ギャラパ@かにゃフェス~「蒼い球体関節人形展2013」@京都ライト商會三条店~「ダイアローグ 蔡國強×浅田彰」@京都造形芸術大学~、『ULTRA AWARD 2013」@ART ZONE
2013年10月14日 芸術
中崎町アートリフレッシュ、かにゃフェスを見てきた。
お目当ては、にゃんともステージのギャラパ。
ギャラパは、大阪難波のロケッツのすぐ近くになんば校があるパフォーマンスアーティスト育成学園で、ダンスレッスンしている光景を見ることもしばしば。毎度のことだが、シュライカーパフォーマンスアカデミーのユニットも登場。
以下、出演順に。ユニット名のはダンス、名前が出ているのは、歌。
Hip Five
珠々(ジュジュ)
村山柚果(コントレールを歌う)
ストーム
クラッチ
リトルベアー(チア)
キヨタニ・アユミ(テルーの唄)
マイティボーイズ
VIPクラウン
チョケりんモンスター
トイブー
ユウカ(ボイスを歌う)
ジャックビート
アットホームな感じが好ましいギャラパの発表ステージだが、今回はいちだんとアットホームだった。
http://artrefresh.jimdo.com/にゃんともステージ/
京都ライト商會三条店ギャラリーに行って、「蒼い球体関節人形展2013」を見てきた。
入るなり、声をかけられて、振り向いてみると、間宮さんだった。間宮さんは、こういう展示会でよく会うし、また、にくいほどに雰囲気にあっている。
本展ゲスト作家は、清水真理 http://garirewo.com/strnew/kyositu.php
参加作家は、以下の方々。
HORI http://muuun-kosuke.tumblr.com/
karyu http://blog.livedoor.jp/eurekaryu/
KANA http://ameblo.jp/kanahyskoa/
ぴこうさ http://twitter.com/@pikopikouzura http://foggybell.blog.fc2.com/
三宮玄太 http://sanguu.blog84.fc2.com/
浅野ルナ
大池舞子 http://maicodolls.jimdo.com/
聖絵 http://pinkjack.jp/artist/marie/
dr°see http://401mg.tumblr.com/
展覧会に関わりなく、ずっと鎮座まします四谷シモンさんの人形と、ゲスト作家清水真理さんの人形が、一番奥で、さすがの存在感を発揮していた。
来廊されていた、ぴこうささんに、自作の見方を解説していただいた。
ギャラリーのなかは、人形と美女と美男で占められており、そこに、僕という「球体脂肪人間」が紛れ込んだワンダーランドでありました。
http://pinkjack.jp/project/ningyoten2013/
京都造形芸術大学に行って、「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」オープンリサーチプログラムの第4回目、「ダイアローグ 蔡國強×浅田彰」を見てきた。
蔡國強は、北京オリンピック開会式の花火演出とか、京都市役所前に描いた絵に酒を流して火をつけたり、無数のミサイルを発射して建物を越えさせたり、建物の中に航空母艦を屹立させたり、原爆ドームの上に黒い花火をあげたり、あるいは、万里の長城を1万メートル延ばすプロジェクトなど、火薬を使ったダイナミックな活動を次々と打ち出しているアーチスト。
各地で行ったプロジェクトの映像と、対談(蔡國強は日本語でしゃべっていた)は、とにかく、挑発的で刺激的。
フランスでのニュイ・ド・ブランシュでは、セーヌ川に花火を打ち上げるたが、それはフランス人のセックス平均時間12分のセレモニーだったと言う。その花火セレモニーのあとは、複数のカップルにそれぞれ2人きりでおれる場所を提供し、快感絶頂のときに押すように、と花火発射のボタンを託す。カップル(男女とはかぎらない)がいちゃつくシルエットがうつり、しかるのちに花火発射!こんなイベントが実現できるのだから、フランスはすごい国だ。
世界各地で、自作を持っていって展示するのではなく、現地の人々を巻き込んで、一大アートプロジェクト(お祭り?)にしてしまうパワーがすごい。
2015年の芸術祭本番が楽しみだ。
http://www.parasophia.jp/events/a/cai-guo-qiang-akira-asada/
京都ARTZONEに行って、『ULTRA AWARD 2013 Exhibition~異物と否物の共振~』を見てきた。京都造形大学の「ダイアローグ 蔡國強×浅田彰」の対話のなかで、蔡國強が見に行って楽しんだ、と言ってたので、のぞきに行ったのだ。
京都造形芸術大学の学生、卒業生(2年以内)を対象にしたコンペティション。
出展作家は、次のとおり。
小野なつ季 (芸術学部・美術工芸学科現代美術・写真コース1回生)
長沢優希(大学院・芸術表現専攻総合造形コース在学)
黄 海寧(大学院・芸術表現専攻総合造形領域在学)
堀 健(卒業生・大学院・芸術表現専攻彫刻領域修了)
大和美緒/富永省吾(大学院・芸術表現専攻在学/卒業生・芸術学部・情報デザイン学科コミュニケーションデザインコース卒業)
本日、審査があって、各作家がプレゼンしたそうだが、それは見ていなかったので、これら作品が動くとどうなるのか、というのがわからなかった。そういった意味では、最初から動く映像で勝負している大和・富永ユニットは、審査員以外のお客さんにも訴える親切作品であったといえる。(真珠郎が狂わされる映像みたいな作品)
ギャラリー入ってすぐにある、男根戦車はインパクト大。
http://www.artzone.jp/events/UA2013/UA2013_index.html
お目当ては、にゃんともステージのギャラパ。
ギャラパは、大阪難波のロケッツのすぐ近くになんば校があるパフォーマンスアーティスト育成学園で、ダンスレッスンしている光景を見ることもしばしば。毎度のことだが、シュライカーパフォーマンスアカデミーのユニットも登場。
以下、出演順に。ユニット名のはダンス、名前が出ているのは、歌。
Hip Five
珠々(ジュジュ)
村山柚果(コントレールを歌う)
ストーム
クラッチ
リトルベアー(チア)
キヨタニ・アユミ(テルーの唄)
マイティボーイズ
VIPクラウン
チョケりんモンスター
トイブー
ユウカ(ボイスを歌う)
ジャックビート
アットホームな感じが好ましいギャラパの発表ステージだが、今回はいちだんとアットホームだった。
http://artrefresh.jimdo.com/にゃんともステージ/
京都ライト商會三条店ギャラリーに行って、「蒼い球体関節人形展2013」を見てきた。
入るなり、声をかけられて、振り向いてみると、間宮さんだった。間宮さんは、こういう展示会でよく会うし、また、にくいほどに雰囲気にあっている。
本展ゲスト作家は、清水真理 http://garirewo.com/strnew/kyositu.php
参加作家は、以下の方々。
HORI http://muuun-kosuke.tumblr.com/
karyu http://blog.livedoor.jp/eurekaryu/
KANA http://ameblo.jp/kanahyskoa/
ぴこうさ http://twitter.com/@pikopikouzura http://foggybell.blog.fc2.com/
三宮玄太 http://sanguu.blog84.fc2.com/
浅野ルナ
大池舞子 http://maicodolls.jimdo.com/
聖絵 http://pinkjack.jp/artist/marie/
dr°see http://401mg.tumblr.com/
展覧会に関わりなく、ずっと鎮座まします四谷シモンさんの人形と、ゲスト作家清水真理さんの人形が、一番奥で、さすがの存在感を発揮していた。
来廊されていた、ぴこうささんに、自作の見方を解説していただいた。
ギャラリーのなかは、人形と美女と美男で占められており、そこに、僕という「球体脂肪人間」が紛れ込んだワンダーランドでありました。
http://pinkjack.jp/project/ningyoten2013/
京都造形芸術大学に行って、「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」オープンリサーチプログラムの第4回目、「ダイアローグ 蔡國強×浅田彰」を見てきた。
蔡國強は、北京オリンピック開会式の花火演出とか、京都市役所前に描いた絵に酒を流して火をつけたり、無数のミサイルを発射して建物を越えさせたり、建物の中に航空母艦を屹立させたり、原爆ドームの上に黒い花火をあげたり、あるいは、万里の長城を1万メートル延ばすプロジェクトなど、火薬を使ったダイナミックな活動を次々と打ち出しているアーチスト。
各地で行ったプロジェクトの映像と、対談(蔡國強は日本語でしゃべっていた)は、とにかく、挑発的で刺激的。
フランスでのニュイ・ド・ブランシュでは、セーヌ川に花火を打ち上げるたが、それはフランス人のセックス平均時間12分のセレモニーだったと言う。その花火セレモニーのあとは、複数のカップルにそれぞれ2人きりでおれる場所を提供し、快感絶頂のときに押すように、と花火発射のボタンを託す。カップル(男女とはかぎらない)がいちゃつくシルエットがうつり、しかるのちに花火発射!こんなイベントが実現できるのだから、フランスはすごい国だ。
世界各地で、自作を持っていって展示するのではなく、現地の人々を巻き込んで、一大アートプロジェクト(お祭り?)にしてしまうパワーがすごい。
2015年の芸術祭本番が楽しみだ。
http://www.parasophia.jp/events/a/cai-guo-qiang-akira-asada/
京都ARTZONEに行って、『ULTRA AWARD 2013 Exhibition~異物と否物の共振~』を見てきた。京都造形大学の「ダイアローグ 蔡國強×浅田彰」の対話のなかで、蔡國強が見に行って楽しんだ、と言ってたので、のぞきに行ったのだ。
京都造形芸術大学の学生、卒業生(2年以内)を対象にしたコンペティション。
出展作家は、次のとおり。
小野なつ季 (芸術学部・美術工芸学科現代美術・写真コース1回生)
長沢優希(大学院・芸術表現専攻総合造形コース在学)
黄 海寧(大学院・芸術表現専攻総合造形領域在学)
堀 健(卒業生・大学院・芸術表現専攻彫刻領域修了)
大和美緒/富永省吾(大学院・芸術表現専攻在学/卒業生・芸術学部・情報デザイン学科コミュニケーションデザインコース卒業)
本日、審査があって、各作家がプレゼンしたそうだが、それは見ていなかったので、これら作品が動くとどうなるのか、というのがわからなかった。そういった意味では、最初から動く映像で勝負している大和・富永ユニットは、審査員以外のお客さんにも訴える親切作品であったといえる。(真珠郎が狂わされる映像みたいな作品)
ギャラリー入ってすぐにある、男根戦車はインパクト大。
http://www.artzone.jp/events/UA2013/UA2013_index.html
昭和カフェサロン・彩珈楼(さいかろう)のギャラリーで、グループ写真展「いろは展」を見てきた。
カフェの中の小さな扉を背をかがめて入る。
いろは、という名のモデルを撮影した作品展。
Jyari・TAKA NAITO・高田一樹・TTX・HIRO-SUGIYAMA・ひで・山本惠一郎
ひとりのモデル「いろは」のいろんな面が楽しめる、というよりは、数人の写真家がそれぞれのアプローチで撮影しているのに、「いろは」は「いろは」であり続けているのが、驚きだった。
http://ameblo.jp/saikarou/entry-11629887251.html
長居のGalleryキットハウスに行って、祖根亜矢子展「histoire~kawaii vers!on~ 」を見てきた。全長130センチと150センチの球体関節人形展。人形を被写体にした写真も展示してあった。
僕のよく見てきた球体関節人形は、多くが少女の面差しをしていたのだが、祖根亜矢子さんの人形は、少女と呼ぶよりも年齢の高めの、しかし若い女性を思わせた。
人形というと、ついついベルメールのようなものを基準に考えてしまうけど、それとは別の流れの人形であるように思えた。
ギャラリーも民家のなかにあり、前庭を通って、靴を脱いで入る場所で、作品とあわせて、上品だった。僕のような、わけのわからない人間に対しても丁寧に接していただき、珈琲までごちそうになった。上品で、優雅なひととき。
http://blogs.yahoo.co.jp/i_yuki1013/53794788.html
南堀江のPULPに行って、はたさちお写真展「寂光」を見てきた。
JOJO広重、キングジョー、クリトリック・リスなどなど、ライブで見知った顔が並んでいた。今日は国立国際美術館のあと、、ギャラリーを5つほど回って、これが6つめだ。最初に見た映像作品がサハラ砂漠で、ずいぶん遠くまで行ってきた感覚があったが、はたさちお写真展を見て、やっと帰ってきた、という実感を得ることができた。
自分には、やっぱり、こういう世界が落ち着くんだな、と思えた。
http://pulpspace.org/post/60173947040
カフェの中の小さな扉を背をかがめて入る。
いろは、という名のモデルを撮影した作品展。
Jyari・TAKA NAITO・高田一樹・TTX・HIRO-SUGIYAMA・ひで・山本惠一郎
ひとりのモデル「いろは」のいろんな面が楽しめる、というよりは、数人の写真家がそれぞれのアプローチで撮影しているのに、「いろは」は「いろは」であり続けているのが、驚きだった。
http://ameblo.jp/saikarou/entry-11629887251.html
長居のGalleryキットハウスに行って、祖根亜矢子展「histoire~kawaii vers!on~ 」を見てきた。全長130センチと150センチの球体関節人形展。人形を被写体にした写真も展示してあった。
僕のよく見てきた球体関節人形は、多くが少女の面差しをしていたのだが、祖根亜矢子さんの人形は、少女と呼ぶよりも年齢の高めの、しかし若い女性を思わせた。
人形というと、ついついベルメールのようなものを基準に考えてしまうけど、それとは別の流れの人形であるように思えた。
ギャラリーも民家のなかにあり、前庭を通って、靴を脱いで入る場所で、作品とあわせて、上品だった。僕のような、わけのわからない人間に対しても丁寧に接していただき、珈琲までごちそうになった。上品で、優雅なひととき。
http://blogs.yahoo.co.jp/i_yuki1013/53794788.html
南堀江のPULPに行って、はたさちお写真展「寂光」を見てきた。
JOJO広重、キングジョー、クリトリック・リスなどなど、ライブで見知った顔が並んでいた。今日は国立国際美術館のあと、、ギャラリーを5つほど回って、これが6つめだ。最初に見た映像作品がサハラ砂漠で、ずいぶん遠くまで行ってきた感覚があったが、はたさちお写真展を見て、やっと帰ってきた、という実感を得ることができた。
自分には、やっぱり、こういう世界が落ち着くんだな、と思えた。
http://pulpspace.org/post/60173947040
「Figurative Abstraction /比喩的な抽象」@Yoshimi Arts~ホイキシュウ写真展「まがたま」@ニアリーイコール~田岡義博コレクション展「白面狂」@ONE PLUS 1
2013年10月13日 芸術
ビル・ヴィオラ見たあと、同じ肥後橋にあるYoshimi Artsに寄って「Figurative Abstraction /比喩的な抽象」を見てきた。
柿沼瑞輝/興梠優護/笹川治子
「抽象」の意味の再考をテーマにした展覧会。
たしかに、それぞれの作品は、かつての「抽象作品」というよりも、変形した具体、あるいは、コラージュのアレンジというイメージで迫ってきた。タイトルに「抽象」「アブストラクション」と銘打ったのは、かなり挑発的な意図がある、とみた。
http://www.yoshimiarts.com/exhibition/20130914_Figurative_Abstraction.html
中崎町のニアリーイコールギャラリーで、ホイキシュウ写真展「まがたま」を見てきた。
ホイキシュウさんの写真は面白いので、最終日になんとかすべりこみで見れてよかった。
「日常の隙間からひょいと貌を覗かせる畏敬のモノたち」
と、解説文にあった。
写真を見て、ただ鑑賞するのではなく、謎解きに立ち会わされているような面白さがあった。謎はあるけど、答えはなかった場合もあったかもしれないが。
中崎町ONE PLUS 1 galleryで、田岡義博コレクション展「白面狂」を見てきた。
法具、山伏の法螺貝、教育勅語、勲章、ヒンズーの神々の絵、などなど、宗教的なものや本も含めて、多くの骨董コレクションが展示してあった。田岡義博氏による作品も。
また、宗教行事での写真や、田岡氏のコスプレ写真も見ることができた。
まるで、出口王仁三郎の部屋に遊びにきたような感覚だ。
厖大な骨董や写真のそれぞれを十全に楽しむには相当な時間が必要だろう。
ぞくぞくする楽しさ。
柿沼瑞輝/興梠優護/笹川治子
「抽象」の意味の再考をテーマにした展覧会。
たしかに、それぞれの作品は、かつての「抽象作品」というよりも、変形した具体、あるいは、コラージュのアレンジというイメージで迫ってきた。タイトルに「抽象」「アブストラクション」と銘打ったのは、かなり挑発的な意図がある、とみた。
http://www.yoshimiarts.com/exhibition/20130914_Figurative_Abstraction.html
中崎町のニアリーイコールギャラリーで、ホイキシュウ写真展「まがたま」を見てきた。
ホイキシュウさんの写真は面白いので、最終日になんとかすべりこみで見れてよかった。
「日常の隙間からひょいと貌を覗かせる畏敬のモノたち」
と、解説文にあった。
写真を見て、ただ鑑賞するのではなく、謎解きに立ち会わされているような面白さがあった。謎はあるけど、答えはなかった場合もあったかもしれないが。
中崎町ONE PLUS 1 galleryで、田岡義博コレクション展「白面狂」を見てきた。
法具、山伏の法螺貝、教育勅語、勲章、ヒンズーの神々の絵、などなど、宗教的なものや本も含めて、多くの骨董コレクションが展示してあった。田岡義博氏による作品も。
また、宗教行事での写真や、田岡氏のコスプレ写真も見ることができた。
まるで、出口王仁三郎の部屋に遊びにきたような感覚だ。
厖大な骨董や写真のそれぞれを十全に楽しむには相当な時間が必要だろう。
ぞくぞくする楽しさ。
第6回中之島映像劇場「ビル・ヴィオラ初期映像作品集 心の旅路」@国立国際美術館、『はつゆめ』
2013年10月13日 芸術国立国際美術館で、第6回中之島映像劇場「ビル・ヴィオラ初期映像作品集 心の旅路」を見てきた。入場無料。
13:00からAプログラム:84分
(冒頭に15分の解説)
《ジェリド湖(光と熱に浮かぶポートレート)》
(1979年/ビデオ作品/カラ―/ステレオ・サウンド/28分)
《はつゆめ》田中大圓へ
(1981 年/ビデオ作品/カラ―/ステレオ・サウンド/56分)
15:00からBプログラム:89分
《おのれは如何なるものかを識らず》
(1986年/ビデオ作品/カラ―/ステレオ・サウンド/89分)
Aプログラムはサハラ砂漠と、日本(恐山とか!)。
Bプログラムは鳥の顔、卵から孵化する鳥、バイソンの放尿、いきなり登場する象。
死んだ動物(牛とか魚とか)が徐々に朽ち果て、蝿がたかり、鳥がついばむ映像を見ると、自分も、あんなふうに動物たちの餌食になりながら消費されたい、と思った。
田中大圓(タナカ・ダイエン)は、ビル・ヴィオラが日本滞在中に師事した禅僧。座禅のあとで、よくミスタードーナツに行ったから、そのときの集まりを「ミスター・ドーナツ禅宗講座」と呼んでたとか。
(どうでもいいことだけど、サブタイトルの「田中大圓へ」For Daien Tanakaは、森美術館のカタログ本では「田中大圓に」の表記になっている)
映像作品だから当たり前、のことなのだが、「わたしは、これを見ています」ということ自体の面白さが味わえた。
http://www.billviola.com/
ビル・ヴィオラ『はつゆめ』を読んだ。
序
はつゆめ/デヴィッド・エリオット
叡智と不安 ビル・ヴィオラの作品をめぐる随想/デヴィッド・ロス
作品1976-1996 ビル・ヴィオラ、キラ・ペロフ/解説:ビル・ヴィオラ
時の極みに表れる感情 ビル・ヴィオラのプロジェクト(パッション/受難)/ジョン・ウォルシュ
作品2000-2004 ビル・ヴィオラ、キラ・ペロフ/解説:ビル・ヴィオラ
ビル・ヴィオラへのインタビュー/帯金章郎
年譜
参考文献
作品リスト
本書は、2006年~2007年にかけて、森美術館と兵庫県立美術館でひらかれた「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」展に関連した本。
13:00からAプログラム:84分
(冒頭に15分の解説)
《ジェリド湖(光と熱に浮かぶポートレート)》
(1979年/ビデオ作品/カラ―/ステレオ・サウンド/28分)
《はつゆめ》田中大圓へ
(1981 年/ビデオ作品/カラ―/ステレオ・サウンド/56分)
15:00からBプログラム:89分
《おのれは如何なるものかを識らず》
(1986年/ビデオ作品/カラ―/ステレオ・サウンド/89分)
Aプログラムはサハラ砂漠と、日本(恐山とか!)。
Bプログラムは鳥の顔、卵から孵化する鳥、バイソンの放尿、いきなり登場する象。
死んだ動物(牛とか魚とか)が徐々に朽ち果て、蝿がたかり、鳥がついばむ映像を見ると、自分も、あんなふうに動物たちの餌食になりながら消費されたい、と思った。
田中大圓(タナカ・ダイエン)は、ビル・ヴィオラが日本滞在中に師事した禅僧。座禅のあとで、よくミスタードーナツに行ったから、そのときの集まりを「ミスター・ドーナツ禅宗講座」と呼んでたとか。
(どうでもいいことだけど、サブタイトルの「田中大圓へ」For Daien Tanakaは、森美術館のカタログ本では「田中大圓に」の表記になっている)
映像作品だから当たり前、のことなのだが、「わたしは、これを見ています」ということ自体の面白さが味わえた。
http://www.billviola.com/
ビル・ヴィオラ『はつゆめ』を読んだ。
序
はつゆめ/デヴィッド・エリオット
叡智と不安 ビル・ヴィオラの作品をめぐる随想/デヴィッド・ロス
作品1976-1996 ビル・ヴィオラ、キラ・ペロフ/解説:ビル・ヴィオラ
時の極みに表れる感情 ビル・ヴィオラのプロジェクト(パッション/受難)/ジョン・ウォルシュ
作品2000-2004 ビル・ヴィオラ、キラ・ペロフ/解説:ビル・ヴィオラ
ビル・ヴィオラへのインタビュー/帯金章郎
年譜
参考文献
作品リスト
本書は、2006年~2007年にかけて、森美術館と兵庫県立美術館でひらかれた「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」展に関連した本。
第34回文学碑記念の集い@太平寺~ニュイ・ブランシュ
2013年10月5日 芸術午後2時から、太平寺で、第34回文学碑記念の集い。
司会は笑福亭枝鶴
第1部 講演「オダサクと画家、そしてミナミ」橋爪節也
第2部 浪曲「夫婦善哉」春野恵子(曲師:一風亭初月)
講演では、オダサクとミナミを中心に語られ、『夫婦善哉』はミナミと北新地が舞台となるが、意識的に船場をはずして物語ったのではないか、との仮説もたてられていた。
「銭のかからぬいわゆる下手料理」(夫婦善哉)で列挙される、戎橋筋そごう横「しる市」のどじょう汁と皮鯨汁(あえて「心斎橋筋」と呼ばず「戎橋筋」と呼ぶところにもオダサクの意図がある)、道頓堀相合橋東詰「出雲屋」のまむし、日本橋「たこ梅」のたこ、法善寺境内「正弁丹吾亭」の関東煮、千日前常盤座横「寿司捨」の鉄火巻と鯛の皮の酢味噌、「だるまや」のかやく飯と粕じる。これらは、第2部の浪曲でも再現されたが、ミナミのどこに店があったか、などの確認作業だけで、食欲がわいてきた。
あと、赤玉のムーランルージュ(『雪の夜』)、バー・ダイス(『世相』)雁次郎横丁(『世相』)、青年塾堂(『木の都』)、名曲堂(『木の都』)、夫婦善哉のかつてあった場所などなど、懐かしいやら、知らなかったことやら、話のなかで、ミナミの店、「ドウトン」や「メトロ」などの名前もあがった。
それと、大阪歴史博物館の織田作之助の展示、日々、展示物が充実していっているそうだ。終りかけにもう1回行ったほうがいいのかもしれない。
第2部、春野恵子さんの浪曲「夫婦善哉」は今回がネタおろし。覚えるだけでもたいへんなのに、関西弁もこなさないといけない、また、客は織田作之助や大阪ミナミには一家言を持つお年寄りが居並んでいる。そんななかでの「夫婦善哉」お見事でした!
帰りぎわに、名前呼ばれたので誰だろう、と思ったら、桂あやめさんだった。和服姿でなかったので、一瞬、誰だろう?と見紛ってしまった。洋装姿もお美しい。http://blog.goo.ne.jp/keiko-haruno
夕方から、京都で、ニュイ・ブランシュ「パリ白夜祭への架け橋-現代アートと過ごす夜」を楽しんできた。
@KCUA~京都国際マンガミュージアム~京都芸術センターの3つをまわった。
まず、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
ギャラリーAで見たのは、アレクサンドル・モーベールの映像作品。2面スクリーンの前には、スピーカーを仕込んだ布のテーブルのようなものが置いてあり、音の振動で、布の上の絵の具粒が踊る。
ギャラリーBでは、映像作品(全部見るには80分!)これが面白いものばっかりで、ずっとここにいてもよかったかも、と思えた。
Lanrent Faulonの「Garden Party」は、全裸の男がテーブルからテーブルへと渡り歩くスリルとサスペンスに満ちた映像。
http://laurent-faulon.over-blog.com/
Matthieu Pilloudの「Conférence en forêt」は断片的なイラストをいろいろ組み合わせをかえて、違う情景をつくり続ける映像。
あと、ピアノ弾いたら無数に並んだグラスが割れる楽器演奏とか、映画のアクションシーンのコラージュ作品とか。
また、「犬と歩行視」の展示では、テニスコートに立って鑑賞した。
京都国際マンガミュージアムは、建物に映像を映し出すプロジェクションマッピング、マチデコインターナショナルの作品から見た。
続くシャンタル・ストマンの「ロスト・ハイウェイ」は、世界の各都市の夜の光景の写真を建物に投影し、ナレーションがつく。
写真、夜、都市、建物、と、モノクロームのコンビネーションがぴったりはまっていた。
京都芸術センターでは、まず、ダヴィデ・ヴォンパク(ダンス)+ミコ・イニネン(サウンド)の「TOUR」を見た。
真っ暗ななかから、徐々に浮かび上がる男の姿。
その後、男は基本的には呼吸をしているだけなのだが、それが30分飽きずに見ていられるのだから、すごい。
4階の和室に上がって、ステファン・ドゥ・メデロスの「BSKTPLC」を見た。
茶室に入ると、部屋全体を使って、バスケットボール、洗濯洗剤、警備員が配置されている。まるで、いけばなのように絶妙の位置で、ぴくりとも動かず、置物として客の視線を浴び続ける。
と、思ってタイトルを見たら、「BSKTPLC」は、「バスケット・ポリス」のことだったんだ、と納得。
http://stephanedemedeiros.com/index.html
終わったあと、アンスティチュ・フランセ関西で「双子の未亡人」ダンスを見るか、ゲーテ・インスティチュート・ヴィラ鴨川でドリス・デリエの映画見るか、それとも、京都国際マンガミュージアムに戻ってゼウスの映像見るか、@KCUAに戻って映像作品の残りを見るか、いろいろ選択肢はあったものの、時間がなくて、電車乗って帰った。
所持金がほぼ0円だったため、朝まで過ごすのは心もとなかったのである。http://www.nuitblanche.jp/
司会は笑福亭枝鶴
第1部 講演「オダサクと画家、そしてミナミ」橋爪節也
第2部 浪曲「夫婦善哉」春野恵子(曲師:一風亭初月)
講演では、オダサクとミナミを中心に語られ、『夫婦善哉』はミナミと北新地が舞台となるが、意識的に船場をはずして物語ったのではないか、との仮説もたてられていた。
「銭のかからぬいわゆる下手料理」(夫婦善哉)で列挙される、戎橋筋そごう横「しる市」のどじょう汁と皮鯨汁(あえて「心斎橋筋」と呼ばず「戎橋筋」と呼ぶところにもオダサクの意図がある)、道頓堀相合橋東詰「出雲屋」のまむし、日本橋「たこ梅」のたこ、法善寺境内「正弁丹吾亭」の関東煮、千日前常盤座横「寿司捨」の鉄火巻と鯛の皮の酢味噌、「だるまや」のかやく飯と粕じる。これらは、第2部の浪曲でも再現されたが、ミナミのどこに店があったか、などの確認作業だけで、食欲がわいてきた。
あと、赤玉のムーランルージュ(『雪の夜』)、バー・ダイス(『世相』)雁次郎横丁(『世相』)、青年塾堂(『木の都』)、名曲堂(『木の都』)、夫婦善哉のかつてあった場所などなど、懐かしいやら、知らなかったことやら、話のなかで、ミナミの店、「ドウトン」や「メトロ」などの名前もあがった。
それと、大阪歴史博物館の織田作之助の展示、日々、展示物が充実していっているそうだ。終りかけにもう1回行ったほうがいいのかもしれない。
第2部、春野恵子さんの浪曲「夫婦善哉」は今回がネタおろし。覚えるだけでもたいへんなのに、関西弁もこなさないといけない、また、客は織田作之助や大阪ミナミには一家言を持つお年寄りが居並んでいる。そんななかでの「夫婦善哉」お見事でした!
帰りぎわに、名前呼ばれたので誰だろう、と思ったら、桂あやめさんだった。和服姿でなかったので、一瞬、誰だろう?と見紛ってしまった。洋装姿もお美しい。http://blog.goo.ne.jp/keiko-haruno
夕方から、京都で、ニュイ・ブランシュ「パリ白夜祭への架け橋-現代アートと過ごす夜」を楽しんできた。
@KCUA~京都国際マンガミュージアム~京都芸術センターの3つをまわった。
まず、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
ギャラリーAで見たのは、アレクサンドル・モーベールの映像作品。2面スクリーンの前には、スピーカーを仕込んだ布のテーブルのようなものが置いてあり、音の振動で、布の上の絵の具粒が踊る。
ギャラリーBでは、映像作品(全部見るには80分!)これが面白いものばっかりで、ずっとここにいてもよかったかも、と思えた。
Lanrent Faulonの「Garden Party」は、全裸の男がテーブルからテーブルへと渡り歩くスリルとサスペンスに満ちた映像。
http://laurent-faulon.over-blog.com/
Matthieu Pilloudの「Conférence en forêt」は断片的なイラストをいろいろ組み合わせをかえて、違う情景をつくり続ける映像。
あと、ピアノ弾いたら無数に並んだグラスが割れる楽器演奏とか、映画のアクションシーンのコラージュ作品とか。
また、「犬と歩行視」の展示では、テニスコートに立って鑑賞した。
京都国際マンガミュージアムは、建物に映像を映し出すプロジェクションマッピング、マチデコインターナショナルの作品から見た。
続くシャンタル・ストマンの「ロスト・ハイウェイ」は、世界の各都市の夜の光景の写真を建物に投影し、ナレーションがつく。
写真、夜、都市、建物、と、モノクロームのコンビネーションがぴったりはまっていた。
京都芸術センターでは、まず、ダヴィデ・ヴォンパク(ダンス)+ミコ・イニネン(サウンド)の「TOUR」を見た。
真っ暗ななかから、徐々に浮かび上がる男の姿。
その後、男は基本的には呼吸をしているだけなのだが、それが30分飽きずに見ていられるのだから、すごい。
4階の和室に上がって、ステファン・ドゥ・メデロスの「BSKTPLC」を見た。
茶室に入ると、部屋全体を使って、バスケットボール、洗濯洗剤、警備員が配置されている。まるで、いけばなのように絶妙の位置で、ぴくりとも動かず、置物として客の視線を浴び続ける。
と、思ってタイトルを見たら、「BSKTPLC」は、「バスケット・ポリス」のことだったんだ、と納得。
http://stephanedemedeiros.com/index.html
終わったあと、アンスティチュ・フランセ関西で「双子の未亡人」ダンスを見るか、ゲーテ・インスティチュート・ヴィラ鴨川でドリス・デリエの映画見るか、それとも、京都国際マンガミュージアムに戻ってゼウスの映像見るか、@KCUAに戻って映像作品の残りを見るか、いろいろ選択肢はあったものの、時間がなくて、電車乗って帰った。
所持金がほぼ0円だったため、朝まで過ごすのは心もとなかったのである。http://www.nuitblanche.jp/
「織田作之助と大大阪」@大阪歴史博物館~動楽亭昼席~c335p001ペン画展「うつしもの」@乙画廊~「荒木みどりM⇔mヨシダミノル展」@CAS~池田修三展「センチメンタルの青い旗」@HEP HALL
2013年10月4日 芸術
大阪歴史博物館に行って、特別企画展「生誕100年記念 織田作之助と大大阪」を見てきた。
会場入るなり、お多福人形がお出迎え。
展示の概要は次のとおり。
夫婦善哉コーナー
生前の出版本
生前の掲載雑誌
第1章 高津中学・三高時代を経て執筆活動に入る。宮田一枝との出会い・結婚、そして死別
第2章 短く波乱に満ちた後半生、そして壮絶な死
織田作之助が見ていた大阪の姿
廻る人びと1、2、3、4
没後刊行本
織田作之助評伝本
織田作と現代
夫婦善哉原稿の変遷
新発見の資料もあり、なかなか充実していた。
チェーンスモーカーの無頼派の姿に、ゲンズブールを重ねてみたりもした。
常設展のほうは、小学生の団体さんがいたので、避けて今回は見ず。
今日は駅などで、幾組も小学生の団体を見た。そういう日なのだろうか。http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2013/odasaku.html
午後2時から、動楽亭昼席を見てきた。
桂弥太郎「寿限無」(看板のサゲ)
桂佐ん吉「道具屋」
桂わかば「うなぎや」(前みたときよりも面白くなってた!)
桂雀松「口入屋」(三代目文之助襲名直前)
中入り
桂出丸「寄合酒」
桂千朝「鹿政談」
乙画廊で、c335p001ペン画展「うつしもの」を見てきた。
今回は、ペン画と、対になる鉛筆画の作品が展示されていた。
優美な屍体のような目に見えぬ切断面が感じとれるペン画に対して、同じテーマの鉛筆画では、絵が渾然としていて、それぞれの面白さが味わえた。
僕が画廊に到着するちょっと前に、ウサギ先生も来ていたようだった。
http://oto-gallery.no-blog.jp/otoblog/2013/09/c355p001_exhibi.html
CASに行って、「荒木みどりM⇔mヨシダミノル展」を見てきた。
シンセサイザージャケットが真ん中にどーんと置いてあり、壁にはブラックライトで怪しげに光る立体作品たちが。
これはやはり、オープニングパフォーマンスか、最終日の「現代家族」パフォーマンスを見たいところだが、オープニングは見逃し、最終日は「10minutes」の日だ。抜けて見に来ようかな。
http://cas.or.jp/2013/ARAKI_YOSHIDA/index.html
HEP HALLに行って、池田修三展「センチメンタルの青い旗」を見てきた。
池田修三は、秋田の版画家で、2004年に82歳で亡くなっている。
子どもの情景を主に描いた作風は、懐かしい児童画を思わせるもので、本展示では1958年の作品もあったが、1970年代、80年代、90年代、と近作が多数展示してあった。1990年代に、こんな子どもが実在したのか?と思わせるほど、50年代の作品と変わらぬ児童の世界を描いていた。これは、池田修三の世界が不変である所以であることは言うまでもないが、それ以上に、子どもの永遠性を物語るものだろう、と感じた。
今も昔も、子どもは何も変わっていない。大人が子どもを見る目が変わるだけなのだ。http://www.hephall.com/26540/
会場入るなり、お多福人形がお出迎え。
展示の概要は次のとおり。
夫婦善哉コーナー
生前の出版本
生前の掲載雑誌
第1章 高津中学・三高時代を経て執筆活動に入る。宮田一枝との出会い・結婚、そして死別
第2章 短く波乱に満ちた後半生、そして壮絶な死
織田作之助が見ていた大阪の姿
廻る人びと1、2、3、4
没後刊行本
織田作之助評伝本
織田作と現代
夫婦善哉原稿の変遷
新発見の資料もあり、なかなか充実していた。
チェーンスモーカーの無頼派の姿に、ゲンズブールを重ねてみたりもした。
常設展のほうは、小学生の団体さんがいたので、避けて今回は見ず。
今日は駅などで、幾組も小学生の団体を見た。そういう日なのだろうか。http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2013/odasaku.html
午後2時から、動楽亭昼席を見てきた。
桂弥太郎「寿限無」(看板のサゲ)
桂佐ん吉「道具屋」
桂わかば「うなぎや」(前みたときよりも面白くなってた!)
桂雀松「口入屋」(三代目文之助襲名直前)
中入り
桂出丸「寄合酒」
桂千朝「鹿政談」
乙画廊で、c335p001ペン画展「うつしもの」を見てきた。
今回は、ペン画と、対になる鉛筆画の作品が展示されていた。
優美な屍体のような目に見えぬ切断面が感じとれるペン画に対して、同じテーマの鉛筆画では、絵が渾然としていて、それぞれの面白さが味わえた。
僕が画廊に到着するちょっと前に、ウサギ先生も来ていたようだった。
http://oto-gallery.no-blog.jp/otoblog/2013/09/c355p001_exhibi.html
CASに行って、「荒木みどりM⇔mヨシダミノル展」を見てきた。
シンセサイザージャケットが真ん中にどーんと置いてあり、壁にはブラックライトで怪しげに光る立体作品たちが。
これはやはり、オープニングパフォーマンスか、最終日の「現代家族」パフォーマンスを見たいところだが、オープニングは見逃し、最終日は「10minutes」の日だ。抜けて見に来ようかな。
http://cas.or.jp/2013/ARAKI_YOSHIDA/index.html
HEP HALLに行って、池田修三展「センチメンタルの青い旗」を見てきた。
池田修三は、秋田の版画家で、2004年に82歳で亡くなっている。
子どもの情景を主に描いた作風は、懐かしい児童画を思わせるもので、本展示では1958年の作品もあったが、1970年代、80年代、90年代、と近作が多数展示してあった。1990年代に、こんな子どもが実在したのか?と思わせるほど、50年代の作品と変わらぬ児童の世界を描いていた。これは、池田修三の世界が不変である所以であることは言うまでもないが、それ以上に、子どもの永遠性を物語るものだろう、と感じた。
今も昔も、子どもは何も変わっていない。大人が子どもを見る目が変わるだけなのだ。http://www.hephall.com/26540/
「絵本の国の赤ずきん」展@国際児童文学館~ジャンルイジ・ゴッジ教授講演「最後のディドロと政治的雄弁」@京大人文研~「映画をめぐる美術 マルセル・ブロータースから始める」@京都国立近代美術館
2013年9月27日 芸術
国際児童文学館で「グリム童話出版200周年記念 絵本の国の赤ずきん」展を見てきた。
古今東西の赤ずきんが展示されていた。
ギュスターヴ・ドレの赤ずきん、ディック=ブルーナの赤ずきん、アフリカの赤ずきん『かわいいサルマ』、サラ・ムーンの写真による赤ずきん、はては『赤ずきんチャチャ』まで。
最近の展覧会によく見られる投票もあって、展示から「赤ずきん」のナンバー1は、湯村タラの赤ずきん、「おおかみ」のナンバー1は片山健のおおかみに1票投じてきた。
http://www.library.pref.osaka.jp/central/jibunkan/akazukin.html
午後3時から、京都大学人文科学研究所セミナー室2に行って、ドニ・ディドロ生誕三百周年記念講演会「最後のディドロと政治的雄弁」を聞いてきた。講演はピサ大学のジャンルイジ・ゴッジ教授。
講演はフランス語だったが、日本語の原稿翻訳(川村文重)と、随時要約(王寺賢太)があったため、なんとか論旨を追うことができた。
以下、川村さんの翻訳原稿をもとに、講演内容のメモ。
1.雄弁の選択
(プラトンからホッブズ、ロックにいたる哲学者たちは、雄弁術に依拠することを退けてきた。だが、ディドロは、雄弁に、共和主義を生み出す革命的な性格を見いだし、評価する)
2.老いたアイソンを切り刻んで若返らせるメデイアのイメージ-ホッブズへの異議申し立てと、雄弁の名誉回復
(ディドロはホッブズの『市民論』の立場の転倒として雄弁を依拠。国家の平和は臣民の服従と政治的不活性によって成り立つ。自由の行使である雄弁は国家の病=ホッブズ。雄弁は君主の絶対権力に対する抵抗の一形態。古代共和制の騒擾に満ちた生活を理想化=ディドロ)
3.雄弁が重要な役割を果たし、ディドロが特に関心を寄せた1760年代から1770年代までの政治的出来事
*第一の出来事
(ウィルクスと自由の運動。ディドロはウィルクスの雄弁を肯定的に評価)
*第二の出来事
(ジョン・ディキンソンの「ペンシルヴァニアの一農夫から英国植民地居住者への手紙」ディドロは書評のなかでディキンソンの正真正銘の雄弁に着目)
*Rencontre entre Benjamin Rush et Diderot:Hobbs en question?(割愛)
4.共和主義の雄弁と政治思想のふたつのパラダイム
(デマゴーグの雄弁を非難するホッブズの転倒として、ディドロは雄弁の共和主義的性格を強調。ディドロが参照したのは古代の共和国で実践されていた雄弁であり、イギリスの共和主義的統治体制だった)
5.雄弁と公共空間の再塑像
(ディドロが雄弁に訴えることで素描し、造形してみせた公共空間は騒擾で喧騒や声に満ちている)
結論において、アンシャンレジームの「沈黙」に対する「騒擾」を評価するディドロの立場は、叛逆的かつ転覆的性格を帯びることになった、と、「音響」的観念でしめくくっているのが、興味深い。
講演は午後5時に終わり、休憩をはさんで質疑応答、討論に入るプログラムだったが、マルセル・ブロータスに行くため、講演のみで離脱。
http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/zinbun/symposium/講演会「ディドロと政治的雄弁」.htm
京都国立近代美術館で、「映画をめぐる美術 マルセル・ブロータースから始める」を見てきた。
マルセル・ブロータースの「パイプ(ルネ・マグリット)」や「大時計の鍵、クルト・シュヴィッタースに捧げる映画的な詩」などのフィルム作品
シンディ・シャーマンの「アンタイトルド・フィルムスティル」プリント
アナ・トーフの「偽った嘘について」スライド(ジャンヌ・ダルクへの審問と写真)など
アクラム・ザタリのヴィデオ「明日にはすべてうまくいく」
アンリ・サラのヴィデオ「インテルヴィスタ」
ダヤニータ・シンの写真集コラージュ「ファイル・ルーム」
ドミニク・ゴンザレス=フォレステルの「無題(映画について)」は靴を脱いでカーペットにあがり、積んである本を自由に読めるという作品。積んである本は『パノラマ島奇談』や『モレルの発明』などなど。
ピエール・ユイグのヴィデオ、インスタレーション「第三の記憶」は、アル・パチーノ主演の「狼たちの午後」のモデルになった実際の銀行強盗犯が、犯行を再現する。
エリック・ボードレールの「重信房子、メイ、足立正生のアナバシス、そして映像のない27年間」は、8ミリフィルム、ヴィデオ、シルクスクリーン、写真、さらに持ち帰り自由の小冊子。
やなぎみわは、ヴィデオ「グロリア&レオン」
ミン・ウォンの「Filem-Filem-Filem」はポラロイド50点組。
アイザック・ジュリアンはヴィデオ「アフリカの亡霊」など。
田中励起はヴィデオ「オレンジをひとつ手に取りなにも考えずに放り投げてみる」やデジタルプリント「バケツを放置し次の日の夜に取りに行く」など。
また、クルト・シュヴィッターズの作品や、アンドレ・ブルトンやマックス・エルンストの本などの展示もあった。
映像作品がほとんどなので、全部見るには半日を要しただろうが、なんとか1時間半でひととおりまわった。もう1回行くべきかも。
今日は、特別に上映プログラムもあり、ドミニク・ゴンザレス=フォルステルの作品5本が上映された。
1.「最初から De Novo」(ヴェニス・ビエンナーレの過去作品を振り返りながら、創作の苦悩を語る)
2.「ノーリターン」(2058年ロンドン大洪水で巨大シェルターに集まった子どもたち、という設定で、前衛的な映像と音楽がスクリーンに映される会場で、子どもたちが好き勝手に遊びまくり、最後には眠りにつく。音楽はアート・リンゼイ)
3.「ロミリー」(「ノーリターン」での少女ロミリー中心映像。「オズの魔法使い」になぞらえたナレーションがつく)
4.「Belle comme le jour」(ブニュエルの「昼顔」には、その後日談マノエル・ド・オリヴェイラの「夜顔」があるが、この作品は、「昼顔ビギニング」)
5.「アトミックパーク」(原爆実験の映像にマリリン・モンローの叫び声)
ドミニク・ゴンザレス=フォルステルは、今月はじめにも映画に関連したパフォーマンスを見たところだが、1本目の映像とか見て再確認したけど、かなり饒舌。
http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2013/399.html
古今東西の赤ずきんが展示されていた。
ギュスターヴ・ドレの赤ずきん、ディック=ブルーナの赤ずきん、アフリカの赤ずきん『かわいいサルマ』、サラ・ムーンの写真による赤ずきん、はては『赤ずきんチャチャ』まで。
最近の展覧会によく見られる投票もあって、展示から「赤ずきん」のナンバー1は、湯村タラの赤ずきん、「おおかみ」のナンバー1は片山健のおおかみに1票投じてきた。
http://www.library.pref.osaka.jp/central/jibunkan/akazukin.html
午後3時から、京都大学人文科学研究所セミナー室2に行って、ドニ・ディドロ生誕三百周年記念講演会「最後のディドロと政治的雄弁」を聞いてきた。講演はピサ大学のジャンルイジ・ゴッジ教授。
講演はフランス語だったが、日本語の原稿翻訳(川村文重)と、随時要約(王寺賢太)があったため、なんとか論旨を追うことができた。
以下、川村さんの翻訳原稿をもとに、講演内容のメモ。
1.雄弁の選択
(プラトンからホッブズ、ロックにいたる哲学者たちは、雄弁術に依拠することを退けてきた。だが、ディドロは、雄弁に、共和主義を生み出す革命的な性格を見いだし、評価する)
2.老いたアイソンを切り刻んで若返らせるメデイアのイメージ-ホッブズへの異議申し立てと、雄弁の名誉回復
(ディドロはホッブズの『市民論』の立場の転倒として雄弁を依拠。国家の平和は臣民の服従と政治的不活性によって成り立つ。自由の行使である雄弁は国家の病=ホッブズ。雄弁は君主の絶対権力に対する抵抗の一形態。古代共和制の騒擾に満ちた生活を理想化=ディドロ)
3.雄弁が重要な役割を果たし、ディドロが特に関心を寄せた1760年代から1770年代までの政治的出来事
*第一の出来事
(ウィルクスと自由の運動。ディドロはウィルクスの雄弁を肯定的に評価)
*第二の出来事
(ジョン・ディキンソンの「ペンシルヴァニアの一農夫から英国植民地居住者への手紙」ディドロは書評のなかでディキンソンの正真正銘の雄弁に着目)
*Rencontre entre Benjamin Rush et Diderot:Hobbs en question?(割愛)
4.共和主義の雄弁と政治思想のふたつのパラダイム
(デマゴーグの雄弁を非難するホッブズの転倒として、ディドロは雄弁の共和主義的性格を強調。ディドロが参照したのは古代の共和国で実践されていた雄弁であり、イギリスの共和主義的統治体制だった)
5.雄弁と公共空間の再塑像
(ディドロが雄弁に訴えることで素描し、造形してみせた公共空間は騒擾で喧騒や声に満ちている)
結論において、アンシャンレジームの「沈黙」に対する「騒擾」を評価するディドロの立場は、叛逆的かつ転覆的性格を帯びることになった、と、「音響」的観念でしめくくっているのが、興味深い。
講演は午後5時に終わり、休憩をはさんで質疑応答、討論に入るプログラムだったが、マルセル・ブロータスに行くため、講演のみで離脱。
http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/zinbun/symposium/講演会「ディドロと政治的雄弁」.htm
京都国立近代美術館で、「映画をめぐる美術 マルセル・ブロータースから始める」を見てきた。
マルセル・ブロータースの「パイプ(ルネ・マグリット)」や「大時計の鍵、クルト・シュヴィッタースに捧げる映画的な詩」などのフィルム作品
シンディ・シャーマンの「アンタイトルド・フィルムスティル」プリント
アナ・トーフの「偽った嘘について」スライド(ジャンヌ・ダルクへの審問と写真)など
アクラム・ザタリのヴィデオ「明日にはすべてうまくいく」
アンリ・サラのヴィデオ「インテルヴィスタ」
ダヤニータ・シンの写真集コラージュ「ファイル・ルーム」
ドミニク・ゴンザレス=フォレステルの「無題(映画について)」は靴を脱いでカーペットにあがり、積んである本を自由に読めるという作品。積んである本は『パノラマ島奇談』や『モレルの発明』などなど。
ピエール・ユイグのヴィデオ、インスタレーション「第三の記憶」は、アル・パチーノ主演の「狼たちの午後」のモデルになった実際の銀行強盗犯が、犯行を再現する。
エリック・ボードレールの「重信房子、メイ、足立正生のアナバシス、そして映像のない27年間」は、8ミリフィルム、ヴィデオ、シルクスクリーン、写真、さらに持ち帰り自由の小冊子。
やなぎみわは、ヴィデオ「グロリア&レオン」
ミン・ウォンの「Filem-Filem-Filem」はポラロイド50点組。
アイザック・ジュリアンはヴィデオ「アフリカの亡霊」など。
田中励起はヴィデオ「オレンジをひとつ手に取りなにも考えずに放り投げてみる」やデジタルプリント「バケツを放置し次の日の夜に取りに行く」など。
また、クルト・シュヴィッターズの作品や、アンドレ・ブルトンやマックス・エルンストの本などの展示もあった。
映像作品がほとんどなので、全部見るには半日を要しただろうが、なんとか1時間半でひととおりまわった。もう1回行くべきかも。
今日は、特別に上映プログラムもあり、ドミニク・ゴンザレス=フォルステルの作品5本が上映された。
1.「最初から De Novo」(ヴェニス・ビエンナーレの過去作品を振り返りながら、創作の苦悩を語る)
2.「ノーリターン」(2058年ロンドン大洪水で巨大シェルターに集まった子どもたち、という設定で、前衛的な映像と音楽がスクリーンに映される会場で、子どもたちが好き勝手に遊びまくり、最後には眠りにつく。音楽はアート・リンゼイ)
3.「ロミリー」(「ノーリターン」での少女ロミリー中心映像。「オズの魔法使い」になぞらえたナレーションがつく)
4.「Belle comme le jour」(ブニュエルの「昼顔」には、その後日談マノエル・ド・オリヴェイラの「夜顔」があるが、この作品は、「昼顔ビギニング」)
5.「アトミックパーク」(原爆実験の映像にマリリン・モンローの叫び声)
ドミニク・ゴンザレス=フォルステルは、今月はじめにも映画に関連したパフォーマンスを見たところだが、1本目の映像とか見て再確認したけど、かなり饒舌。
http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2013/399.html
国立国際美術館で、「フランス国立クリュニー中世美術館所蔵《貴婦人と一角獣》展」を見てきた。音声ガイドもつけて。
貴婦人と侍女、一角獣と獅子が、千花文様(ミルフルール)の地の上に描かれている、6枚のタピスリー。
6枚のタピスリーは、それぞれ人間の五感(触覚、味覚、嗅覚、聴覚、視覚)と、6番目の「第六感」をあらわしているとも言われているが、まだまだ解釈の余地があるようだった。
ミルフルールの中には、ウサギや犬などの動物たちやいろんな植物がちりばめられている。
本展覧会は、この6枚のタピスリーがメインディッシュで、あとの展示作品はこのタピスリーを考えるための註釈のようなものだった。
中世は謎だらけで、面白い!
http://www.nmao.go.jp/exhibition/index.html
また、「コレクション2 戦後の彫刻:素材という観点から」もひとわたり見た。なんだかんだ言って、ヘンリー・ムアとか貫禄の存在感。
http://www.lady-unicorn.jp/index.html
天満橋の常盤漢方薬局ビルで、第100回常盤寄席。
毎月開催して、ついに、100回を迎えたもの。
常盤寄席には何度か来たことがあるが、100回めと知らずに来た。
林家染吉「御公家女房」(延陽伯と同趣向の内容)
笑福亭智之介「寝床」(殺人浄瑠璃を聞かされる噺)
内海英華「女道楽」(愛宕山、かんかんのう、都都逸など。本日の目玉!)
林家染太「電話の散財」(創作落語っぽいタイトルだけど、古典。混線したときの「話中!」の呼びかけが伏線)
第100回なのでスペシャルゲストとして内海英華を招いたが、呼ぶ決め手になったのは、家が近い、というところだった、と言ってた。家から歩いて333歩のところに常盤漢方ビルがある、とか。
貴婦人と侍女、一角獣と獅子が、千花文様(ミルフルール)の地の上に描かれている、6枚のタピスリー。
6枚のタピスリーは、それぞれ人間の五感(触覚、味覚、嗅覚、聴覚、視覚)と、6番目の「第六感」をあらわしているとも言われているが、まだまだ解釈の余地があるようだった。
ミルフルールの中には、ウサギや犬などの動物たちやいろんな植物がちりばめられている。
本展覧会は、この6枚のタピスリーがメインディッシュで、あとの展示作品はこのタピスリーを考えるための註釈のようなものだった。
中世は謎だらけで、面白い!
http://www.nmao.go.jp/exhibition/index.html
また、「コレクション2 戦後の彫刻:素材という観点から」もひとわたり見た。なんだかんだ言って、ヘンリー・ムアとか貫禄の存在感。
http://www.lady-unicorn.jp/index.html
天満橋の常盤漢方薬局ビルで、第100回常盤寄席。
毎月開催して、ついに、100回を迎えたもの。
常盤寄席には何度か来たことがあるが、100回めと知らずに来た。
林家染吉「御公家女房」(延陽伯と同趣向の内容)
笑福亭智之介「寝床」(殺人浄瑠璃を聞かされる噺)
内海英華「女道楽」(愛宕山、かんかんのう、都都逸など。本日の目玉!)
林家染太「電話の散財」(創作落語っぽいタイトルだけど、古典。混線したときの「話中!」の呼びかけが伏線)
第100回なのでスペシャルゲストとして内海英華を招いたが、呼ぶ決め手になったのは、家が近い、というところだった、と言ってた。家から歩いて333歩のところに常盤漢方ビルがある、とか。
後藤友香「コレンクションさん」展@トランスポップギャラリー~くりかまき@タワーレコード京都~京都国際現代芸術祭のオープンリサーチプログラム、ドミニク・ゴンザレス=フォルステル@京都文化博物館別館ホール
2013年9月6日 芸術
京都・出町柳のトランスポップギャラリーで、後藤友香「コレクションさん」展を見てきた。
絵本の原画なども展示されていたが、注目は、手書き文字で手作りされたコピー本。
こういう、手作りの感じって、大好物なのに、値段もきかずに買わずに出てしまったのが、悔やまれる!7日に京都行くからついでに寄って、そのときに買おう、と思ってたけど、京都行かずに尼崎に行ってたので、ちょっと足を伸ばせなかった。誰かもう買ってしまったかな。うう。
http://www.trancepop.jp/
タワーレコード京都に行って、くりかまきのインストアライブを見てきた。
くりか&まきの2人組。
1.HELLO!!
2.森のくまさん
3.アナログマガール
まきの誕生日を祝って、ハッピーバースデイを歌う。
くりかまきは、京都アイドルシティフェスタのメインステージで見て、面白いな、と思っていたが、つい最近、ドラヒップを見て、「あれ?くりかまき?」と思ったので、注目度がアップしていたのだ。
実際に、またくりかまきを見てみたら、ドラヒップとは根本から違うものだった。
どっちも好き!
京都文化博物館別館ホールに行って、京都国際現代芸術祭のオープンリサーチプログラム、ドミニク・ゴンザレス=フォルステルのパフォーマンスを見てきた。
作家に話を聞くトークイベントなのかな、と思ってたら、それは罠で、最初から最後までパフォーマンスだった。
ビビアン・リー扮するスカーレット・オハラになりきったドミニクが登場し、キーボードに打ち込んだ文章がスクリーンに大きく映し出される。
音楽が「風と共に去りぬ」~ソニック・ユース~オペラ「嵐が丘」~レスリー・ワイナーへと移るにつれて、ドミニクは、映画のせりふや、歌詞などの文字を打ち込む。
後半は、スクリーンの前におりてきて、キャラクターに扮することなどについて、休みなく語り続ける。
そして、突然話をうちきって、沈黙が続いたあと、スカーレット・オハラの衣装のまま優美に退場するのだ。
不意打ちのパフォーマンスで約1時間、夢のような時間だった。
http://www.parasophia.jp/events/a/dominique-gonzalez-foerster/
絵本の原画なども展示されていたが、注目は、手書き文字で手作りされたコピー本。
こういう、手作りの感じって、大好物なのに、値段もきかずに買わずに出てしまったのが、悔やまれる!7日に京都行くからついでに寄って、そのときに買おう、と思ってたけど、京都行かずに尼崎に行ってたので、ちょっと足を伸ばせなかった。誰かもう買ってしまったかな。うう。
http://www.trancepop.jp/
タワーレコード京都に行って、くりかまきのインストアライブを見てきた。
くりか&まきの2人組。
1.HELLO!!
2.森のくまさん
3.アナログマガール
まきの誕生日を祝って、ハッピーバースデイを歌う。
くりかまきは、京都アイドルシティフェスタのメインステージで見て、面白いな、と思っていたが、つい最近、ドラヒップを見て、「あれ?くりかまき?」と思ったので、注目度がアップしていたのだ。
実際に、またくりかまきを見てみたら、ドラヒップとは根本から違うものだった。
どっちも好き!
京都文化博物館別館ホールに行って、京都国際現代芸術祭のオープンリサーチプログラム、ドミニク・ゴンザレス=フォルステルのパフォーマンスを見てきた。
作家に話を聞くトークイベントなのかな、と思ってたら、それは罠で、最初から最後までパフォーマンスだった。
ビビアン・リー扮するスカーレット・オハラになりきったドミニクが登場し、キーボードに打ち込んだ文章がスクリーンに大きく映し出される。
音楽が「風と共に去りぬ」~ソニック・ユース~オペラ「嵐が丘」~レスリー・ワイナーへと移るにつれて、ドミニクは、映画のせりふや、歌詞などの文字を打ち込む。
後半は、スクリーンの前におりてきて、キャラクターに扮することなどについて、休みなく語り続ける。
そして、突然話をうちきって、沈黙が続いたあと、スカーレット・オハラの衣装のまま優美に退場するのだ。
不意打ちのパフォーマンスで約1時間、夢のような時間だった。
http://www.parasophia.jp/events/a/dominique-gonzalez-foerster/
海遊館となりの、大阪文化館(以前は美術館だった)に行って、「体感妖怪アドベンチャー・GeGeGe水木しげるの妖怪楽園」を見てきた。
気配の部屋
日本の妖怪たち
妖怪屋敷
妖怪の森
水木しげるの冥界ワールドツアー
妖怪ひろば
妖怪百貨店
人が立ったり、通ったりすることで、妖怪たちが、大声あげたり、動いたり、光ったり。
「のんのんばあの妖怪ツアー(オーディオガイド)」を聞きながら、ゆっくりと回った。
朝から見に行ったので、最終日だったが、すごく混雑しているわけではなかった。
あたりまえだけど、家族連れとカップルばっかり。
外に出たら、雷と大雨。
http://www.asahi.com/event/gegege/
新番組「Salon the Art Room」出演。
9月1日(日曜)14:00~16:00(予定)。
USTREAMから配信
保山ひャン、安斎レオ、中沢健、秋山衣梨佳、仲村コニー、大阪ひとみ、杉下淳生。
今回は、
ブック・レビュー(僕は『マクナイーマ』を紹介)
ミュージック・レビュー(ファジーファンクションの杉下淳生さん)
アイドル・レビュー(秋山衣梨佳ちゃん)
川柳モンパルナス(川柳マガジン発行人の松岡恭子さんをお招きして、川柳の解説と、実作。お題は「アイドル」「声優」「まどマギ」「雨」「秋」。秋山衣梨佳、仲村コニー、大阪ひとみの3人の川柳アイドルによる実作。僕も試しにいくつか作ってみた。)
パフォーマンス・レビュー(中沢健さん)
大阪ひとみ誕生祝い
終了後は反省会。
視聴者からのコメントをひろいあげるシステム作りとか。
Salon the Art Room 年内の放送は、10月27日、11月10日、12月1日、すべて日曜。14:00~16:00
出演/保山ひャン、安斎レオ、ジャン=ポール高橋、秋山衣梨佳、仲村コニー、大阪ひとみ/毎回ゲストが登場。
http://www.ustream.tv/channel/salontheartroom
気配の部屋
日本の妖怪たち
妖怪屋敷
妖怪の森
水木しげるの冥界ワールドツアー
妖怪ひろば
妖怪百貨店
人が立ったり、通ったりすることで、妖怪たちが、大声あげたり、動いたり、光ったり。
「のんのんばあの妖怪ツアー(オーディオガイド)」を聞きながら、ゆっくりと回った。
朝から見に行ったので、最終日だったが、すごく混雑しているわけではなかった。
あたりまえだけど、家族連れとカップルばっかり。
外に出たら、雷と大雨。
http://www.asahi.com/event/gegege/
新番組「Salon the Art Room」出演。
9月1日(日曜)14:00~16:00(予定)。
USTREAMから配信
保山ひャン、安斎レオ、中沢健、秋山衣梨佳、仲村コニー、大阪ひとみ、杉下淳生。
今回は、
ブック・レビュー(僕は『マクナイーマ』を紹介)
ミュージック・レビュー(ファジーファンクションの杉下淳生さん)
アイドル・レビュー(秋山衣梨佳ちゃん)
川柳モンパルナス(川柳マガジン発行人の松岡恭子さんをお招きして、川柳の解説と、実作。お題は「アイドル」「声優」「まどマギ」「雨」「秋」。秋山衣梨佳、仲村コニー、大阪ひとみの3人の川柳アイドルによる実作。僕も試しにいくつか作ってみた。)
パフォーマンス・レビュー(中沢健さん)
大阪ひとみ誕生祝い
終了後は反省会。
視聴者からのコメントをひろいあげるシステム作りとか。
Salon the Art Room 年内の放送は、10月27日、11月10日、12月1日、すべて日曜。14:00~16:00
出演/保山ひャン、安斎レオ、ジャン=ポール高橋、秋山衣梨佳、仲村コニー、大阪ひとみ/毎回ゲストが登場。
http://www.ustream.tv/channel/salontheartroom
明和電機@阪急うめだ~リルチル、NANA@時空の広場、ルーズソックス
2013年8月4日 芸術
うめだ阪急百貨店に行って、國府理×明和電機トークショー、明和電機パフォーマンスを見てきた。
パフォーマンスは、スーツケース音源とマグネバス、ピアメカ、オタマトーンDXを使い、「君をのせて」「愛唱歌」「社歌」を披露。あいかわらず、面白い!
http://www.rokkosan.com/art2013/event/20130719_5294/
大阪ステーションシティ時空の広場ステージで、
ESSEアカデミーのリルチル、NANAのライブを見た。
明和電機パフォーマンス後、土佐社長に挨拶して駆けつけたが、まあ、ほとんど見逃してない、と思う。
見たところから。
リルチル
ツヨクツヨク、ボディ&ソウル
NANA
フッフー、キャンディ☆マシンにのって
リルチル&NANA
キスキスバンバン
ESSEアカデミーのアイドル力の高さは、特筆すべきものがある。歌やダンスをおろそかにしていないのが、好印象。
http://osakastationcity.com/funfanfesta/
今関あきよし監督の「ルーズソックス」見た!
1時間の長さの短編映画、という味わい。
今関監督らしさ、というか、こういう映画は今関監督にしか作れない、と思わせる世界。
万引き少女と、ピアス少年店員の追いかけっこが、あるときはゾンビ映画のように、あるときはアクション映画のように、あるときはコメディ映画のように、あるときは恋愛映画のように描かれる。
素晴らしい!
パフォーマンスは、スーツケース音源とマグネバス、ピアメカ、オタマトーンDXを使い、「君をのせて」「愛唱歌」「社歌」を披露。あいかわらず、面白い!
http://www.rokkosan.com/art2013/event/20130719_5294/
大阪ステーションシティ時空の広場ステージで、
ESSEアカデミーのリルチル、NANAのライブを見た。
明和電機パフォーマンス後、土佐社長に挨拶して駆けつけたが、まあ、ほとんど見逃してない、と思う。
見たところから。
リルチル
ツヨクツヨク、ボディ&ソウル
NANA
フッフー、キャンディ☆マシンにのって
リルチル&NANA
キスキスバンバン
ESSEアカデミーのアイドル力の高さは、特筆すべきものがある。歌やダンスをおろそかにしていないのが、好印象。
http://osakastationcity.com/funfanfesta/
今関あきよし監督の「ルーズソックス」見た!
1時間の長さの短編映画、という味わい。
今関監督らしさ、というか、こういう映画は今関監督にしか作れない、と思わせる世界。
万引き少女と、ピアス少年店員の追いかけっこが、あるときはゾンビ映画のように、あるときはアクション映画のように、あるときはコメディ映画のように、あるときは恋愛映画のように描かれる。
素晴らしい!
日本橋のアートスペース亜蛮人に行って、
元P科卒 雅⇔幸 作品展
せきおイラスト作品展「アンデルセン童話によせて」
日本人形と日本的写真
童話をモチーフにした童話的イラストレーション
とくにレトロ色を前面におしだした展示ではないのに、義務教育時代の自分にタイムスリップした気分。
世間では夏休みだ、ということも影響したのか。
この展覧会のあと、8月23日まで、亜蛮人も夏休みに入るらしい。
http://www.aband.jp/exhibition.html
元P科卒 雅⇔幸 作品展
せきおイラスト作品展「アンデルセン童話によせて」
日本人形と日本的写真
童話をモチーフにした童話的イラストレーション
とくにレトロ色を前面におしだした展示ではないのに、義務教育時代の自分にタイムスリップした気分。
世間では夏休みだ、ということも影響したのか。
この展覧会のあと、8月23日まで、亜蛮人も夏休みに入るらしい。
http://www.aband.jp/exhibition.html
佐々木マキ見本帖@滋賀県立近代美術館~電子音楽におけるノイズ@MEDIA SHOP
2013年7月27日 芸術
滋賀県立近代美術館に行って、佐々木マキ見本帖を見てきた。
昨年、行方不明だった原画が発見されたばかりの絵本『くったのんだわらった』(1977年)の原画も展示してあった。ずっとしまわれていたおかげで褪色しておらず、鮮やかな色!
スペシャル対談では、めったに人前に出てこなかったはずの佐々木マキさんが、まるで独演会のようにしゃべるしゃべる。(これも非常に珍しいことのようだ)
佐々木マキさんがこの展覧会のために作った映像では、「佐々木マキ」の名前の由来について語っていた。レジスタンス小説に出てきた「マキ団」が由来のひとつらしい。何の小説だろう?
近ければ、何度でも足を運んだろうに!ああ!
http://www.shiga-kinbi.jp/?p=17098
京都のMEDIA SHOP行って、「電子音楽におけるノイズ」聞いてきた。
ピエール・シェフェール、リュック・フェラーリ、リゲティ、クセナキス、ケージ、インキャパシタンツ、湯浅譲二などなど。
川崎弘二さんによる概説
檜垣智也さんによる「録音再生技術によるノイズの発見」
有馬純寿さんによる「音がノイズとなる条件」
ヒントもいっぱいもらったかな。
http://koji.music.coocan.jp/ems.html
昨年、行方不明だった原画が発見されたばかりの絵本『くったのんだわらった』(1977年)の原画も展示してあった。ずっとしまわれていたおかげで褪色しておらず、鮮やかな色!
スペシャル対談では、めったに人前に出てこなかったはずの佐々木マキさんが、まるで独演会のようにしゃべるしゃべる。(これも非常に珍しいことのようだ)
佐々木マキさんがこの展覧会のために作った映像では、「佐々木マキ」の名前の由来について語っていた。レジスタンス小説に出てきた「マキ団」が由来のひとつらしい。何の小説だろう?
近ければ、何度でも足を運んだろうに!ああ!
http://www.shiga-kinbi.jp/?p=17098
京都のMEDIA SHOP行って、「電子音楽におけるノイズ」聞いてきた。
ピエール・シェフェール、リュック・フェラーリ、リゲティ、クセナキス、ケージ、インキャパシタンツ、湯浅譲二などなど。
川崎弘二さんによる概説
檜垣智也さんによる「録音再生技術によるノイズの発見」
有馬純寿さんによる「音がノイズとなる条件」
ヒントもいっぱいもらったかな。
http://koji.music.coocan.jp/ems.html
心斎橋アセンス美術で、「アトリエ インカーブ オールスターズ」を見てきた。最終日のすべりこみ!
アトリエインカーブとは、
「社会福祉法人素王会のアートスタジオとして2002年に設立。知的に障がいのある現代アーティストたちの創作活動の環境を整え、彼らが作家として独立することを支援している。現在28名のアーティストが所属」
いやはや、面白い作品ばっかりで堪能した。カラフルな帽子作品もあったが、ぜひともかぶりたい、と感じた。
http://www.athens.co.jp/gallery/event/1306_atelierincurve/index.html
大丸心斎橋店に行って、「水木しげる複製原画展」を見た。
水木しげる漫画大全集の刊行記念の展覧会なせいか、6月に刊行された巻に収録されている「忍法秘話」の複製原画などが展示してあった。
鬼太郎神社もあり、また、9階の子供服売り場で5250円以上買い物をすると応募用紙がもらえ、お化けのポストに入れておくと、抽選で「水木しげるの妖怪楽園」のチケットがもらえるそうな。
この複製原画展のすぐ向かいには、椅子があって、買い物に疲れたお年寄りなどが坐ってうたたねなどしていた。それ込みで、なんだか水木しげるワールド。http://www.daimaru.co.jp/shinsaibashi/topics/2013072315126.html
アトリエインカーブとは、
「社会福祉法人素王会のアートスタジオとして2002年に設立。知的に障がいのある現代アーティストたちの創作活動の環境を整え、彼らが作家として独立することを支援している。現在28名のアーティストが所属」
いやはや、面白い作品ばっかりで堪能した。カラフルな帽子作品もあったが、ぜひともかぶりたい、と感じた。
http://www.athens.co.jp/gallery/event/1306_atelierincurve/index.html
大丸心斎橋店に行って、「水木しげる複製原画展」を見た。
水木しげる漫画大全集の刊行記念の展覧会なせいか、6月に刊行された巻に収録されている「忍法秘話」の複製原画などが展示してあった。
鬼太郎神社もあり、また、9階の子供服売り場で5250円以上買い物をすると応募用紙がもらえ、お化けのポストに入れておくと、抽選で「水木しげるの妖怪楽園」のチケットがもらえるそうな。
この複製原画展のすぐ向かいには、椅子があって、買い物に疲れたお年寄りなどが坐ってうたたねなどしていた。それ込みで、なんだか水木しげるワールド。http://www.daimaru.co.jp/shinsaibashi/topics/2013072315126.html
『おかしなジパング図版帖』刊行記念トークショー@スタンダードブックストア
2013年6月28日 芸術
スタンダードブックカフェで、『おかしなジパング図版帖』の刊行記念トークショーを見てきた。
勘違い日本図版を次々と紹介しながら、ツッコんでいく。
面白かった~。
本は主にモンタヌスの本(原書は14万円もするらしい!)の図版を多数掲載しているが、本に収めきれなかった残り2割ほどの図版を全部紹介。さらには、キルヒャー、ニューホフ、ケンペル、マレーなどの勘違い図版の数々、ありえない日本地図の数々などを紹介されていた。
トークショーというより、スライドショーという感じかな。
勘違い日本図版を次々と紹介しながら、ツッコんでいく。
面白かった~。
本は主にモンタヌスの本(原書は14万円もするらしい!)の図版を多数掲載しているが、本に収めきれなかった残り2割ほどの図版を全部紹介。さらには、キルヒャー、ニューホフ、ケンペル、マレーなどの勘違い図版の数々、ありえない日本地図の数々などを紹介されていた。
トークショーというより、スライドショーという感じかな。