みうらじゅんの『お悩み祭り ひょっとこ篇』を読んだ。
本書の面白さは、寄せられた悩みの面白さが大半で、その悩みを題材にしてみうらじゅんがエッセイを書いているという体裁。
「兄が『クソッ!』と言うと母は『まあ、お下品な。「うんこさん」と言いなさい』と注意します。『なにくそ』は『なにうんこさん』、『くそったれ』は『うんこさんたれ』だと言うのですが、本当でしょうか。私は将来、玉の輿に乗りたいと思っているので、ぜひ教えてください」
などなど。
逆に、回答が面白いなあ、と思ったのは、次の質問に対するみうらじゅんの発想。
「私は大学生なのですが、あまりにも大学の課題が面白くなく、何の役に立つのか疑問に思えてしまい、全く課題が進みません。どうしたら、課題がサクサク進むようになるのでしょうか?」
悩みの方は、まっとうな質問で、普通だ。
みうらじゅんの回答は「教育とは飲み屋で盛り上がるためのネタなのです」というもの。
共通の話題として、無駄な知識が有効だ、というのだ。
飲み屋でのあるあるネタを仕入れるために学校教育がある、というのは、楽しい視点だ。
解消されることを前提で、悩みを多く思い付くのは、楽しそうだ。
僕は今まで悩みなんて持つ方がおかしい、と思ってたが、悩んでみるのも楽しいかも。
あくまでも、悩み続けるのは無しで。

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