンツァ、コン・フィドゥーチア
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第10番op.70
20分間の休憩時には、海を見ながらミネラルウォーター飲む。体の外も内も水。
第2部
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
プロムナード
1、こびと
プロムナード
2、古城
プロムナード
3、テュイルリー:遊びのあとの子どもたちの喧嘩
4、ビドロ
プロムナード
5、殻をつけたひなどりのバレエ
6、サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ
プロムナード
7、リモージュ(市場)
8、カタコンブ(ローマ時代の墓)
9、鶏の足のうえの小屋−バーバ・ヤーガ
10、キエフの大門
イリーナ・メジューエワによると、個性的な作曲家たちが輝いていたアヴァンギャルド時代の作品と、それより約半世紀先立って書かれた破天荒な作品(「展覧会の絵」)を並べることで、ロシア・ピアノ音楽のひとつの流れを俯瞰してみたい、とのことだった。
僕などは「展覧会の絵」というと、EL&Pで全曲はじめて聞いたくちであり、コンサートで生で聞くのは、これがはじめてだった。(今までの人生、何してたのか、と言わざるをえない。クラシックとは無縁の日々なのだ)
アンコールにこたえて、2曲。スクリャービン。
帰りに途中下車して、持参したウォークマンでNHK-FM「現代の音楽」
猿谷紀郎
【ゲスト】原田節
− コンポージアム2010
“トリスタン・ミュライユの音楽”から −(1)
「マッハ2,5〜2台のオンド・マルトノのための(1971)」
トリスタン・ミュライユ作曲
(9分57秒)
(オンド・マルトノ)原田節
(オンド・マルトノ)トリスタン・ミュライユ
「空間の流れ〜オンド・マルトノと小オーケストラのための
(1979)」トリスタン・ミュライユ作曲
(21分36秒)
(オンド・マルトノ)原田節
(管弦楽)新日本フィルハーモニー交響楽団
(指揮)野平一郎
〜東京オペラシティ・コンサートホール:
タケミツメモリアルで収録〜
<2010/5/27>
「透明な陶酔(2004)」 原田節・作曲
(5分55秒)
(オンド・マルトノ)原田節
(弦楽四重奏)モルゴーア・クァルテット
<Sonic Culture Design
SCD−2436>
兵庫県立美術館で「レンピッカ展」を見た。「美しき挑発」「本能に生きた伝説の画家」と惹句がついている。
かなり昔に画集を見たときには、画集見てるだけでいい画家のような印象があったのだが、なにごとも思い込みはいけない。神戸方面にでかけるついでに、寄ってみた。
全体を見て、やはり1920年代〜1930年代前半までの、一番人気のあった頃が見ていて魅了された。
雑誌の表紙になった代表作なども、その表紙の絵と、実際に描かれた作品とでは、色やタッチが違うことで、印象が大きく違っていた。これは見に来てよかった。
「女」を強烈に感じさせる作品群で、たとえばラファエラを描いた作品では、その肉感的な魅力が、ぴのこちゃんを思い出させた。ナボコフの本のカバーに採用されることも多々あったという、娘キゼットを描いた作品はなかでも魅力たっぷりだが、後半、大人になったキゼットの肖像画も展示してあり、あまりのおばちゃんぶりにげんなりしてしまった。
タマラ自身のポートレートはガルボやディートリッヒを劣化コピーしたような類いであり、20年代〜30年代の一時の光芒を除いては、どこまでいっても時代を後追いしていた姿が哀れみを誘った。
レンピッカ全盛の作品はもちろん最高だが、後期、シュルレアリスムに影響を受けたり、抽象画描いたり、自作のレプリカ描いたりするあたりの作品をもっと集中的に見たかったような気もする。そうした、見向きもされなかった作品こそが、レンピッカを理解するうえでは貴重なのだろうな、と予感させたからだ。
今や美術館といえばこういう状況なのかもしれないが、客の大半は女性だった。
でも、せっかくレンピッカ見にきてるのに、ファッションセンスなどが一般人過ぎる客ばかりで、このお客さんたちにとって、美術は何の役にたっているんだろう、と首をひねった。まあ、レンピッカも時代に振り回された女性なので、お互いさまなのかもしれない。
そうそう、あと気になったのは、美術館側が作品などをある一定の解釈にはめこもうとしている解説が邪魔に思えた。「この作品ではこう感じなさい」と強制されているようで、ちょと辛い。じゃあ、読まなければいいんだけど、ついつい読んでしまうのだなあ。でも、こういう解説抜きで、ただ作品だけを並べていても、お客さんにはどこをどう鑑賞していいのかわからない、てことになるし。難しいものだ。
神戸旧生糸検査場で、第38回AU現代芸術国際展「SHOZO SHIMAMOTO & AU展〜ありえない現代アート展〜」
7月まるまる使って展示されている。
これがまあ、すごかった。
まず、展示されている場所が、生糸検査場の新館と旧館の1階から4階の各部屋を使っており、迷うほど広い。2時間使って、ひととおり見たつもりだが、見逃しがあるかもしれない。
50組ほどのアーチスト、あるいはアーチスト集団によるグループ展、というよりも、広めのギャラリーでの個展を50集めたもの、と考えればいい。
しかも作品は部屋をはみだして、廊下や階段までも侵出してきており、古い建物で使われていない部屋などもあって、まるで芸術の一大幽霊屋敷の様相を呈していた。
これだけ大量の作品を一度に見る機会など、そうそうあるものではない。
毎週土日にはパフォーマンスもあり、先週あたり「ペンキパフォーマンス」を見に来ようと思ってたが、体調のせいで、来れなかった。でも、ある意味、今日来て正解だったのかもしれない。
今日は「嶋本昭三パフォーマンス」と銘打って、嶋本御大自ら登場して、トークイベントが
あったからだ。他の「ダクトパフォーマンス」「糸パフォーマンス」「ペンキパフォーマンス」は嶋本氏へのオマージュも含んだ、他の作家が中心になって行なったものだったようなのだ。御大も80才をこえているから、そうそう昔のパフォーマンスを再現することもできないのだ。
大量の新聞で築かれた大伽藍の中で、アートをめざしたきっかけ等のトークがはじまったかと思うと、いきなり、無数のピンポン玉が高い天井を破って降ってくる。
トークとは無関係に、ビキニ水着の女性がドライアイスのスモークを吐き出すバケツをいくつもえんえんと運んできては、交換する。
挙げ句の果てには、「暑い」とか言い出して、トークが終わってしまう。なんという自由!
その直後に、すぐ裏で、五目リズムによるパフォーマンス。
DJ、VJによる音と映像のコラボレーションに、男女による舞踏。コンテンポラリーダンスの2人は、今日になって飛び入りが決まったそうで、それにしては終わり方など、うまく決まっていた。たぶん、11日に「ダンスパフォーマンス」した亘敏治氏と安藤沙織さんが飛び入りで踊ったのだ、と思う。(未確認)
さて、膨大な作品展示のなかで、いちばん気に入ったのは、中尾和生さんの作品群だ。
電化製品などに玩具やジャンクが粘土でデコレーションしてあるもので、そのカラフルさ、キッチュさは最高!作品数の多さも半端じゃない。
Mr.Ms.シュウのダンボール彫刻もよかったし、東清亜紀さんのMUNIちゃんも可愛い(幼いときに悪夢に出てきたキャラクターに似ている)。暗い部屋の中を懐中電灯照らして探険する作品もあったし、あと、名前は忘れたけど、すごく面白いことばっかりしてる人もいた。(美術館の隅に坐っている監視員を等身大で描いていたりした人)
いや〜、いろいろと堪能させてもらいました。
午後5時からよしもとYES広場で「うっひょーイベント〜雨降りませんように…〜」の2回目ステージ。1回目は午後2時からだったので、見に来れなかった。
25日にNGKで開催されるアイドリング!!!とYGAによる「品はちライブ」のプレイベント。
YGAはスクール生も含めた全員が参加し、イベント開催前にはビラまきもしていた。
アイドリング!!!とあわせて、ステージに乗りきるかどうかギリギリの大所帯。
アイドリング!!!はとりあえず、せりなと藍ちゃんがおれば満足だったのだが、森田涼花が握手会の最後をしめていた。この子も気になっているのであった。メンバーも半分くらいしか来ないのかな、と思ったけど、杞憂に終わった。
ステージの内容は、明日のイベントで漫才をするメンバーからコメント、という程度のもので、その後は、アイドリング!!!とYGAそれぞれにわかれての握手会。
主にアイドリング!!!をぼ〜っと見ていたのだが、握手券を複数枚持っているファンの無限ループを見ているうちに、自分の記憶が疑わしくなってきて、「あれ?僕はアイドリング!!!の握手会の時間を永遠に繰り返しているのかな」とビューティフルドリーマーみたいなことを考えた。まあ、日記を読んでもらえればわかるように、千篇一律の日々を過ごしているので、あながち間違いでもないか。
かなり昔に画集を見たときには、画集見てるだけでいい画家のような印象があったのだが、なにごとも思い込みはいけない。神戸方面にでかけるついでに、寄ってみた。
全体を見て、やはり1920年代〜1930年代前半までの、一番人気のあった頃が見ていて魅了された。
雑誌の表紙になった代表作なども、その表紙の絵と、実際に描かれた作品とでは、色やタッチが違うことで、印象が大きく違っていた。これは見に来てよかった。
「女」を強烈に感じさせる作品群で、たとえばラファエラを描いた作品では、その肉感的な魅力が、ぴのこちゃんを思い出させた。ナボコフの本のカバーに採用されることも多々あったという、娘キゼットを描いた作品はなかでも魅力たっぷりだが、後半、大人になったキゼットの肖像画も展示してあり、あまりのおばちゃんぶりにげんなりしてしまった。
タマラ自身のポートレートはガルボやディートリッヒを劣化コピーしたような類いであり、20年代〜30年代の一時の光芒を除いては、どこまでいっても時代を後追いしていた姿が哀れみを誘った。
レンピッカ全盛の作品はもちろん最高だが、後期、シュルレアリスムに影響を受けたり、抽象画描いたり、自作のレプリカ描いたりするあたりの作品をもっと集中的に見たかったような気もする。そうした、見向きもされなかった作品こそが、レンピッカを理解するうえでは貴重なのだろうな、と予感させたからだ。
今や美術館といえばこういう状況なのかもしれないが、客の大半は女性だった。
でも、せっかくレンピッカ見にきてるのに、ファッションセンスなどが一般人過ぎる客ばかりで、このお客さんたちにとって、美術は何の役にたっているんだろう、と首をひねった。まあ、レンピッカも時代に振り回された女性なので、お互いさまなのかもしれない。
そうそう、あと気になったのは、美術館側が作品などをある一定の解釈にはめこもうとしている解説が邪魔に思えた。「この作品ではこう感じなさい」と強制されているようで、ちょと辛い。じゃあ、読まなければいいんだけど、ついつい読んでしまうのだなあ。でも、こういう解説抜きで、ただ作品だけを並べていても、お客さんにはどこをどう鑑賞していいのかわからない、てことになるし。難しいものだ。
神戸旧生糸検査場で、第38回AU現代芸術国際展「SHOZO SHIMAMOTO & AU展〜ありえない現代アート展〜」
7月まるまる使って展示されている。
これがまあ、すごかった。
まず、展示されている場所が、生糸検査場の新館と旧館の1階から4階の各部屋を使っており、迷うほど広い。2時間使って、ひととおり見たつもりだが、見逃しがあるかもしれない。
50組ほどのアーチスト、あるいはアーチスト集団によるグループ展、というよりも、広めのギャラリーでの個展を50集めたもの、と考えればいい。
しかも作品は部屋をはみだして、廊下や階段までも侵出してきており、古い建物で使われていない部屋などもあって、まるで芸術の一大幽霊屋敷の様相を呈していた。
これだけ大量の作品を一度に見る機会など、そうそうあるものではない。
毎週土日にはパフォーマンスもあり、先週あたり「ペンキパフォーマンス」を見に来ようと思ってたが、体調のせいで、来れなかった。でも、ある意味、今日来て正解だったのかもしれない。
今日は「嶋本昭三パフォーマンス」と銘打って、嶋本御大自ら登場して、トークイベントが
あったからだ。他の「ダクトパフォーマンス」「糸パフォーマンス」「ペンキパフォーマンス」は嶋本氏へのオマージュも含んだ、他の作家が中心になって行なったものだったようなのだ。御大も80才をこえているから、そうそう昔のパフォーマンスを再現することもできないのだ。
大量の新聞で築かれた大伽藍の中で、アートをめざしたきっかけ等のトークがはじまったかと思うと、いきなり、無数のピンポン玉が高い天井を破って降ってくる。
トークとは無関係に、ビキニ水着の女性がドライアイスのスモークを吐き出すバケツをいくつもえんえんと運んできては、交換する。
挙げ句の果てには、「暑い」とか言い出して、トークが終わってしまう。なんという自由!
その直後に、すぐ裏で、五目リズムによるパフォーマンス。
DJ、VJによる音と映像のコラボレーションに、男女による舞踏。コンテンポラリーダンスの2人は、今日になって飛び入りが決まったそうで、それにしては終わり方など、うまく決まっていた。たぶん、11日に「ダンスパフォーマンス」した亘敏治氏と安藤沙織さんが飛び入りで踊ったのだ、と思う。(未確認)
さて、膨大な作品展示のなかで、いちばん気に入ったのは、中尾和生さんの作品群だ。
電化製品などに玩具やジャンクが粘土でデコレーションしてあるもので、そのカラフルさ、キッチュさは最高!作品数の多さも半端じゃない。
Mr.Ms.シュウのダンボール彫刻もよかったし、東清亜紀さんのMUNIちゃんも可愛い(幼いときに悪夢に出てきたキャラクターに似ている)。暗い部屋の中を懐中電灯照らして探険する作品もあったし、あと、名前は忘れたけど、すごく面白いことばっかりしてる人もいた。(美術館の隅に坐っている監視員を等身大で描いていたりした人)
いや〜、いろいろと堪能させてもらいました。
午後5時からよしもとYES広場で「うっひょーイベント〜雨降りませんように…〜」の2回目ステージ。1回目は午後2時からだったので、見に来れなかった。
25日にNGKで開催されるアイドリング!!!とYGAによる「品はちライブ」のプレイベント。
YGAはスクール生も含めた全員が参加し、イベント開催前にはビラまきもしていた。
アイドリング!!!とあわせて、ステージに乗りきるかどうかギリギリの大所帯。
アイドリング!!!はとりあえず、せりなと藍ちゃんがおれば満足だったのだが、森田涼花が握手会の最後をしめていた。この子も気になっているのであった。メンバーも半分くらいしか来ないのかな、と思ったけど、杞憂に終わった。
ステージの内容は、明日のイベントで漫才をするメンバーからコメント、という程度のもので、その後は、アイドリング!!!とYGAそれぞれにわかれての握手会。
主にアイドリング!!!をぼ〜っと見ていたのだが、握手券を複数枚持っているファンの無限ループを見ているうちに、自分の記憶が疑わしくなってきて、「あれ?僕はアイドリング!!!の握手会の時間を永遠に繰り返しているのかな」とビューティフルドリーマーみたいなことを考えた。まあ、日記を読んでもらえればわかるように、千篇一律の日々を過ごしているので、あながち間違いでもないか。
国立国際美術館で「豪日メディアアートミーティング」
アレッシオ・カヴァレロ、トロイ・イノセント、マリ・ヴェロナキ、グレッグ・モアによるオーストラリアのメディアアート状況を映像をまじえて。
久保田晃弘による バイオアート最新の現状報告など。
なんだかんだ言って、ステラークの腕にはえた耳のインパクトに圧倒されてしまう。
京都のLABORATORYで「フォトフォン」インスタレーション。
「今回のインスタレーションでは、グラハム・ベルが開発したフォトフォンの原理を使用して、音から光への、そして光から音への直接的変換を試みます。あなたは、あなたが聞いたものを見、見たものを聞きます」
とある。
オーストリアの現代音楽家、noid/aka arnold haberl、klaus filip、Tim Blechmanによる作品。
京都にいく途中で、午後6時になったので、淀屋橋で下車してNHK-FMの「現代の音楽」
猿谷紀郎
− 音の現在(いま)〜デーヴィッド・ラング −(1)
「アンヴィル・コーラス(1991)」
デーヴィッド・ラング作曲
(6分51秒)
(アンサンブル)バング・オン・ア・キャン・オールスターズ
<SONY CLASSICAL SRCR−1656>
「ザ・リトル・マッチ・ガール・パッション
(マッチ売りの少女の受難曲)(2007)」
デーヴィッド・ラング作曲
(35分05秒)
(声楽アンサンブル)シアター・オブ・ヴォイシズ
(声楽アンサンブル)アルス・ノヴァ・コペンハーゲン
(指揮)ポール・ヒリアー
<harmonia mundi HMU 807496>
このままあと20分待っていたら、クラシック交響楽団による「タルカス」も聞けたのだが、京都を優先。
帰宅後、「ハーバード白熱教室」
アレッシオ・カヴァレロ、トロイ・イノセント、マリ・ヴェロナキ、グレッグ・モアによるオーストラリアのメディアアート状況を映像をまじえて。
久保田晃弘による バイオアート最新の現状報告など。
なんだかんだ言って、ステラークの腕にはえた耳のインパクトに圧倒されてしまう。
京都のLABORATORYで「フォトフォン」インスタレーション。
「今回のインスタレーションでは、グラハム・ベルが開発したフォトフォンの原理を使用して、音から光への、そして光から音への直接的変換を試みます。あなたは、あなたが聞いたものを見、見たものを聞きます」
とある。
オーストリアの現代音楽家、noid/aka arnold haberl、klaus filip、Tim Blechmanによる作品。
京都にいく途中で、午後6時になったので、淀屋橋で下車してNHK-FMの「現代の音楽」
猿谷紀郎
− 音の現在(いま)〜デーヴィッド・ラング −(1)
「アンヴィル・コーラス(1991)」
デーヴィッド・ラング作曲
(6分51秒)
(アンサンブル)バング・オン・ア・キャン・オールスターズ
<SONY CLASSICAL SRCR−1656>
「ザ・リトル・マッチ・ガール・パッション
(マッチ売りの少女の受難曲)(2007)」
デーヴィッド・ラング作曲
(35分05秒)
(声楽アンサンブル)シアター・オブ・ヴォイシズ
(声楽アンサンブル)アルス・ノヴァ・コペンハーゲン
(指揮)ポール・ヒリアー
<harmonia mundi HMU 807496>
このままあと20分待っていたら、クラシック交響楽団による「タルカス」も聞けたのだが、京都を優先。
帰宅後、「ハーバード白熱教室」