柊あおいの『星の瞳のシルエット』を読んだ。全10巻。
沢渡香澄は幼いときに星のかけらをくれた少年を想う内気な少女。
以下、番外篇の『ENGAGE』にあったあらすじによると
「香澄の宝物「星のかけら」をくれた初恋の少年は久住だった。
行き違いになりながらもやがて二人は互いの気持ちを確かめあい結ばれる」
まあ、そういうことだ。
久住はきれいな石を星のかけらだと言ってみたり、天文学部に進学したりする、宇宙好きな少年。
香澄は久住が好きで、本当は両思いのくせに、友人が久住に恋してたりして、身をひこう、存在を消そうとしている。
でも、最後には結ばれて、最後の最後にキスシーンまで。
これを並べると、
クスミは、
コスミックに興味がある。
カスミは、友人の気持を考えて、身を消そうとする。つまり、
ケスミ(消す身)。でも、最後には
キス・ミー
(本当は久住は「くずみ」だけど)
さて、この漫画、読んでいて、じれったいというか、イライラするところが多くて、いかにも女の子が好きそうなドラマだった。
いろんな恋愛関係を並べてみると、こうなる。
沢渡香澄と久住智史
お互いに好き同士。こいつらが普通にくっついておれば、諸々のトラブルは生じなかった。
沢渡香澄と二階堂平助
二階堂の片思い。あっさりふられる。香澄は二階堂がどんな人間なのか知ろうともしない。
白石司と泉沙樹
白石の初恋の相手こそ沙樹だった。しかし沙樹は「あんたなんか頼まれたってつきあうもんですか!」と拒絶。その後、沙樹は白石に恋するが、1回ふっておいて、簡単に相手に振り向いてもらおうとしても無理な話。沙樹はもはや白石からは恋愛対象として見られなくなるが、自業自得というものだ。沙樹の気持に気づいた白石は沙樹にチャンスを与えるが、沙樹は意地をはっていて、素直に告白できない。こんな女は苦しんで死んでしまえばいいと思ってたら、最後に白石とくっついてしまった。甘過ぎる。
白石司と沢渡香澄
白石は香澄に恋している。あんなうじうじした女のどこがいいのか。香澄は白石のことなど眼中になし。
久住智史と森下真理子
真理子が一方的に久住に片思い。でも、香澄がはっきりしないので、久住は真理子とつきあう。香澄は真理子の思いを知り、友情を壊したくなくて、久住に自分の思いを出せないのだ。嫉妬深くて、自己中心的なこんな女とまともにつきあう男の気がしれない。それに、こんな大馬鹿女との友情を大切に思うような香澄の輪をかけたバカさにもあきれる。
森下真理子と日野くん
日野くんが一方的に片思い。真理子も最後には日野のよさを認めるが、はっきり言って、あんなバカ女にはもったいない、いい奴である。
日野くんの名前は何でしょう。日野ヒデシ君?日野マコト君?日野ジドウシャ君?
こたえ:日野誠。これホント!
吉祥寺啓子と久住智史
おケイは思ったことをそのまま実行するストレートな女で久住を狙っている。久住はおケイなど問題外だが、香澄よりもいい女だ。気づけ!久住!
ああ、もうじれったい。
何か重要なことを言おうとしたときに必ず邪魔が入るシチュエーションの繰り返しとか、自分の気持ちを素直に出せない人々とか。この漫画読んでたら、感情を素直に出す方が悪者のように見えてくる。
あれだけウジウジしていた愚かな香澄が、番外篇では久住との遠距離恋愛をこなしているが、いったいどんな精神修養をしたというのか。遠距離恋愛は精神的に強くないと不可能なわざだ。香澄には不可能なはずだ。
女の子たちはこの物語をどんな気持ちで読んでいたのか、とても興味がある。
そう考えてタイトルを見てみると「星の瞳のシルエット」って、すごく遠回りで直接的じゃないことをあらわしているように思えてきた。
それと、『耳をすませば』の主人公が「月島雫」だったので、きらりんレボリューションの「月島きらり」みたいだな、と思ってたら、この『星の瞳のシルエット』の主人公の1人が「久住」。モーニング娘。の久住小春つながりは暗合として何かを示しているかのようだ。
沢渡香澄は幼いときに星のかけらをくれた少年を想う内気な少女。
以下、番外篇の『ENGAGE』にあったあらすじによると
「香澄の宝物「星のかけら」をくれた初恋の少年は久住だった。
行き違いになりながらもやがて二人は互いの気持ちを確かめあい結ばれる」
まあ、そういうことだ。
久住はきれいな石を星のかけらだと言ってみたり、天文学部に進学したりする、宇宙好きな少年。
香澄は久住が好きで、本当は両思いのくせに、友人が久住に恋してたりして、身をひこう、存在を消そうとしている。
でも、最後には結ばれて、最後の最後にキスシーンまで。
これを並べると、
クスミは、
コスミックに興味がある。
カスミは、友人の気持を考えて、身を消そうとする。つまり、
ケスミ(消す身)。でも、最後には
キス・ミー
(本当は久住は「くずみ」だけど)
さて、この漫画、読んでいて、じれったいというか、イライラするところが多くて、いかにも女の子が好きそうなドラマだった。
いろんな恋愛関係を並べてみると、こうなる。
沢渡香澄と久住智史
お互いに好き同士。こいつらが普通にくっついておれば、諸々のトラブルは生じなかった。
沢渡香澄と二階堂平助
二階堂の片思い。あっさりふられる。香澄は二階堂がどんな人間なのか知ろうともしない。
白石司と泉沙樹
白石の初恋の相手こそ沙樹だった。しかし沙樹は「あんたなんか頼まれたってつきあうもんですか!」と拒絶。その後、沙樹は白石に恋するが、1回ふっておいて、簡単に相手に振り向いてもらおうとしても無理な話。沙樹はもはや白石からは恋愛対象として見られなくなるが、自業自得というものだ。沙樹の気持に気づいた白石は沙樹にチャンスを与えるが、沙樹は意地をはっていて、素直に告白できない。こんな女は苦しんで死んでしまえばいいと思ってたら、最後に白石とくっついてしまった。甘過ぎる。
白石司と沢渡香澄
白石は香澄に恋している。あんなうじうじした女のどこがいいのか。香澄は白石のことなど眼中になし。
久住智史と森下真理子
真理子が一方的に久住に片思い。でも、香澄がはっきりしないので、久住は真理子とつきあう。香澄は真理子の思いを知り、友情を壊したくなくて、久住に自分の思いを出せないのだ。嫉妬深くて、自己中心的なこんな女とまともにつきあう男の気がしれない。それに、こんな大馬鹿女との友情を大切に思うような香澄の輪をかけたバカさにもあきれる。
森下真理子と日野くん
日野くんが一方的に片思い。真理子も最後には日野のよさを認めるが、はっきり言って、あんなバカ女にはもったいない、いい奴である。
日野くんの名前は何でしょう。日野ヒデシ君?日野マコト君?日野ジドウシャ君?
こたえ:日野誠。これホント!
吉祥寺啓子と久住智史
おケイは思ったことをそのまま実行するストレートな女で久住を狙っている。久住はおケイなど問題外だが、香澄よりもいい女だ。気づけ!久住!
ああ、もうじれったい。
何か重要なことを言おうとしたときに必ず邪魔が入るシチュエーションの繰り返しとか、自分の気持ちを素直に出せない人々とか。この漫画読んでたら、感情を素直に出す方が悪者のように見えてくる。
あれだけウジウジしていた愚かな香澄が、番外篇では久住との遠距離恋愛をこなしているが、いったいどんな精神修養をしたというのか。遠距離恋愛は精神的に強くないと不可能なわざだ。香澄には不可能なはずだ。
女の子たちはこの物語をどんな気持ちで読んでいたのか、とても興味がある。
そう考えてタイトルを見てみると「星の瞳のシルエット」って、すごく遠回りで直接的じゃないことをあらわしているように思えてきた。
それと、『耳をすませば』の主人公が「月島雫」だったので、きらりんレボリューションの「月島きらり」みたいだな、と思ってたら、この『星の瞳のシルエット』の主人公の1人が「久住」。モーニング娘。の久住小春つながりは暗合として何かを示しているかのようだ。
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